カード紹介:燎原の火

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燎原の火(Wildfire)はカードセット「ウルザズ・サーガ」に再録されたソーサリー。
初出はカードセット「ポータル・セカンドエイジ」。

燎原の火の解説

シヴは炎の卵黄を包んでいる石の殻が割れて生まれ出た。
–ヴィーアシーノの神話
引用:燎原の火(Wildfire)のフレイバー・テキスト

燎原の火(Wildfire)

データベースGathererより引用

ウルザズ・サーガ版の燎原の火(Wildfire)にはヴォーソス的な見どころは2つある。イラストとフレイバー・テキストだ。

燎原の火のイラストには、大噴火して溶岩が流れ出したシヴの火山が描かれている。降りかかる火の粉や火山弾から恐竜1と思われる生き物の群れが混乱し逃げまどっている。この恐竜たちは四足獣で、イラスト内には少なくとも4頭がいる。姿形はカード化されているドロモザウルス(Dromosaur)シヴの猛竜(Shivan Raptor)とも違った種類であることが分かる(もちろんドラゴンやドレイク、ヴィーアシーノとも全く違う)。

次に燎原の火のフレイバー・テキストは、ヴィーアシーノの神話におけるシヴの誕生である。「炎の卵黄を包んでいる石の殻が割れて生れ出た」という、ドミナリア次元で赤マナ第1位のシヴ大陸を象徴するような創世神話である。イラストで大噴火を起こしているシヴの火山とも中々マッチしている。実は、この短く何気ない1文が20年後のカードセット「ドミナリア」において、シヴの種族の創世神話へと設定拡張されて、カード化に至ることになる。→最初の噴火(The First Eruption)参照。

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  1. 学術的な分類はともかく、MTGではこの手の生物は「恐竜(Dinosaur)」にひとまとめにしている