ドミナリア:聖なる後光の聖職者

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聖なる後光の聖職者(Clergy of the Holy Nimbus)カードセット「レジェンド」収録のクリーチャー・カードである。

追記(2023年7月16日):ビジュアルガイドで、レンジェンドサイクル1と2の時代設定が明確化されたので本記事に反映させた。

聖なる後光の聖職者の解説

Clergy of the Holy Nimbus

データベースGathererより引用

聖なる後光の聖職者(Clergy of the Holy Nimbus)はドミナリア次元で活動する宗教団である。公式に和訳されたことがないため「聖なる後光の聖職者」は本サイトでつけた暫定訳である。

カードのメカニズム的には自動的な再生能力を有している。このカードはMTG史上初の白単色の再生持ちクリーチャーである。

聖なる後光の聖職者たちは、顔が見えないほど目深にかぶったローブと、手の先くらいしか外に出ない長袖の長衣をまとっており、衣服の色は地味な色合いである。僧侶や戦士修道士、魔導士1である。カードの再生能力を反映して、戦闘では非常に頑丈でしぶとい。集団のリーダーはカードイラストにもある青いオーブを携えている。

赤丸の地域で聖なる後光の活動が確認
ジャムーラの西方に偏っている
現代ドミナリア地図から抜粋引用

AR34世紀の西ジャムーラ亜大陸ノスリ湾(Buzzard’s Bay)や、AR37世紀初頭のマダラ地方アージェンティ(Argenti)において活動が確認できる。この少ない例からは、ジャムーラの西方面での活動に偏っていることが読み取れるものの、聖なる後光がどこから来たのか、その信条や組織の規模などははっきりとはしない。



聖なる後光の騎士

聖なる後光の騎士(Knight of the Holy Nimbus)

データベースGathererより引用

ドミナリアの裂け目時代(AR4306-4500年)でも聖なる後光は活動している。この聖なる後光の騎士(Knight of the Holy Nimbus)がその証拠である。ただ残念なことに、このカードからはドミナリアのどの地域に居るのかが特定できないし、フレイバー・テキストによる設定的な補足もない。存在が確認できるのみだ。

聖なる後光の聖職者のストーリー

聖なる後光の聖職者は、カードセット「レジェンド」を元にした2つの小説三部作に登場している。それがレジェンドサイクル1と2である。

レジェンドサイクル1三部作

ヨハン(Johan)

ヨハン(Johan)
データベースGathererより引用

レジェンドサイクル1三部作では二作目の小説Jedit聖なる後光の僧侶(Cleric of the Holy Nimbus)が登場している。時代設定はAR3334年だ。

ノスリ湾(Buzzard’s Bay)の代弁者として働くバードルフ(Bardolph)という男性である。ヨハン(Johan)を追跡するロバラン傭兵団のアディラ・ストロングハートに接触し、ヨハンが有力容疑者として疑われるノスリ湾の殺人事件についての情報をもたらした。

この作品では、カードとは外見が少々異なっており、ローブは着ているが頭と顔を表に見せ、光沢のある青い大メダルを胸にかけている。カードの持つ再生能力の描写もない。このカードらしさといえば、聖なる後光の僧侶という肩書きと、聖なる後光への祈りを捧げるくらいだ。

レジェンドサイクル2三部作

オハビ・カレリア(Ohabi Caleria)

オハビ・カレリア(Ohabi Caleria)
データベースGathererより引用

レジェンドサイクル2三部作では、マダラ帝国の支配に対して蜂起したアージェンティの協力者として聖なる後光は活動していた。時代設定AR3607年。

アージェンティの統治者、レディ・カレリア(Lady Caleria)はこの教団と何年もの間、同盟を結んでいた。こちらの作品では、帝国軍ケンツとの戦闘でカードの持つしぶとい再生能力が具体的に描写されている。

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  1. 登場作品の原文では「Clerics. Warrior monks and mages.」