ストリクスヘイヴン:ストーリー「束縛の鎖」を読む(第4回キリアン・ルー)

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カードセット「ストリクスヘイヴン:魔法学院」の掌編作品「束縛の鎖(原題:The Chains That Bind)」を読んだ感想や註釈、考察、翻訳の誤りの指摘などを行う。

第4回目の本記事は、キリアン・ルーが登場してダイナと初対面する場面からだ。キリアンは個人的に気に入っているキャラクターなので、今回はキリアン限定でポイントをピックアップすることにした。

「束縛の鎖」を順番に読む

Art by: Andrey Kuzinskiy

Art by: Andrey Kuzinskiy
公式記事The Chains That Bindより引用

第3回目に続き、扱うストーリー内容は主役のダイナがシルバークイル大学のキリアン・ルーと初対面した場面からになる。

「難あり和訳」をピックアップして読み解きを行っていくが、今回はキリアン限定である。

※ 解説や指摘の文章量が多いなと感じたので、いくつかは折り畳み表示にしている。展開してご覧いただきたい。

※ ここから先は作品のネタばらしになる記述も含まれている。まだ「束縛の鎖」が未読の場合は、先に読んでおいてほしい。下のリンクから作品にアクセスできる。



その5:キリアン登場

墨の決闘者、キリアン(Killian, Ink Duelist)

墨の決闘者、キリアン(Killian, Ink Duelist)
データベースGathererより引用

Dissatisfied?” a voice shouted. “Do you even know the meaning of that word?”
「不満か?」 叫ぶ声が届いた。「この言葉の意味もわからないんだろ」
引用:掌編The Chains That Bind(上)、公式和訳版掌編「束縛の鎖」(下)

居残り沼に響く誰かの罵倒。キリアン初登場の第一声がこれだ。

日本語で読んでもちょっと意味が分からないし、原文でもそれは同じである。

不満とはどういうことで、この罵りは誰に向けてのものか?…最初のうちは曖昧だが、後半でキリアンの父親のエムブローズだと判明する。

キリアンが怪物と戦う場面でのこと。父エムブローズが息子の自分を一個人として受け入れることができないし、父は誰に対しても独善的すぎると断じている。そして、次の言葉が続く(折り畳み表示なのでクリックして展開)。

折り畳み中(クリックして展開)

“You’re always willing to tell others that they’re not worthy, not right for your school!”
「いつも言いたがってるだろ、お前らには価値がないって、自分の学校にはふさわしくないって!」
引用:掌編The Chains That Bind(上)、公式和訳版掌編「束縛の鎖」(下)

エムブローズはストリクスヘイヴンの誰に対しても、「自分の」学校に相応しいと認められず、常に不満を抱いているのだ(もちろん息子のキリアンにも)。

暗影の学部長、エムブローズ(Embrose, Dean of Shadow)

暗影の学部長、エムブローズ(Embrose, Dean of Shadow)
データベースGathererより引用

エムブローズは自分だけの価値感に凝り固まった孤独な世界にいる(孤独という点では、本音を誰にも打ち明けられないキリアンも、過去に捕らわれて人付き合いをしないダイナも同じ)。それゆえに、もしエムブローズ本人が「自分だけの孤独な世界にいるから、不満なんだろ?」と問いかけられたとしても、当人はなぜそんなことを問われるのかすら意味が理解できないだろう、とキリアンは確信しているのだ。(私個人の解釈が多分に入っている見方だが…)

でも、キリアンが父にこの素直な気持ちをぶつけることは叶わない。だから誰もいないはずの居残り沼ならば、こうして心の内をさらけ出せたのだ。誰に聞かれることもないはずであったけれど……そこでダイナと出会った。

その6:当たってないのか! 何処にいる?

悪意の打ちつけ(Lash of Malice)

悪意の打ちつけ(Lash of Malice)
データベースGathererより引用

You weren’t even there! Where the hell were you?
当たってないのか! 何処にいる?
引用:掌編The Chains That Bind(上)、公式和訳版掌編「束縛の鎖」(下)

キリアンの罵倒2回目だ。こっちは公式和訳が難ありでさっぱり意味不明だった。

訳し直してみた

原文を素直に訳し直すと意味は単純だ。

折り畳み中(クリックして展開)

「あんたはあの場にさえ居なかった!いったいどこに行ってたんだ?」

つまり、然るべき時に居るべき場所にいなかった、と相手を詰る罵倒であった。

こちらも最初の罵倒と同じく、父エムブローズに対する罵りと考えられる。エムブローズが居るべき場に居らずに行方が分からなかった、それで今でもキリアンが納得できずに怒りを溜め込んでしまう出来事がかつて起こっていた、と想像できる。

深読みしてみた

ではその「出来事」とは何だったのだろう?

折り畳み中(クリックして展開)
※ ここからは翻訳ではなく私の個人的な解釈なので注意されたい。

エムブローズは息子の意向なんて眼中になく自分の思い通りに行動する人物であろうから、キリアンにとって居て欲しい時に居ない、そういった事例には事欠かないだろう。だが、この作品にはある特定の出来事を指すと推測可能なヒントが書かれている。それが以下の部分だ。

“My mother died when I was very young. But I can’t even say I lost her. I hardly remember her.” He swept his hair back onto his head and continued to walk down the path.
Dina knew better than to take his nonchalance at face value. She knew what it was to lose those she loved, and moreover to have that ache of the never knowing. It was a profound awareness of how empty you would always be, like a whirlpool draining into a bottomless chasm. No width of smile or depth of laugh could hide that wound from those who also bore it.
“I didn’t know my mother, either,” Dina said, catching up. “Everyone from my glade is gone.”
「母さんは僕が小さい頃に亡くなった。けど、失ったってのはちょっと違うかな。何せ、ほとんど覚えていないからさ」彼は髪を撫でつけ、歩き続けた。
その無頓着な様子はうわべだけ、ダイナはそうわかっていた。愛する者を失う辛さであり、その相手について知ることもできないという痛み。自分がどれほど空虚であるか、心から気付かされる。まるで水が底なしの裂け目へ吸い込まれるように。どんな広い笑みも大きな笑い声も、それを持つ者の傷を隠せはしない。
「私も、お母さんの顔は知らない」ダイナは肩を並べて言った。「私の木立は、全滅したの」
引用:掌編The Chains That Bind(上)、公式和訳版掌編「束縛の鎖」(下)

ダイナが手に入れた呪文書には死者蘇生の試みは何度も繰り返されたと書かれていた。そこから、著者が大切な人を失ったのだろうと連想し、キリアンとダイナのどちらもが母親を亡くしてしまったと打ち明けるのだ。

2人にとって母親とは、すでに亡くなっていて記憶に残っていないため、決して知ることのできない存在である。だが、それゆえに母への想いが募っていく。

母さんが亡くなった時、親父をずっと待っていた。なのに、あんたはどこに行っていたんだ?そんなにストリクスヘイヴンの方が大事なのか!?

これが「キリアンにとって居て欲しい時に居なかった出来事」の真相であろう。母の死に目にも居合わせずに行方知れずだった父親エムブローズのことが、幼きキリアンの心に焼き付いていて消えないのだ。愛する母親自身のことさえ覚えていないのに、母を失った痛みと父が不在だった怒りの記憶だけがしこりとなって残っている。

※ 以上、翻訳ではなく私の個人的な解釈なので注意されたい。



その7:悲鳴を上げ

“Who’s there?” the voice screamed,
「誰だ?」 声は悲鳴を上げ
引用:掌編The Chains That Bind(上)、公式和訳版掌編「束縛の鎖」(下)

ダイナが不意に出て来たので、キリアンが驚いて誰何の声を上げた。ここで「悲鳴」だとキリアンが怖がってすくんでるように見えてしまう。私は単純に「叫び」で解釈したい。

「誰だ、そこにいるのは?」と声の主が叫び、

その8:違う、僕が言いたいのは

魂浸し、ダイナ(Dina, Soul Steeper)

魂浸し、ダイナ(Dina, Soul Steeper)
データベースGathererより引用

ダイナは蘇生呪文をかけている途中、そばに誰かがいることで集中を乱され呪文行使を途中で止めてしまう。罵り声と墨魔法で周囲に当たり散らしている謎の人物がいた。シルバークイル大学の魔道学生キリアン・ルーだ。

キリアンはダイナの気配に反応するや墨魔法の一撃を放った。威嚇で放った魔法は意図せずダイナへの直撃コースになってしまった。ダイナは魔法で身を守れたので、大けがを負わずに済んだ。

この場面を受けて、2人の初対面の会話が始まるのだが、キリアンの返答は「翻訳に難あり」である。

公式和訳

公式和訳版は否定から入るキリアンとして描かれている。

折り畳み中(クリックして展開)

「君が……見えなかった」
「暗いからよ。人間の目だと、こんなに光のない所では見えないから」
違う、僕が言いたいのは……
引用:公式和訳版掌編「束縛の鎖」

キリアンは「見えなかった」と言葉に詰まりながら(弁明になってないような)説明をすると、ダイナは「人間は暗闇では目が利かない」と話を合わせる。大怪我をしたかもしれない突発状況だったのに、ダイナはキリアンを非難するでもなく、特に気にしていない様子だ(ダイナが皮肉で返した返答だとは私には思えない)。

そこでキリアンの返事が「違う、僕が言いたいのは」である。なぜ頭ごなしに否定して主張を始めているのか?反射的に言い返すこの落ち着きのなさや、我の強さに強い違和感を受けてならない。原文のキリアンはこんな若者ではなかったはずだ。

英語原文

英語原文はキリアンは肯定している。

折り畳み中(クリックして展開)

“I … I didn’t see you.”
“That’s because it’s dark,” said Dina. “Human eyes don’t adjust well to the lack of light.”
No, I mean …
引用:掌編The Chains That Bind

まず原文は「違う」と否定はしていない。直前のダイナの言葉は否定文である。それを受けての返事で「No」なので、これは「いいえ」でなく「はい」と同意していることになる。

そして「No」に続く「I mean」は直訳して「私が意味するのは…である」との意味合いになる。前に出た内容の訂正とか説明とかでよく使われる表現だ。

キリアンの「No, I mean …」は、まずダイナの言い分「人間は暗闇で目が利かない」に「そうだね」とまず同意した上で、「でも僕はこう思ってるんだ」と切り出したところと読める。

訳し直してみた

個人的な解釈込みであるが、訳を修正してみた。

折り畳み中(クリックして展開)

「き…君が見えなかったんだ」
「それは暗闇のせいね」とダイナ。「人間の目は光のないところではうまく調節が利かなくなるのよ」
「そうだね、でも僕は…」

キリアンは先ほどまで罵り声をあげ、墨魔法で周囲に当たり散らしていたが、打って変わって別人のようだ。彼の怒りの矛先は父親エムブローズであったので、見ず知らずの学生ダイナに代わりにぶつけることはない。キリアンはもともと攻撃的な性格ではないのだから。

キリアンは彼が主役の掌編や、カードに先立って公開された背景情報も併せて見るに、相手を傷つけるのには本来向いていない人物である。シルバークイル大学の魔法は白と黒の側面を持つが、キリアンは父や一族が彼に望む攻撃的な黒の墨魔道士たらんと無理している。その一方、心の底では相手を励まし心を癒す白の側面を受け入れたがっていて、でもそれができないでいるのだ。

そうだね、でも僕は君を傷つけてしまうところだったんだ。キリアンは視界に怪物が入ってきたので絶句してしまったが、言おうとした内容はダイナへの謝罪と労わりの言葉であったのではないか、と私には思えてならない(ここは翻訳でなく個人的な解釈だが)。



その9:居残りの罰と父親

激しい落胆(Crushing Disappointment)

激しい落胆(Crushing Disappointment)
データベースGathererより引用

キリアンは居残り沼に一晩中居続けなければならない、と居残りの印を見せ、そうなった経緯と自分の父親がどういうタイプなのか、ダイナに説明していく。

公式和訳

公式和訳のキリアンは何か違う…。

折り畳み中(クリックして展開)

「ここから出ないと」とダイナ。「ヴァレンティン学部長が逆回り講堂にいるわ。助けてくれる」
キリアンはかぶりを振った。「僕はここに一晩いなきゃいけない」 彼は右腕をまくり上げ、手首のシルバークイルの印を見せた。それは居残りの印、生徒たちに居残り沼で規定の時間を過ごさせるためのものだった。もし逃亡しようとしたなら、その印は周囲と反応し、生徒を沼の中心へと戻す。「プリズマリの選手があろうことか僕の目の前で墨獣を奪った。僕のせいでチームは点を取られて、シルバークイルはメイジタワーの試合に敗北した。そういうわけで親父にここへ送られたんだよ
「試合に負けたから、居残り沼に?」
違うね。僕が集中してなかったからさ」とキリアン。
引用:公式和訳版掌編「束縛の鎖」

この会話のキリアンは何だか鼻持ちならない雰囲気がある。

まず、キリアンは試合相手に出し抜かれたことを「あろうことか」と評しており、つまり「あってはならない・とんでもない」と見下す雰囲気が漂っている。そして、自分のミスで試合に敗北したと語った上で「そういうわけで親父にここへ送られたんだよ」と結んだ。ダイナは当然「試合に負けたから、居残り沼」で罰を受けていると考えて聞き返すが、キリアンは「違うね。僕が集中してなかったからさ」とどこか得意げな言い方で否定した。

英語原文

英語原文と比較して順に読み解く。

折り畳み中(クリックして展開)

Killian shook his head. “I’m trapped here all night.” He turned his right arm over to show Dina the Silverquill sigil on his wrist. It was a detention token, a brand that prevented students from simply eschewing their mandatory stays in Detention Bog. If they tried to escape, the token would react with the landscape to force the student back toward the bog’s center. “That’s what I get for letting a Prismari player steal my inkling from right under my nose. I cost my team that point, and Silverquill lost the Mage Tower match. That’s my father for you.
“He gave you detention for a game?”
No, he gave me a detention for not applying myself,” he said.
引用:掌編The Chains That Bind

まず「あろうことか」に該当する原文から。「That’s what …」で「これは…なものだ」という言い回しで、ここの「That」は「居残りの印」を指している。で、「I get for letting …」と続くので、この印がどういういった経緯で得たものかを語っている。「letting」以下は「自分の墨獣をプリズマリの選手に鼻先で奪われてしまった」くらいの意味合い。「let」が使われているので、プリズマリの選手に奪われることを許してしまった、くらいの含みはあろうかとは思うが、それが「あろうことか」つまり「あってはならない・とんでもない」とまで強い表現には感じられない。

次に「そういうわけで親父にここへ送られたんだよ」に該当する原文について。「That’s … for you.」は相手の注意を引く時の表現で、「ほら…だよ」とか「…とはそういうものだ」くらいに訳される。ネガティブなイメージが含まれたりもする。つまり「親父のエムブローズはそういう人だ」となる。キリアンの居残りの印がどういうものかという話から繋がっての結びになるので、「ミスプレイをした、あるいは、それが原因で敗北した経緯を受けて、息子に居残りの印を刻むようなことをする父親」くらいの含みがある。したがって、原文は「そういうわけで親父にここへ送られたんだよ」のような居残りさせられている原因を語った一文ではない。

最後に「違うね。僕が集中してなかったからさ」の該当原文。「to apply oneself」は「専念する・専心する・精進する」の意で、「集中する」と訳すのも全然おかしくはない。ただし、この掌編の原文では3種類の異なる「集中する」が存在していて、その内の「to apply oneself」はキリアンだけが用いている言い回しでさらに斜体強調で書かれている(他の2種類は「to focus」と「to concentrate」)。公式和訳では3種類とも「集中する」と全部同じ訳なので、少々詰まらないと感じる。キリアンの「to apply oneself」はきっとエムブローズが言ったそのままの言葉で、ちょっと扱いが特別になっているのだろうから。

訳し直してみた

「ここから出ないと」とダイナ。「ヴァレンティン学部長が逆回り講堂にいるわ。助けてくれる」
キリアンはかぶりを振った。「僕はここに一晩いなきゃいけない」 彼は右腕をまくって、手首のシルバークイルの印を見せた。それは居残りの印、生徒たちに居残り沼で規定の時間を過ごさせるためのものだった。もし逃亡しようとしたなら、その印は周囲と反応し、生徒を沼の中心へと戻す。「これはね。僕がプリズマリの選手に墨獣を鼻先で奪われてしまったためなんだ。僕のせいでチームは失点し、シルバークイルはメイジタワーの試合に敗北した。親父はそういう人さ
「居残りさせた理由って、負けたからなの?」
いや、精進が足りん、だとさ」とキリアン。

三者三様の集中

集中(Concentrate)

集中(Concentrate)
データベースGathererより引用

上述したように、この掌編中では3種類の「集中する」表現が出てくる。「to focus」、「to concentrate」、そして「to apply oneself」だ。そして、3人の若者が集中を学ぶくだりが3回描かれていることにも気付かされる。

3人の若者とは、主人公ダイナ、副主人公キリアン、もう1人が冒頭の魔道学生マラフである。

折り畳み中(クリックして展開)
まずこの掌編は、マラフに集中を学ばせるために、ダイナが個人指導を行う場面から始まる。ダイナに懲らしめられたマラフは心構えを改めざるを得なくなる。

ストリクスヘイヴン:ストーリー「束縛の鎖」を読む(第1回)
ストリクスヘイヴンの外伝ストーリー「束縛の鎖」を読んで指摘や解説を行う。第1回目はストーリーの冒頭部分。主人公ダイナの個人指導の場面である。

次はダイナだ。死者蘇生の魔法をかけるため時間をかけて慎重に準備してきたにもかかわらず、いざ実行段階で集中が途切れて呪文を途中で放棄してしまう。それがきっかけの1つとなり、怪物を生み出してしまった。この失敗を補ったのは怪物を退治する時で、ダイナは集中を維持することができたのだ。

キリアンの場合は、居残りさせられた発端が、精進が足らん(集中が出来ていない)と父に判断された試合のミスプレイだ。ダイナと共に怪物に立ち向かった際、キリアンは「精進が足らん、だって?(I don’t apply myself, huh?)」と立ち向かっていった。健闘虚しく昏倒するが、彼が問題を克服するのは自分の主役ストーリーの方だから今回は仕方がない。

作品を通して見ると、ダイナは集中を教えるという冒頭場面から入り、教える立場だったダイナ自身も集中できずに失敗してしまい、それを最後に集中できたことで挽回する。掌編中の顛末がきちんと結び付けられてまとまっている。

登場人物同士を共通したもので繋げる小さなフック1があり、それらが作中に細かく撒かれている。ここが私がこの作品を好きなポイントの1つだ。

次回に続く

さて今回はキリアン・ルー限定で「難あり和訳」を含む5つのポイントを取り上げてみた。

第5回目はキリアン登場以降のダイナに関する「難あり和訳」をピックアップして読み解き続けていく予定だ。では今回はここまで。

ストーリー「束縛の鎖」を読む

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ストリクスヘイヴン:魔法学院
カードセット「ストリクスヘイヴン:魔法学院」収録のカードの中からピックアップしてストーリーや設定を解説。
  1. 前回第3回で触れた「本との出会い」とか、ダイナとキリアンの亡き母への想いとか