ドミナリア地理:南西ジャムーラの地図作成その1

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唐突ながら今回から南西ジャムーラ地域の地図作成に挑戦してみる。

ドミナリア次元にはジャムーラという途方もなく巨大な大陸があるが、そのほとんどの地域情報があまり知られていない(北西のザルファー、スークアタ、フェメレフを除けば)。特に南西ジャムーラは特定カードセットの舞台になったこともなく、日本語で読める作品や公式記事で紹介されたこともほぼない地域だ。

私は個人的な趣味として南西ジャムーラを舞台にしたレジェンドサイクル1小説三部作(Johan、Jadit、Hazezon)を調査したので、収集した情報を基に地図をかなり正確に埋められそうだと思いついたのだ。

地図作成のベースと情報源

  • 地図作成のベースには、小説Johan付属の地図(AR34-35世紀頃)を使用する。
  • ジャムーラ南西部の情報はレジェンドサイクル1小説三部作(Johan、Jadit、Hazezon 時代はAR34-35世紀頃)に集中しているのでこれから情報を拾っていく。
  • 現在ドミナリア地図(AR4560年)と公式ポッドキャストには有用な地理情報がある。



小説Johan付属地図

まずは付属地図から手をつけてみよう。ヴォーソスには知られた間違いだらけの地図だ。

小説Johan付属地図

この地図は明らかにおかしい。全ての文字と地名を表す丸印が左斜め上に全部ずれて印刷されているのだ。地名も「Efrava」が誤植されて「Efavra」になっている。

まずはこの文字ずれと誤植を修正する。

1:文字を消す。

2:全て右斜め下に同じだけ平行移動する。

3:Efravaの誤字を修正して完了。

小説Johan付属地図(修正済み)

地図上の地名解説

ジャムーラ(Jamuraa):ドミナリア次元の超大陸。北ジャムーラ、西ジャムーラ、東ジャムーラの3つの亜大陸からなる。
長城(Great Wall):巨石積みの壁。200フィート(約60m)の高さで何マイルもの長さがある。地図上では大きめの文字で書かれており山地帯の名称のようにも思えるが小説の描写ではより限定された地域である。トロロン川の西方の不毛な荒れ地地帯とアルボリアの密林(下記参照)を隔てる崖くらいの描写である(実はレジェンドサイクル1には地図にあるような広大な山地帯にぴたりとハマるような地形描写がちょっと見当たらない)。「Great Wall」は中国の遺跡「万里の長城」の英名として使われることがあるので翻訳の参考にした。
トロロン川(River Toloron):南西ジャムーラの広大な山地帯から真珠江に注ぐ河川。
ティラス(Tirras):トロロン川上流の山の都市国家。暴君ヨハンが統治していた。山の砦クリークハイムがある。
パルミラ(Palmyra):トロロン川中流の都市国家。アディラ・ストロングハートが統治していた。
ブライス(Bryce):トロロン川下流の都市国家。ハゼゾン・タマルが統治していた。
スクールヴィア砂漠(Desert of Sukurvia):砂漠地帯。
峨々海岸(ががかいがん Craggy Coast):南西ジャムーラ南岸一帯の海岸地域。「craggy」は岩でごつごつしたといった意味なので「峨々」と訳した。レジェンドサイクル1小説三部作では範囲が曖昧で、名称通りのごつごつした山地帯南部に限らず、より東のスクールヴィア砂漠やその先の密林地帯の海岸まで含まれている。山地帯西側の海岸線まで含まれている可能性もある(なにぶん小説三部作の地理記述は不明瞭なのだ)。
エネツ(Enez):峨々海岸の都市国家。
真珠江(しんじゅこう Bay of Pearls):トロロン川河口の港湾地域。通例なら「真珠湾」と訳すところが現実世界になる地名と被るため、「Bay」の訳例にある「入り江」を採用して「真珠江」とした。
シャイバラ(Shaibara):豊かな港湾都市。
静寂海(せいじゃくかい Sea of Serenity):西ジャムーラの南海。「Serenity」は「穏やかな・静かな」といった意味合いだがMTGのカードで「静寂」という先例があるため「静寂海」とした。
エフラヴァ(Efrava):スクールヴィアの東の果てにあるオアシス地域。虎人が住む。ジェディット・オジャネンの故郷。

現代地図との比較

現在の南西ジャムーラ
現在ドミナリア地図より抜粋引用

カードセット「ドミナリア」では、現代(AR4560年)のドミナリア次元の全体地図が公開された。南西ジャムーラを確認すると、東西の森林地帯に名称が記載されていることが分かる。西の「Arboria」と東の「Scarwood」だ。

アルボリア(Arboria):別名「松の国(Pinelands)」。かつて吸血鬼ショークーが居住し星界からの遺跡を研究し、密林一帯を事実上支配していた。
スカーウッド(Scarwood):密林。この森の暗き中心にはペンドレルの峡谷と礼拝堂がある。ドミナリアの猫人の発祥地であり聖地。ジェディット・オジャネンがこの地に猫人の王国を復興させた。

どちらの地名もレジェンドサイクル1小説三部作を基にした地名だ。小説では位置が不明瞭だったところをカードセット「ドミナリア」時点でEthan Fleischerが確定させた。

以下は北西地域寄りの地名だが補足
大砂漠(The Great Desert):大砂漠はドラゴンやヴィーアシーノが住む。カードセット「ミラージュ」時点で名称も地図上の位置も確定していた場所である。

未記載情報

カードセット「ドミナリア」時点の公式ポッドキャストで明かされた地名もある。

アムローヘイヴン(Amrou Haven):アルボリア北西の平地。ドミナリア次元のキスキン族の故郷。「アムローヘイヴン」という名称はカードセット「時のらせん」のもの。しかし、それ以前にレジェンドサイクル1小説二作目のJeditにおいてアルボリア周辺の西方地域にキスキンが登場している事実があった。アムローヘイヴンの位置として説得力が備わっている。
シミア(Shimia):大砂漠の東、山脈地帯の北海岸地域。名称はカードセット「レジェンド」より。この地域はレジェンドサイクル1小説には言及はない。
雷鳴諸島(Thunder Islands):大砂漠の東の諸島。「Thunder Islands」の名称はレジェンドサイクル1小説三作目Hazezonから。作中では位置は不明瞭であったがポッドキャストで確定した。
ジェイマ海(Jaema Sea):アムローヘイヴンや大砂漠の西にある海。この名称はカードセット「ミラージュ」時点の地図に記載されていた。ポッドキャストで改めて言及されている。

現時点の状況

今の状態はこれ。次回はレジェンドサイクル1小説三部作から情報を拾って埋めていく。