神河次元の時系列を調査検証した。
本記事では1200年前の神の乱から現代までの時系列を調べ、可能ならばおおよその年代を特定していく。
- 利便性を優先してドミナリアの暦法(AR)で記載する。
- 次元ごとの1年の長さは概ね同じと仮定する。
- 各次元の年の始まりの時期が同一とは思えないが、てんでバラバラだと話が進められないので、それほど問題がないくらいにしか差が開いていないものと仮定する。
- 各次元の季節は同じではないので、異なる次元間での季節を比べるのは参考くらいに留める。
※ 検証課程よりも手っ取り早く結論が知りたい方はこちらを参照のこと。
追記(2022年2月13日):公式記事『神河:輝ける世界』の伝説たち(原文・公式和訳版)の新情報を反映した。この記事には時代の明確化もあるが、その一方で既存情報と矛盾もあった。
追記(2022年4月16日):新情報を反映してカラデシュ・ブロックをAR4559年から数か月(最大で3か月)後ろにずらしてAR4560年に修正した。
神の乱
まず神の乱はカードセット「神河:輝ける世界」の1200年前と明言されている。そして、「神河:輝ける世界」は現代設定であり、AR4560年から数年後までのどこかに置かれる出来事だ。
単純計算で4560-1200=3360となるため、神の乱はAR3360年頃と考えられる。ただし、1200年前という数値はおそらく曖昧なおおよその数字であろうから、神の乱はAR34世紀の出来事くらいに捉えておく方が無難であろう。
神の乱の遠因となる外部からの影響は、以前の記事で語ったように、AR3200年頃である。神の乱とは1世紀の隔たりができるが、物質界と精霊界の境界が弱まるという次元規模の異変はある程度の時間をかけて起こったとすれば問題はない。あるいは、単に今田が事件を起こすまでは、境界の弱体化による事件が起きていなかっただけかもしれない。

神の乱後の世界
神の乱から現代までの1200年間は大まかな時代区分が語られるのみだ。情報はまだまだ少ない。
魅知子の真理の支配
神の乱直後は、魅知子の真理の支配の時代である。香醍と今田魅知子の協力体制による復興。魅知子は死後に新たな神河の初代の皇の称号を与えられた。
神の乱の最後で魅知子は20歳のはずなので、その治世は数十年に渡ったはずだ。AR34世紀中で終わったかもしれないし、AR35世紀にまで及んだかもしれない。
戦乱時代
戦乱時代(The Shattered States Era)は魅知子から何世代も後の皇の後継者問題が原因で始まったようだ。
後継者問題自体は山崎一族のある兵士が問題を起こす当事者2人、前皇の夫と前皇の弟を成敗したことで終結した。香醍は今田家から統治者権限を剥奪し、以後は香醍自身が市民から皇を直接選出することになった。
カードの戦乱時代の裏面の無名なる覇王(Nameless Conqueror)、および、啓蒙の時代(Era of Enlightenment)の裏面の啓蒙の手(Hand of Enlightenment)のフレイバー・テキストによると、今田家の次に最初に選ばれたのが初代皇(The First Emperor)であった。
しかし、戦乱時代の荒廃は初代皇の即位でおしまいではなく、その後も数十年続いた。
戦乱時代が、後継者争いから初代皇の統一までの期間とすると1世紀以内に収まる程度であったと考えられる。
龍の神の再誕
龍の神の再誕(The Dragon-Kami Reborn)の語る歴史によると、神河の5体の龍は神の乱中に陽星(ようせい)、珠眼(じゅがん)、京河(けいが)が命を落とし、黒瘴(こくしょう)と流星(りゅうせい)の2体が生き残った。
神の乱から数世紀後、黒瘴も鬼の攻撃から竹沼住人を守って死亡した。
公式記事の神河史譚:龍の神の再誕(原文・公式和訳版)では、黒瘴の死は神の乱の「数世紀後(Centuries later)」となっていた。
しかし、その後の公式記事『神河:輝ける世界』の伝説たち(原文・公式和訳版)では、神の乱の「数十年後(decades afterwards)」となっている。
この2つの記述は何倍あるいは十倍以上もの差が出る書き方であり、明らかに矛盾している。少なく見積もって2世紀程度として、それを「decades afterwards」と表現したとしてもかなり苦しい。:追記ここまで
戦乱時代中、鬼の襲撃が相次いで起こり、「衰退の夜(The Night of Withering)」と呼ばれる神河全次元を巻き込む壊滅的な事態に至った。大蛇人は守護者である珠眼を蘇生し、珠眼と流星は鬼を撃退した。
その後に珠眼は3体の龍の精髄を集める旅に出かけ、精髄を1つの卵に収め、自身と流星もその卵の中で眠りについた。母聖樹に封じられた卵は50年に渡って温められ、生まれ変わった5体の龍が現れた。
以上の龍の歴史は神河の時代区分ではないものの、ヒントを与えてくれる。黒瘴の死の件によって、戦乱時代は神の乱から数世紀経過しているのは明らかだ。戦乱時代中に鬼の猛攻が起こり、「衰退の夜」が発生した。5体の龍の再誕は、戦乱時代中の「衰退の夜」の鬼が撃退され、珠眼が精髄集めの旅を完了し、さらに卵を温める50年を経た後であることから、次の時代である啓蒙の時代の出来事と置くのが無難だ。
したがって、龍の神の再誕は戦乱時代中の出来事と確定すると共に、戦乱時代はゆうに50年以上の期間であると分かった。:追記ここまで
啓蒙の時代
戦乱時代の後に訪れたのが啓蒙の時代(Era of Enlightenment)だ。香醍の知恵と導きの下で、皇国による平和と繁栄の時代が始まりの時を迎えた。
前節で言及したフレイバー・テキストによれば、この啓蒙の時代は初代皇が統一を成し遂げて平和を築いた時点から始まるようだ。
数世紀の後、定命の者の領域に現れる神の数が増加し続けている事実が認識され、樹海の兵団の調査によって、定命と精霊の領域が重なり始めておりやがて1つの統合されることが判明した。皇国と水面院の協力により「統合ゲート」が建造され、樹海の兵団は神を迎える役目を担うことになった。
啓蒙の時代は時代区分としてはどれほどの期間であったのかはっきりとしない。少なくとも数世紀は続いたことだけは明らかだ。公式和訳記事では「長く続く平和と繁栄の時代」としているが、原文は「an age of collective peace and prosperity」なので、必ずしも長期間というニュアンスではない。
当世
当世(The Modern Age)は現代神河の直前の時代だ。神河の近代化が急激に進んだ時代だが、その始まりがいつ頃で、どのくらいの長きに渡ったかは読み取ることができない。
霜剣山市の悪忌の職人による増強機械、および、サイバ未来派による精霊界から力を直接引き出す技術、この2系統の発明が融合して革新が起こった。この技術革新のブームが神河全体に広がり、各種族が入り混じって暮らすようになり、人口が増加し、大都市が建設と発展を続け、力が旧来の特権階級だけでなく一般市民でもより安価に利用できるほどになった。
この時代には、都和市(とわし)の急速な拡大と開発のために樹海の森が伐採され、森の神たちと都市の建築家の間での争議が勃発した。皇が調停し、これ以上の森の伐採を禁じると共に、すでに開発された土地での都市発展を妨げてはならないとした。また、都和市に取り残された母聖樹を切り倒すことも禁止された。
世界がこのような様相に変化まで達するには、少なく見積もってもおそらく数十年以上の月日が必要だったはずだ。あるいは当世と呼ばれる時代は世紀単位で続いた可能性もある。
現代
現代(The Present Day)はカードセット「神河:輝ける世界」の時代だ。当世からどの時点で現代と呼ばれる時代に切り替わったのかは不明である。
近年の時系列
この節ではカードセット「神河:輝ける世界」までのここ十数年のカードセットやストーリー作品で発生した出来事を考察する。
神河そのものへの言及や神河絡みの事象は実は少ないのだが、かなりはっきりとした時代特定が可能な情報は与えられている。
大修復
まずAR4500年のドミナリア次元での大修復の時、神河は間接的に情報が語られている。小説Future Sightによると、以下の通りだ。
復活したニコル・ボーラスが神河次元を訪れて、夜陰明神から仮面を奪った。夜陰明神はドミナリアに行き、ボーラスに対抗するレシュラックに仮面の複製を与えた。ボーラスを追跡するレシュラックは神河の外側までやって来たがボーラスは既に居ないため立ち去り、その際に双子姉妹のような神河の守護者に遭遇した。
以上である。神河に関する直接的な描写はほとんどないが、双子姉妹の守護者の一方は香醍(が何らかの方法で変身した姿)ではないかと考えられる。
神河:輝ける世界の連載ストーリー
「神河:輝ける世界」の連載ストーリーでの時系列情報をまとめると以下の通りだ。
10年前:テゼレットが香醍に現実チップ(The Reality Chip)の試作品を使用した際、皇の灯が不完全な点火をした。皇の失踪事件。皇は放浪者としての人生を歩み始めた。
9年前:漆月魁渡(しづき かいと)の灯が点火し、多元宇宙で皇の捜索を始めた。
5年前:テゼレットが鼠人の村を焼き、ジェイスによって脳死状態にされ、その後ニコル・ボーラスに回収された。全て小説Agents of Artificeの終盤に起こった出来事である。これは時代特定において実に重要な情報だ。
カラデシュ・ブロックの連載ストーリー
カラデシュ・ブロックの連載ストーリーでは1話だけ神河次元のタミヨウ一家が出てくる。そして、連載ストーリーの様々な所で時系列を特定するための情報が拾い上げられる。
まずカラデシュ・ブロックのスタート時期を確認する。郷愁(Homesick)(原文、公式和訳版)によれば、カラデシュ・ブロックの連載ストーリーはエムラクールの封印の3か月後からのスタートとなる。この時点でラヴニカ次元は夏真っ盛りである。
したがって、カラデシュ・ブロックはイニストラードを覆う影ブロックの3か月後であり、おそらく同年中の出来事である。
そしてタミヨウ一家の登場する解放(Release)(原文、公式和訳版)によると、以下のような時系列情報が読み取れる。
※ カラデシュ・ブロックのスタート時点を現在とする
3年前:テゼレットが神河で鼠人の村を焼き払い・後に殺害され遺体はニコル・ボーラスが回収した(小説Agents of Artifice)
2年前:テゼレットがエルズペスの敵と協力していた(ミラディンの傷跡ブロック)
1年前:タミヨウはイニストラードに数か月滞在しジェンリクと協力した(イニストラード・ブロック)
6か月前:アジャニがテーロスから神河のタミヨウの家を訪問した(エルズペスの死後でテーロス住人にその死を語り伝えた短編の後)
5か月前:アジャニがテゼレットを追って神河からカラデシュに移動&タミヨウがイニストラードに移動(イニストラードを覆う影ブロック)
ここでも小説Agents of Artificeの一件が言及されている。このカラデシュ時点では3年前の出来事となっている。したがって、イニストラードを覆う影ブロックとカラデシュ・ブロックは「神河:輝ける世界」の2年前となる。
また、タミヨウのイニストラード次元での活動時期も正確に割り出せる。「神河:輝ける世界」を現在として、イニストラード・ブロックでのタミヨウの活動は3年前で数か月間のみ、そしてイニストラードを覆う影ブロックでのタミヨウは2年前の2か月間のみである。
アジャニは数か月ぶりにタミヨウの家を訪れており、アジャニが再訪するまでの間にタミヨウはテゼレットに焼かれた村の生き残り那至(なし)を養子に迎え入れた。養子縁組は2-3年前の出来事と考えられる。
前者ではアジャニがタミヨウを前回訪問した時には那至の存在を知らず、数か月後の再訪時に養子に迎え入れたと初めて紹介されたのだ。しかし、後者では「すぐに養子となった(he was quickly adopted)」と書かれている。両者には2年から3年の開きがある。
両者を無理なく成立させる解釈としては、タミヨウ家は最初のアジャニの訪問時には那至を守るために存在を隠していたのだろう。そして、アジャニが十分に信頼できる人物と判断した一家は、次にアジャニが訪れた際には改めて紹介することに決めていた。こうだったのではなかろうか。:追記ここまで
側面情報としてテゼレットが新ファイレクシアと同盟を始めた時期は「神河:輝ける世界」の4年前となる。
最後にもう1つ、カラデシュ・ブロックのストーリーは全部でおよそ2か月強の期間である。
イニストラード:真夜中の狩り&真紅の契り
前節ではタミヨウのイニストラード次元の行動に触れた。ついでに、イニストラード次元を舞台にしたカードセット「真夜中の狩り」と「真紅の契り」についてもここで比較しておこう。
この両セットはイニストラードを覆う影ブロックの2年後との時代設定が公開されている。つまり、「真夜中の狩り」と「真紅の契り」は「神河:輝ける世界」と同年中の出来事となる。
灯争大戦

カードセット「灯争大戦」は様々なカードセットの登場人物が一堂に会する出来事であった。つまり、灯争大戦の年代が定まれば、これを起点としてほとんどのパズルピースが埋まっていくはずだ。
「灯争大戦」はラヴニカ次元を舞台としている。その直前にはカードセット「ラヴニカのギルド」と「ラヴニカの献身」があり、ストーリーは直結している。直前の2セットの小説The Gathering Stormの最後は、灯争大戦の小説War of the Spark: Ravnicaの冒頭に間を置かずに繋がって、その日の夜明けから夕暮れまでで完結する。灯争大戦はこの1日間の戦争だ。
さて、「ラヴニカのギルド」と「ラヴニカの献身」だが、ギルドパクトのジェイスが不在のラヴニカの秋の物語だと公表されている。この秋はどの年、何年前なのだろうか?
前々節でカラデシュ・ブロックの連載ストーリーに言及した際に、スタート時点でラヴニカは夏真っ盛りであり、終結まで2か月間強かかったと既に分かっている。おそらくこの終結時点でラヴニカの季節は秋になっていただろう。
カラデシュ・ブロックから灯争大戦の間には、アモンケット・ブロックが発生し、その後の同時期にはイクサラン・ブロックとカードセット「ドミナリア」と「ラヴニカのギルド」と「ラヴニカの献身」の出来事が起こっている。これらのカードセットのストーリーを押し込むとなると、カラデシュと同じ年のラヴニカの秋を遥かに超えてしまう。
したがって、翌年以降の秋でなければならなくなるが、アモンケットや諸々を足し合わせても1年以上は経過していそうにないし、2年後になると「真夜中の狩り」「真紅の契り」「神河:輝ける世界」の発生する年にぶつかってしまう。となると、「灯争大戦」は「神河:輝ける世界」現在の1年前であると置くのが筋が通る。
ここでカードセット「ドミナリア」に注目しなければならない。設定集によると、「ドミナリア」の時代設定はAR4560年と明記してある。これが「ドミナリア」の連載ストーリーの発生した年である。「灯争大戦」は「ドミナリア」後に余り間を置かずに起こっているので、AR4560年となる。
ならば、イニストラードを覆う影ブロックとカラデシュ・ブロックの年はAR4559年となるので、その2年後となる「神河:輝ける世界」はAR4561年で確定だ。
これでようやくピースが埋まる。
この修正によってAR4560年の1年間で、ラヴニカ次元では夏から翌年の秋へと季節が移り替わることになり、1年以上が経過することになってしまう。しかし、ラヴニカの1年はドミナリアより日数がかなり少ないため、その差分でずれが生じたと解釈することでつじつまが合う。これも問題はない。:追記ここまで
神河史の検証結果
では検証結果を踏まえて年表にまとめてみた。
AR3200年頃:ウルグローサ次元でラヴィが黙示の鐘を使用し、鐘の破壊的な響きが次元外に広がりドミナリア次元の鉤爪門を経由して、神河次元に到達した。ウルザがAR3307年に発生させる時間災害によって生じる時の裂け目が、100年遡って神河次元へと影響を与えた。
ラヴィの黙示の鐘とウルザの時間災害のいずれかか、あるいは両方によって、神河次元の現し世(物質世界)と隠り世(精霊界)の境界が弱まった。同時に神河次元と他の複数の次元との境界も弱体化した。
AR34世紀:大名の今田が精霊界から大口縄(おおかがち)の「子供」を盗んだことで、20年に及ぶ神の乱が勃発した。神の子「香醍(きょうだい)」が解放。今田と大口縄が倒され神の乱が終結した。
夜陰明神が梅澤俊郎をドミナリアに追放した。
神の乱終戦後:香醍と今田魅知子(こんだ みちこ)の協力体制による復興。魅知子は死後に新たな神河の初代の皇の称号を与えられた。
神の乱の後:黒瘴は鬼の攻撃から竹沼住人を守って死亡した。死亡時期は上述したように「数十年後」と「数世紀後」の2通りの矛盾した公式記述があって判然としない。
今田魅知子の統治から何世代も後:皇の後継者争いから戦乱時代が始まった。後継者争いの当事者が成敗された後、香醍は今田家から統治者権限を剥奪し、以後は香醍自身が市民から皇を直接選出することになった。初代皇が即位するも戦乱時代はさらに数十年続く。
戦乱時代中:鬼の猛攻による「衰退の夜」。大蛇人は守護者である珠眼を蘇生し、珠眼と流星は鬼を撃退した。
戦乱時代中:母聖樹に封じられ50年間温められた卵から神河の5体の龍が再誕した。
啓蒙の時代:初代皇が統一を成し遂げ平和と繁栄の時代が幕を開ける。
啓蒙の時代の始まりから数世紀後:樹海の兵団と皇国、水面院は「統合ゲート」を開発建造し神を迎え入れる体制を整えた。
当世:技術革新ブームが起こり、急速に近代化が進む。
都和市(とわし)の争議を皇が調停した。
現代:
AR4500年:復活したニコル・ボーラスが神河次元を訪れて、夜陰明神の仮面を奪った。夜陰明神はドミナリアに行き、ボーラスに対抗するレシュラックに仮面の複製を与えた。ボーラスを追跡するレシュラックは神河の外側までやって来たがボーラスは既に居ないため立ち去り、その際に双子のような神河の守護者に遭遇した。
AR4551年:テゼレットが香醍に現実チップ(The Reality Chip)の試作品を使用した際、皇の灯が不完全な点火をした。皇の失踪事件。皇は放浪者としての人生を歩み始めた。
AR4552年:漆月魁渡(しづき かいと)の灯が点火し、多元宇宙で皇の捜索を始めた。
AR4556年:テゼレットが鼠人の村を焼き、ジェイスによって脳死状態にされ、その後ニコル・ボーラスに回収された。村の生き残り那至(なし)がタミヨウの養子となる。
AR4557年:テゼレットが新ファイレクシアのジン=ギタクシアスと同盟を結ぶ。
AR4558年:タミヨウがイニストラード次元で数か月間滞在し、ジェンリクに協力した。
AR4559年:タミヨウがイニストラード次元を再訪して2か月間滞在し、エムラクールの事件に関与した。
AR4560年:ラヴニカ次元の灯争大戦に放浪者とタミヨウが参戦した。灯争大戦後、放浪者はラル・ザレックに協力してテゼレットをアラーラ次元エスパーまで追った(小説War of the Spark: Forsaken)。
AR4561年:新ファイレクシアのテゼレットとジン=ギタクシアスは神河において神を捕らえて実験を行った。皇が皇国に帰還し魁渡、タミヨウと共に新ファイレクシアを撃退する。タミヨウはテゼレットにさらわれて、初のファイレクシアン・プレインズウォーカーに改造された。皇は軽脚を執政に指名して、再び不安定な灯のプレインズウォークで神河を去った。
さいごに
以上で、神河次元の取りあえずの年表が出来上がった。ついこの間まで神の乱を除いてスカスカだった神河の歴史にも、カードセット「神河:輝ける世界」の発売を前に1200年分が一気に詰められた。まだまだ情報に物足りなさがあるものの、「神河:輝ける世界」のプレビュー期間は始まったばかりだ。近日中にも公式はより詳細なあるいは別の切り口の情報を開示していくに違いない。
では今回はここまで。
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