呪われた狩人、ガラク(Garruk, Cursed Huntsman)はカードセット「エルドレインの王権」収録のプレインズウォーカー・カードである。
呪われた狩人、ガラクの解説
呪われた狩人、ガラク(Garruk, Cursed Huntsman)は人間男性のプレインズウォーカーである。ガラクはMTG史上初のプレインズウォーカー・カードとなったキャラクターの1人であり、今回で7回目のカード化となる。イラストを見ても分かるように、長身でがっしりとした筋肉質、仮面を被り、両手持ちの大型の斧を携えている。
ガラクは多元宇宙を股にかける生粋の狩人である。ただし、狩りの標的は普通の獲物ではなく「プレインズウォーカー」だ。ガラクは他のプレインズウォーカーが次元移動した痕跡を嗅ぎ取り、識別し、正確に追跡する能力を持っている。
またガラクは絆を結んだ動物や獣を従え、召喚する緑の魔法の使い手でもある。ガラクの基本的な性質は緑マナであるのだが、リリアナ・ヴェスに呪われてからというもの、黒と緑の両方を属性として有している。
呪われたガラクの肌は紫色で血管が透けて浮き出ている。呪いのためにガラクは気が立って狂暴になっており、以前のような正気とはとても思えない。
ガラクの生まれ
ガラクの出身次元は不明である。
ガラクは母を亡くしており、幼い頃は父親との2人暮らしであった。農場主の父親から農耕生活を通じて自然や緑の魔法について教えを受けていた。しかし、平和な生活はガラクが10歳の時に終わりを迎える。
地方領主の派遣した法執行官が、10歳男児は軍に差し出すべし、とガラクを強引に徴兵にやって来た。子供を守ろうと反発した父親はガラクを森へと逃がした。これが今生の別れとなった。
ガラクは森の奥で成長する。獣を手懐ける魔法の才能のおかげで生き抜くことができたのだ。文明圏を離れ野生で生きる狩人ガラクの誕生である。
ガラクの呪い
ガラクの呪いはそもそもプレインズウォーカーのリリアナ・ヴェス(Liliana Vess)との出会いが発端である。
ガラクはかつてシャンダラー次元のオナッケ遺跡近くで死霊術師のリリアナ・ヴェスと遭遇した。オナッケの秘宝「鎖のヴェール」を入手したリリアナによって呪われてしまったガラクは、そこに居るだけで周囲に腐敗と荒廃をまき散らす危険な存在となった。
ガラクはリリアナへの報復を誓った。血に飢えた野獣のようなガラクはストーリーにたびたび登場してきた。リリアナの消息を追い、時には無関係なプレインズウォーカーを仕留めながら…。
ガラク犬
カードセット「エルドレインの王権」のストーリーでは、ガラクはフェイのプレインズウォーカーであるオーコの下僕となっている。オーコはガラクに催眠魔法をかけて自身を「ご主人様」と呼ばせ、ガラクを「犬」と名付けた。
ガラクもオーコもエルドレイン次元では異世界からの来訪者である。アーサー王伝説とグリム童話の世界と形容されるエルドレインで、この獰猛な「犬」と信用ならない「ご主人様」の最も危険なコンビはどんな騒動を起こしてくれるのだろうか?
呪われた狩人、ガラクのイラスト別バージョン
エルドレインの王権「コレクター・ブースターパック」で入手可能な、拡張アート版プレインズウォーカーの呪われた狩人、ガラクである。イラスト違いで、かつ、カードの外枠いっぱいまでイラストが拡張されている。
公式トレーラーのガラク
エルドレインの王権の公式トレーラー動画ではガラクはおとぎの国のお城で暴れる野獣のようだ。ジンジャーブレッドマンの男女を追い詰めて…。
この動画ではガラクは完全に悪者扱いだ。
呪われた狩人、ガラクのストーリー
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