モダンホライゾン:接合者の技法

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接合者の技法(Splicer’s Skill)はカードセット「モダンホライゾン」収録のソーサリー・カード。

接合者の技法の解説

接合者の技法(Splicer's Skill)

カードギャラリーより引用

接合者の技法(Splicer’s Skill)は新ファイレクシア次元の接合者(Splicer)の技術をカード化したもの。

イーサン・フライシャー(Ethan Fleischer)記事A Magic Set about Magic: The Gatheringによると、このカードは英語原文で「Splice」という言葉が共通するカードを合成したデザインである。一種の冗談になっている。

カード名の「接合者(Splicer)」と、キーワード能力の「連繋(Splice)」である(…実はあともうひとつある)。

面白い試みだ。…ただ、訳語の関係上、日本語では少しわかりにくい。和訳記事マジック:ザ・ギャザリングについてのマジックのセットの文章を読んでてもピンとこなかったので以下でちょっと説明する。



接合者(Splicer)

探知の接合者(Sensor Splicer)

データベースGathererより引用

1つ目の「Splice」は、2011年発売のカードセット「新たなるファイレクシア」に由来する。

このセットには「接合者(Splicer)」という名称を持つ「戦場に出たときに無色の3/3ゴーレム・アーティファクト・トークンを生成する」クリーチャー群が収録されていた。接合者カードの内訳は、白に3種類、青に1種類、緑に2種類である。

各カードのイラストを比較してみたが、記事で画像が言及されている探知の接合者(Sensor Splicer)が、この接合者の技法のイラストのファイレクシア人と一番近い形態をしており、おそらく同タイプであることが確認できる。

連繋(Splice)

霊的な訪れ(Spiritual Visit)

データベースGathererより引用

2つ目の「Splice」は、2004-2005年発売の神河ブロックに由来するキーワード能力である。

神河ブロックのキーワード能力「連携(秘儀)」は「秘儀」に該当するカードを唱えるときに、手札から公開して連携のコストを払うと、効果を得られるという機能があった。ザックリ言うと、条件が揃えば手札を減らさずに何度も使える可能性があるお得な機能だった。

接合者の技法は神河ブロックよりバージョンアップしていて、参照するのは「秘儀」ではなく「インスタントまたはソーサリー」となって使い勝手が上がっている(連携(秘儀)は思ったほど強くなかったしね…)。

この接合者の技法では連携するたびに、接合者のようにゴーレム・トークンを生成するという機能になっていて、ただの言葉遊びの冗談じゃない仕上がりになっている感触がある。



接続具(Splicer)

ファイレクシアの接続具(Phyrexian Splicer)

データベースGathererより引用

そして最後に、記事で言及されていない3つ目の「Splice」は、1997年発売のカードセット「テンペスト」に由来する。

それがアーティファクトのファイレクシアの接続具(Phyrexian Splicer)である。このカードはMTG史上初のカード名で「Splicer」と名付けられたカードであり、設定上は旧ファイレクシアが支配する次元ラースの道具である。

このカードと接合者の技法との間にはメカニズム的な繋がりはない。注目すべきはイラストである。

接合者の技法のファイレクシア人が左手に持って使用している道具を見ると、このファイレクシアの接続具と全く同じ道具であることが分かるだろう。そして、イラスト全体の構図がそっくりそのまま同じである。

記事を執筆したイーサンは気付いてほしくてわざと隠しているに違いない。

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