エルドレイン次元の童話「ラプンツェル」をモチーフにしたカードを取り上げる。
カードセット「エルドレインの王権」とカードセット「エルドレインの森」の該当カードをまとめた。
ラプンツェルの解説
童話世界のエルドレイン次元には、童話「ラプンツェル」をモチーフとしてデザインされたカードが含まれている。
非常に長い髪の姫が高い塔の上に幽閉される。という童話「ラプンツェル」の要素をカードに取り入れてデザインされているのが共通する特徴だ。
ラプンツェルの該当カード
塔への閉じ込め
“At least up here I have some peace and quiet.”
「少なくともここには平穏と静けさがあるわ。引用:塔への閉じ込め(Trapped in the Tower)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
塔への閉じ込め(Trapped in the Tower)はカードセット「エルドレインの王権」に収録されたエンチャント・カードである。
公式記事Eldraine Check, Part 3では、これが童話「ラプンツェル」をモチーフにしたデザインだったと示唆している。
高い塔の上に幽閉されたラプンツェルだが、このカードでは空を飛べば逃げ出せるデザインとなっている。
イラストを見ると、女性の服には円がデザインされていることから、アーデンベイルの女性だと分かる。
王女、空を飛ぶ
王女、空を飛ぶ(The Princess Takes Flight)はカードセット「エルドレインの森」に収録された英雄譚エンチャント・カードである。
イラストを担当したJulia Metzgerは、このカードが翼の生えた一角獣にラプンツェルを乗せた絵だと語っている(出典リンク)。
この英雄譚は、第1章で姫が高い塔に幽閉され、第2章で翼の生えた一角獣に乗って空を飛び、第3章では幽閉された姫が解放されて戻る、と物語の流れになっている。
空を飛べば塔から脱出できる。前作「エルドレインの王権」の塔への閉じ込め(Trapped in the Tower)と揃えられており、まとまりがあるデザインが綺麗だ。
さいごに
この前の「ゴルディロックスと3匹の熊」の記事と同じで、童話「ラプンツェル」モチーフのカードが2つに増えたので個別記事化してみた。
カードセット「エルドレインの森」で加わった王女、空を飛ぶ(The Princess Takes Flight)はドラフト戦でよく使われているように見受けられる。相手のクリーチャーを一時的に追放し、次には飛行と+2/+2ができると、攻撃を通すのに有効な効果が揃っている。その上、協約で第3章になる前に生け贄に捧げられると、追放されたクリーチャーは戻ってこない。なるほど良さそうだ。
真面目に状況を想像すると、ペガサス・ユニコーンが空を飛び塔の天辺まで迎えに行っても、ラプンツェルは居なくなってしまっている。「エルドレインの森」のキャッチコピーは「A tale only you can tell(あなただけが紡げる物語)」なのだけれど、プレイヤーたちの紡ぐ物語では幽閉された姫が戻ってこないのが常らしいな。
では、今回はここまで。
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