ギルドパクト:ティボーとルミア

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ティボーとルミア(Tibor and Lumia)はカードセット「ギルドパクト」収録の伝説のクリーチャー・カード。2人1組で1枚の伝説クリーチャーを表現したカードと言う点が初出時は注目された。

灯争大戦にこの2人が戦場にいた可能性が出てきたので、2人の設定をここでまとめてみた。

ティボーとルミアの解説

Tracing the horizon in a dance of wind and fire.
風と炎を舞いながら、その境界線をたどっている。
引用:ティボーとルミア(Tibor and Lumia)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

ティボーとルミア(Tibor and Lumia)

データベースGathererより引用

ティボーとルミア(Tibor and Lumia)はラヴニカ次元のイゼット団所属の夫婦の大魔導士1である。

最初のラヴニカ・ブロックの小説三部作にはティボーもルミアも出てこないものの、当時の公式記事Ask Wizard2006年2月20日において2人がどういった設定の人物かが明かされている。ではカードの名前順に解説しよう。

ティボー(Tibor)は夫で大気魔法の使い手(カードイラストの左の人物)。カードメカニズム上の青の呪文で飛行するのが彼の領分だ。賢く気高いが空想にふける人物だという。

ルミア(Lumia)は妻で大地魔法の使い手(カードイラストの右の人物)。赤の呪文によってマグマを噴出させて地上の敵を焼き焦がす。気性が荒く過激な性格のようだ。



ティボーとルミアと灯争大戦

このカードが収録された最初のラヴニカ・ブロックの時代設定はZC10000年~10012年頃である。カードセット「灯争大戦」現在がZC10076年2なのでラヴニカの暦で60年以上昔のキャラクターである。存命だとしたらかなり高齢の老人ということになるが…どうやら生き残っていたようなのだ。少なくともティボーは。

小説War of the Spark: Forsakenにおいて、灯争大戦の戦没者としてティボーが出てくるのだ。どういったシーンかというと、ラル・ザレックがイゼット団のギルド員が大勢亡くなったことを思い起こした際に、ラルは個人的に特に数名の名前を挙げている。その内の1人が「ティボー」であった。

老ティボーは灯争大戦で命を落とした。ならばルミアは?残念ながら作中には彼女の名前は出て来はしない。灯争大戦の前にすでに亡くなっていてもおかしくはない年齢ではある。

まあ、小説のティボーが同名の別人の可能性もあるが…それでは夢がない。

  1. 出典の記述は「archmages」表記。MTGでは「大魔導士」と「大魔導師」の2つの訳が混在している。ここでは前者を採用した
  2. ZC10077年の可能性もある