カードセット「エルドレインの王権」の「ロビン・フッド」モチーフのカードをまとめた。
エルドレインの王権のロビン・フッドの解説
イギリスのシャーウッドの森の義賊ロビン・フッドは弓の名手でアウトロー集団の頭目を務める架空の人物。
カードセット「エルドレインの王権」にはそのロビン・フッドと仲間たちをモチーフにしたカードが収録されている。森に住むこのアウトロー集団は、エルドレインの王権が描く「アーサー王伝説」と「おとぎ話」の中間くらいに位置しているように私には思える。
エルドレインの王権のロビン・フッド関連のカード
義賊(Robber of the Rich)
義賊(Robber of the Rich)はエルドレインの王権版のロビン・フッド(Robin Hood)その人である。
飛行クリーチャーをブロックできる「到達」能力は、弓による射撃や盗賊としての登攀技術の反映だろう。そして自分より手札の多い相手のライブラリーからカードを奪う機能は、富める者から盗む義賊的な性格の表現と言える。
当初のデザインでは、カードタイプがまさにロビン・フッドらしくなるように「伝説のクリーチャー – 人間・射手・ならず者」だったが、カード・タイプの行に納まりきれなかったために「伝説の」が削除された経緯がある(出典)。
荒くれたちの笑い声(Outlaws’ Merriment)
荒くれたちの笑い声(Outlaws’ Merriment)はエルドレイン版ロビン・フッドの仲間たちが次々と出てくるエンチャント・カードである。
カード名で「荒くれたち」と訳された「Outlaw」は「アウトロー、無法者、ならず者」のこと。「荒くれ」は「気性や振る舞いが荒々しいことやそういう人物」を意味する言葉のために意味合いにずれがある。
このカードが生成するクリーチャー・トークンは3種類あり、それぞれロビン・フッドの仲間の誰かをモチーフにしたような能力とイラストを持たされている。
人間・戦士トークン
人間・戦士トークンの人物はクォータースタッフを振り上げた大男。ロビン・フッドの副官的キャラクター「リトル・ジョン(Little John)」がモチーフだろう。
荒くれたちの笑い声(Outlaws’ Merriment)のイラスト左寄りで顔に手を当ててあきれている。表情が隠れているせいであまり目立っていない。
人間・クレリック・トークン
ロビン・フッドの仲間で聖職者と言えば「タック修道士(Friar Tuck)」がいる。人間・クレリック・トークンの人物はエルドレイン版タック修道士だろう。
荒くれたちの笑い声(Outlaws’ Merriment)のイラスト中央右寄りで腰かけている。人間・ならず者の人物と会話している。
実はカードセット「エルドレインの王権」で唯一のクレリック。
人間・ならず者トークン
人間・ならず者トークンの人物は投げナイフの女性。ロビン・フッドの仲間で女性キャラクターというと、ロビン・フッドの恋人「マリアン (Marian) 」が思い浮かぶ。
荒くれたちの笑い声(Outlaws’ Merriment)のイラスト中央左寄りで目立つ人物。人間・クレリックの男性と話している。
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