イニストラード:教区刃の見習い

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教区刃の見習い(Parish-Blade Trainee)はカードセット「イニストラード:真紅の契り」収録のクリーチャー・カードである。

間も無く発売される「イニストラード:真紅の契り」のカードについて、小ネタを拾って解説する。今回はこのカードを切っ掛けに、そもそも「教区刃(きょうくやいば:Parish-Blade)」とはどんな存在なのかを調査した。

教区刃の見習いの解説

The recruits trained in eternal night, fueled by the hope that they might one day see the sun again.
太陽を再び拝める日が来るという希望に突き動かされながら、新兵は永遠の夜の中で訓練をした。
引用:教区刃の見習い(Parish-Blade Trainee)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

教区刃の見習い(Parish-Blade Trainee)

教区刃の見習い(Parish-Blade Trainee)
公式カードギャラリーより引用

教区刃の見習い(Parish-Blade Trainee)はカードセット「イニストラード:真紅の契り」収録のクリーチャー・カードである。

カード名では「見習い」と訳されているものの原文では「Trainee」つまり「訓練生」「軍事訓練を受ける者」のことだ。1

このカードの場合は、フレイバー・テキストで訓練中と明記され、カード能力として「訓練」を持たされ、イラストでは人狼人形を標的に戦闘訓練の最中である。したがって、「教区刃として軍事訓練を受けている者」との解釈ができる。

「真紅の契り」現在のイニストラード次元は永遠の闇に閉ざされ、教会は大天使アヴァシンを失いかつての権威はもはや持っていない。しかし聖戦士の教区刃はこの時代でも人々を守るため研鑽を欠かしていないのだ。

次の節では教区刃(きょうくやいば:Parish-Blade)とはどういった存在なのか?関連するカードにはどんなものがあるのか?その辺を取り上げる。



教区刃

教区刃(きょうくやいば:Parish-Blade)はアヴァシン教会の聖戦士に属し、各教区に駐留して街道や交差路での護衛隊を任務としたり、スレイベン大聖堂の守りに従事する者たちだ。また、司教の命令で招集される精鋭軍でもある。

教区刃の中でも特にステンシア州支部は道見張り(Roadwatcher)と気軽に呼ばれる。

ケッシグの矢筒(Quiver of Kessig)は教区刃から派生した比較的新しい団体で、弓術と長距離での防御を専門としている。新しいと言っても、最初のイニストラード・ブロックの時点で既に活動していた。名前通りにケッシグ州で活動しており、指揮官はラフ・ギエル(Raf Gyel)だ。

偏執的な教区刃

The mind is perfectly capable of creating its own monsters.
人の心は完璧な怪物を作り上げることが可能である。
引用:偏執的な教区刃(Paranoid Parish-Blade)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

偏執的な教区刃(Paranoid Parish-Blade)

偏執的な教区刃(Paranoid Parish-Blade)
データベースGathererより引用

偏執的な教区刃(Paranoid Parish-Blade)はカードセット「イニストラードを覆う影」収録のクリーチャー・カードである。

「イニストラードを覆う影」ではエムラクールによる狂気がイニストラード次元にじわじわと浸透していた。この偏執的な教区刃は狂気に蝕まれた聖戦士の姿である。

アヴァシンをはじめとする天使たちの狂気、悪魔崇拝者に牛耳られた教会上層部の凶行、世界に広がる異形化への変異……その結末はある意味より酷い破滅であった。あるいはその結末を見ることなく、この時期に狂ってしまえた教区刃は幸運だったのかもしれない。

グール馬

It once served a cathar roadwatcher, patrolling the crossways between villages. Its hooves still carry it along the same path.
かつては聖戦士の道見張りを乗せ、村々の交差路を巡回していた。今でも同じ道を歩き続けている。
引用:グール馬(Ghoulsteed)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

グール馬(Ghoulsteed)

グール馬(Ghoulsteed)
データベースGathererより引用

グール馬(Ghoulsteed)はカードセット「イニストラードを覆う影」収録のクリーチャー・カードである。

フレイバー・テキストによると、生前は道見張り(Roadwatcher)の乗馬として村々や交差路を巡回していたという。つまり、このゾンビ馬はステンシア州の教区刃の乗馬がアンデッドとなって蘇ったものなのだ。



ガヴォニーの罠師

The elite cathars of the Parish-Blades train in all manner of techniques designed to delay and frustrate the beasts that hunt the crossways.
教区刃の上級聖戦士は交差路で獲物を襲う獣の足をもつれさせ悩ませる様々な技を鍛えている。
引用:ガヴォニーの罠師(Gavony Trapper)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

ガヴォニーの罠師(Gavony Trapper)

ガヴォニーの罠師(Gavony Trapper)
データベースGathererより引用

ガヴォニーの罠師(Gavony Trapper)はカードセット「イニストラード:真夜中の狩り」収録のクリーチャー・カードである。

フレイバー・テキストによると、このガヴォニー州の罠師は、教区刃の精鋭である。たとえ永遠の夜の到来が予感され、人狼などの勢力を増しているこの時代でも、教区刃は交差路の安全を守る鍛錬を怠っていない。





以上で教区刃の語れる情報は尽きた。

しかし、カード名のよく分からない言葉を探ってみると、色々な設定を発見できるものだな。では今回はここまで。

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