カード紹介:スタング

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スタング(Stangg)カードセット「レジェンド」収録の伝説のクリーチャー・カード。

スタングの解説

スタング(Stangg)

データベースGathererより引用

スタング(Stangg)はドミナリア次元の双子の人間男性の戦士である。AR34世紀頃かそれより昔の人物であると考えられる。

スタングは、MTG史上初の「1枚のカードでそっくりのクリーチャー2体を生み出す」メカニズムを持ったカードであった。これを皮切りに現在まで、同系カードが何種類もデザインされている。

スタングの場合は双子の戦士ということで、全く同じ性能の「スタングの双子(Stangg Twin)」トークンを生成する。

カードセット「テーロス還魂記」現在、スタングは固有の物語が語られていないキャラクターであるが、クレイトン・エマリィ作品での描写からドミナリア次元に属しており、AR34世紀以前の人物であることだけは確定している。また、その作品内での記述から、ヴォーソスの中にはスタングがジャムーラのロバラン傭兵団の一員だと主張する者もいる。本稿ではその点についても検証する(→スタングとロバラン傭兵団の関係)。



スタングの素顔

カードセット「マスターズ25th」で再録された際に新規イラストとなり、スタングの素顔が初めて公開された。

スタング(Stangg)名

マスターズ25th再録版スタング(Stangg)
データベースGathererより引用

スタングの双子トークンの方も新規のイラストで収録されている。

スタングの双子(Stangg Twin)

スタングの双子(Stangg Twin)トークン
公式記事The Tokens of Masters 25より引用

スタングとロバラン傭兵団の関係

スタングがロバラン傭兵団に関係しているのではないか?スタングはロバラン傭兵団の一員あるいは首領あるいは船長である。こういった主張が20年近く昔からヴォーソスの中にはある。その根拠となっているのが小説Johanでの記述である。

Hazezon Tamar

元海賊であったハゼゾン・タマル(Hazezon Tamar)
データベースGathererより引用

ロバラン傭兵団はAR34-35世紀頃のジャムーラ西南地方で活動した海賊団である。その首領アディラ・ストロングハートは、物語の10年以上昔、ハゼゾン・タマル(Hazezon Tamar)と夫婦であり海賊仲間でもあった。そして、2人の海賊時代の船が「スタングの牙号(Stangg’s Talon)」なのである。

この船名「スタングの牙号」の存在によって、スタングがAR34世紀頃かそれより昔のドミナリアの人物であったことが確定した。これだけが動かせない事実である。

この事実を踏まえた上で、「スタングの牙号」という名前はスタングの所有する船と解釈できるというのが、スタングがロバラン傭兵団の一員であるとする主張なのだ。主張には幅があり、人によっては「当時の首領がスタングだ」とか「船長がスタングだ」とかも見かけたことがある。時にはこの主張が確定事項のように書かれていることもあった。

カードセット「レジェンド」のキャラクター同士で横のつながりができるのは、ファン心理としてはとても興味深く嬉しいものではある。ジェディット・オジャネン(Jedit Ojanen)の先代にハゼゾン・タマルがいて実は同期にはスタングもいた、となれば、私だってワクワクしてしまう。しかし、厳密には小説中にスタングがロバラン傭兵団に所属しているとは書かれていないのだ。したがって「スタングがロバラン傭兵団である」はファンの仮説であり公式設定ではない。…少なくとも現時点では。もし公式がこのファン設定を拾ってくれたら私は嬉しくなってしまうだろう。



スタングのストーリー

スタングは上述の通り固有の物語は語られておらず、登場する作品も存在しない。クレイトン・エマリィの3作品で名前だけがちらりと出てくるだけである。

クレイトン・エマリィ!

クレイトン・エマリィの作品ではよくあることだが、登場人物が感嘆や罵りの場面や単に言葉の調子を揃えるために固有名詞を口にする。小説Final Sacrificeでは「スタングの石ころ(Stangg’s Stones)」、小説Jeditでは「スタングの無知蒙昧なる名の下に、あそこで何が起こった?(What in Stangg’s benighted name happened back there?)」という表現が確認できる。後世にも名前が伝わっているという事実以外に、これらの言葉に特に意味はない。

また、上述の通り小説Johanでは「スタングの牙号(Stangg’s Talon)」という船名が登場して、スタングがAR34世紀頃かそれより昔のドミナリアの人物であったことが確定し、ロバラン傭兵団との関係性に想像の翼を広げるきっかけとなった。これだけはただの感嘆や罵りとは違って有益な情報源と言えるだろう。

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