カード紹介:最初の噴火

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最初の噴火(The First Eruption)はカードセット「ドミナリア」に収録されたエンチャント・英雄譚カード。

最初の噴火の解説

最初の噴火(The First Eruption)

データベースGathererより引用

最初の噴火(The First Eruption)はシヴに住む人間の遊牧民「ギトゥ(Ghitu)」が語り伝えるシヴの創世神話を表したカードである。カード名だけでなく、ギトゥの創世神話の名称自体が「最初の噴火(The First Eruption)」である。

神話によると、シヴの島は「炎の卵黄を包んでいる石の殻」を持つという「卵」から孵った。原始世界のドミナリアの熱を浴びて、新たな噴火をするたびに、シヴはその「鱗」を脱皮していった。シヴの住人はシヴの元素から生み出されたという。すなわち、ギトゥは「炎」から、ドラゴンは「大気」から、ヴィーアシーノは「大地」から。1

神話の続きは、シヴの国家間で争いが起こるためにシヴ自身が国々に罰を与え、艱難辛苦を共に乗り越えさせようとしているというものだ。そうした結果、近代のシヴ国家(Shivan Nation)は土地そのものに鍛え上げられたシヴの住人の同盟から生まれたものである。修復時代現在のシヴ国家は、AR4520年にシヴの主要四種族(ドラゴン、ギトゥ、ゴブリン、ヴィーアシーノ)が同盟して誕生したもので、各種族から2名ずつ計8人の長老からなる評議会がシヴ国家を統治している。

カードのイラストはギトゥのタペストリーを表している。遊牧民であるギトゥは重要な物語をこうした巻物に描いて持ち運べるようにしている。

歴史的にはギトゥは、スラン時代にシヴに建造されたマナ掘削施設(Mana Rig)のスラン人の末裔である。しかし、「最初の噴火」神話にはそれを暗示させるような内容は語られていない。



シヴ創世神話の共有

このカードの発想元は実は20年前のカードセット「ウルザズ・サーガ」の燎原の火(Wildfire)のフレイバー・テキストである。

シヴは炎の卵黄を包んでいる石の殻が割れて生まれ出た。
–ヴィーアシーノの神話
引用:燎原の火(Wildfire)のフレイバー・テキスト

ご覧のように元々はギトゥの神話ではなくヴィーアシーノの神話であった。ドミナリアのアートブック「The Art of Magic: The Gathering – Dominaria」によると、数千年にわたる文化的接触を通じて、ヴィーアシーノとギトゥはシヴの起源神話についてほぼ同一の物語を語り伝えるようになった。両種族のシヴ起源神話は、そもそもの成り立ちから異なっていたのにもかかわらずである。

ウルザズ・サーガの1枚のカードのフレイバー・テキストが、20年の時を経て、シヴのヴィーアシーノとギトゥが共有する創世神話持つという設定へと拡張されて、英雄譚カードに採用されるまでに至った、ということになる。

最初の噴火のストーリー

最初の噴火は小説やコミックなどの作品で描かれたものではないが、公式サイトの記事「Dominaria Card of the Day: The First Eruption」書籍「The Art of Magic: The Gathering – Dominariaでその背景が解説されている。記事は以下のリンクで閲覧可能である(英語のみ)。

Dominaria Card of the Day: The First Eruption
Today's preview depicts the legend of a nation's birth.

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「最初の噴火」はカードセット「ドミナリア」に同時収録された「地震断層(Seismic Shift)」のフレイバー・テキストにも登場している。→地震断層(Seismic Shift)

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  1. シヴの元素とは原文では「elements」、炎(fire)・大気(air)・大地(earth)は四大元素のうち水を除いた3つに相当する