アーイシャ・タナカ(Ayesha Tanaka)はカードセット「レジェンド」収録の伝説のクリーチャー・カードである。
初出から28年後、カードセット「団結のドミナリア」において、「語り継がれる伝説1」という特別枠でリデザインされ、武具師、アーイシャ・タナカ(Ayesha Tanaka, Armorer)という新バージョンで収録された。
本記事では、ドミナリア次元マダラ帝国時代の武具師、アーイシャ・タナカを紹介する。
追記(2022年9月13日):アーイシャの破壊者の才能をより詳しい内容に書き換えた。
追記(2022年9月16日):武具師、アーイシャ・タナカ(Ayesha Tanaka, Armorer)のイラストの鳳凰の紋章について情報を追加した。
アーイシャ・タナカの解説
アーイシャ・タナカ(Ayesha Tanaka)はAR38世紀頃のドミナリア次元マダラ帝国の人間女性の工匠である。
ストーリー作品では、レジェンドサイクル2小説三部作(小説Assassin’s Blade、小説Emperor’s Fist、小説Champion’s Trial
)に登場した。
アーイシャは帝国英雄官テツオ・ウメザワ(Tetsuo Umezawa)に仕え、武具師として、白と青の魔術師として活躍した。アーイシャの仲間には、彼女の生徒であるケイ・タカハシ(Kei Takahashi)やテツオの弟子で副官のトー・ウォーキ(Tor Wauki)がいる。
アーイシャ・タナカの破壊者の才能
“I’m a breaker, remember?”
「私は破壊者、お忘れですか?」
引用:小説Assassin’s Blade、下は私家訳
アーイシャ・タナカは「破壊者2」という生まれながらの才能を有している。
アーイシャ・タナカのカードはメカニズム上、「アーティファクトの起動型能力を、白1マナを支払われない限り、打ち消す」能力を持たされている。このカードの特性は登場作品において、機械の破壊者の才能と定義づけされて、爆発物の不活性化や手錠の解体といった形で描かれた。
作中では、破壊者の才能はアーティファクトに留まらず、エンチャントさえも破棄することが可能であった。これはアーイシャ・タナカのカードの機能から逸脱するものだが、小説作者スコット・マクゴウ(Scott McGough)は当時のファンサイトにおいて、こちらの方は解呪(Disenchant)であると解説していた。
小説Assassin’s Bladeでは、アーイシャによって左の羽に穴を開けられ飛ぶ力を失った刺客ジラ・エリアン(Xira Arien)は、飛行のエンチャント魔法をかけて飛んで逃げて行った。その後、破壊者アイーシャは自分の才能を用いて遠隔からエンチャントを破壊すると、逃げ帰るジラは海上に墜落してしまうのだった。
武具師、アーイシャ・タナカ
武具師、アーイシャ・タナカ(Ayesha Tanaka, Armorer)はカードセット「団結のドミナリア」でリデザインされた新バージョンである。
レジェンドサイクル2小説三部作で語られた通りに「武具師(Armorer)」の肩書きがつけられ、クリーチャー・タイプ「工匠」を強く意識した作りとなっている。
カードのイラストを注意深く観察すれば、アーイシャの胸の飾りには「鳳凰(Phoenix)」の紋章が描かれていると気付ける。これはテツオ・ウメザワの紋である。
ケイ・タカハシ
ケイ・タカハシ(Kei Takahashi)はアーイシャ・タナカの下で学ぶ生徒である。人間男性の若者。癒し手の才能と危険察知能力を持っていた。
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