エルドレイン次元のスペクター(Spester)について解説する。
エルドレインのスペクターの解説
エルドレイン次元のスペクターも典型的なスペクター像を有している。騎乗して空を飛ぶ恐ろしいアンデッドだ。
カード化された夜の死神(Reaper of Night)では、コウモリのような翼の異形の怪物を従え、フードに顔が隠れ大釜を構えた影のような姿で、カードを捨てさせる能力を持っている。
翻訳について
MTGでは「Specter」は、クリーチャー・タイプとしては「スペクター」、カード名では「死霊」が定訳になっている。
「死霊」という日本語には死者の魂や幽霊との関連性の含みが出てしまうが、MTGの「Specter」はアンデッドではあるものの、必ずしも幽霊(ゴースト)の類に合致しない感触もある。したがって、本サイトではクリーチャーの種類に言及する場合に限り、よりイメージに偏りのない「スペクター」と表記することに決めた。
エルドレインのスペクター関連カード
夜の死神(Reaper of Night)
夜の死神(Reaper of Night)はエルドレインの王権でカード収録されている唯一のスペクター。
死霊の金切り声(Specter’s Shriek)
“Imagine having your skeleton extracted through your ear, one bone at a time.”
–Corliss the Wanderer
「身体の骨が耳から吸い出されるのを想像してみろ。それも一本ずつだ。」
–放浪者コーリス
引用:死霊の金切り声(Specter’s Shriek)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
死霊の金切り声(Specter’s Shriek)はスペクターの金切り声による精神攻撃を描いている。
このカードのようにスペクターにまつわる何かによって、カードを捨てさせるフレイバーを持ったカードはいくつか先例がある。
アルコン
MTGにおいて、スペクターと対称的な存在がアルコン(Archon)である。こちらはスペクターと正反対の白の属性を持つクリーチャーだが、その点を除けばスペクターと共通点が多い。何かに騎乗しており、色を体現した存在で、空を飛んでいる。さらに大抵の場合で、両者とも顔が見えないとか、隠れているとか、不確かで曖昧なことも同じだ。

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