アルケミー:ドミナリアのフレイバー・テキスト

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2022年10月7日未明に、MTGアリーナにカードセット「アルケミー:ドミナリア」が実装された。

アリーナ専用の「アルケミー」シリーズの最新版で、今回はカードセット「団結のドミナリア」と設定を共通にしたデザインである。現在のドミナリア各所の姿を垣間見ることができる。

今回はカードセット「アルケミー:ドミナリア」の中から、フレイバー・テキストを持つ新規カードだけをまとめた記事となっている(前回の「アルケミー:ニューカペナの街角」では全カード分を記事化したのだが、ちょっと今はそこまでやれそうにないので対象を絞った)。

アルケミー:ドミナリアのフレイバー・テキスト

カードセット「アルケミー:ドミナリア」収録の新カードのうち、フレイバー・テキストがつけられているカードは全5種類だけだ。

これらのフレイバー・テキストは、ウィザーズ公式サイトのカードギャラリー(英語版和訳版)を調べても知ることができず、MTGアリーナで個別に確認するしかない。

そこで本記事は、MTGアリーナを介さずにデータを参照できるように1か所にまとめたというわけだ。では5種類のカードを順に紹介しよう。



マーウィンの身内

“We are one family, connected by the sacred roots of Llanowar.”
「我々はラノワールの聖なる根で繋がっている、ひとつの家族なのよ。」
引用:マーウィンの身内(Marwyn’s Kindred)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

マーウィンの身内(Marwyn's Kindred)

マーウィンの身内(Marwyn’s Kindred)
公式カードギャラリーより引用

マーウィンの身内(Marwyn’s Kindred)は、養育者、マーウィン(Marwyn, the Nurturer)1枚とラノワールのエルフ(Llanowar Elves)X枚のカードを戦場に創出するメカニズムを持っている。

養育者、マーウィン(Marwyn, the Nurturer)

養育者、マーウィン(Marwyn, the Nurturer)
データベースGathererより引用

マーウィンは、アダイ(Adai:ラノワールの助産師)の中心人物である。

ラノワールのエルフ(Llanowar Elves)

ラノワールのエルフ(Llanowar Elves)
データベースGathererより引用

マーウィンの身内で、戦場に出てくるラノワールのエルフたちはマーウィンによって育てられた子供たちが成長した姿であろう。

さまようツリーフォーク

“It is a pleasure to make your acquaintance, Ichabod.”
「お会いできて光栄です、イカボド」
引用:さまようツリーフォーク(Wandering Treefolk)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

カード名

さまようツリーフォーク(Wandering Treefolk)
公式カードギャラリーより引用

さまようツリーフォーク(Wandering Treefolk)は、ドミナリア各地を放浪して色々なクリーチャーと出会っていくデザインになっている。

イラストのツリーフォークは、リスやフクロウ、ドレイク(小型のドラゴンかも?)らと友諠を結んでいるようだ。

巨大戦車の行商人

“Certified pre-owned!”
「中古品の証明書付きだよ!」
引用:巨大戦車の行商人(Juggernaut Peddler)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

巨大戦車の行商人(Juggernaut Peddler)

巨大戦車の行商人(Juggernaut Peddler)
公式カードギャラリーより引用

巨大戦車の行商人(Juggernaut Peddler)はその格好から、新アルガイヴの人間だと推察できる。

巨大戦車(Juggernaut)

巨大戦車(Juggernaut)
データベースGathererより引用

新アルガイヴを含むテリシア群島には、アンティキティー戦争期などの遺物である戦争機械が密かに眠っている。この行商人が取り扱う巨大戦車(Juggernaut)もそういった過去の遺産のようだ。

フレイバー・テキストの公式和訳は「中古品の証明書付きだよ!」という文章だが、まるで中古品であることを証明する書類が付属しているようにも読めてしまう。中古なのを保証されてもそれは商品の売りにはならなので、首を傾げるしかないのだ。

原文を確認すると、「Certified pre-owned!」つまり「証明書付きの中古車ですよ!」と売り込んでいるのだ。訳に色を付けるなら「中古ですが性能は保証しますよ!」くらいの雰囲気だろうか。

サリッドの移植者、スライムフット

At last, some room to grow.
やっとのびのびと根を伸ばせる。
引用:サリッドの移植者、スライムフット(Slimefoot, Thallid Transplant)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

サリッドの移植者、スライムフット(Slimefoot, Thallid Transplant)

サリッドの移植者、スライムフット(Slimefoot, Thallid Transplant)
公式カードギャラリーより引用

サリッドの移植者、スライムフット(Slimefoot, Thallid Transplant)は現代の新生ウェザーライト号の乗組員である、菌類系種族サリッドだ。

カードセット「団結のドミナリア」のストーリーでは、ウェザーライト号はファイレクシアの手に落ちてしまったし、スライムフットら乗組員の出番も扱いもあまり良くはなかった。本編ではもやもやしてものが胸に残ったものだが、こうして(アルケミーでとはいえ)新バージョンでカード化された事だけは素直に喜んでおきたい。

テフェリーの備え

“Not now. Definitely not now.”
「後にしろ。今はそれどころじゃない。」
引用:テフェリーの備え(Teferi’s Contingency)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

テフェリーの備え(Teferi's Contingency)

テフェリーの備え(Teferi’s Contingency)
公式カードギャラリーより引用

テフェリーの備え(Teferi’s Contingency)は打ち消し呪文の類だが、打ち消したのと同名の呪文に追加コストを課すことで、将来に渡って唱えにくくする機能が付与されている。

フレイバー・テキストの英語原文は「Not now. Definitely not now.」なので直訳調なら「今は駄目だ。絶対に今は駄目だ。」くらいに訳せるが、公式和訳版は「後にしろ。今はそれどころじゃない。」と、こなれた日本語に言い換えてくれている。

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