灯争大戦:盾魔道士、テヨ

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盾魔道士、テヨ(Teyo, the Shieldmage)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カードである。

盾魔道士、テヨの解説

盾魔道士、テヨ(Teyo, the Shieldmage)

データベースGathererより引用

盾魔道士、テヨ(Teyo, the Shieldmage)は灯争大戦のストーリー「第二幕第一場(Act2, Scene1)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。

テヨ・ベラダ(Teyo Verada)は灯争大戦のストーリーで登場した完全新規のキャラクターである。ゴバカン次元出身の人間男性19歳。ゴバカンの盾魔導士修道団の侍僧(Acolyte)で、幾何学魔法(The Geometry)を習得している。修道団では未熟者である。人を疑うことを知らない世間知らずな面がある。

ゴバカンの砂嵐で命を失いかけた際にプレインズウォーカーの灯が点火して、次元間ビーコンが発信されたラヴニカ次元にプレインズウォークした。そこで最初に出会った少女ラット(アレイシャ・ショクタ)と友人になり、灯争大戦に巻き込まれていく。

壁トークン

盾魔道士、テヨが生成する壁トークン
公式記事The Tokens of War of the Sparkより引用

盾魔導士であるテヨは、幾何学的な力場を形成して自分や周囲を守ることができる。この力場はカード上でクリーチャーとして扱われている。盾魔道士、テヨでは壁トークンを生成し、テヨの光盾(Teyo’s Lightshield)はイリュージョン・クリーチャーとしての力場のカード化である。



ストーリー新規層のための主人公テヨ

物語開始時点のテヨはMTGの宇宙観の基本である次元、多元宇宙、プレインズウォーカーについてまだ何も知らない。ここ数年間展開してきたMTGストーリーについても全く知識がなく、ラヴニカ次元、ゲートウォッチ、ニコル・ボーラス、次元橋、不滅の太陽、永遠衆などについて聞いたこともない。

そこで事情通のラットから様々な知識をレクチャーされ、灯争大戦で危険にさらされ自身の限界に挑戦し、人間的にも盾魔導士としても成長していくことになる。

こういった描写から、テヨは灯争大戦からMTGのゲームやストーリーに触れることになる新規層と同じ目線の人物として設定されていることが窺える。テヨがストーリー新規層の分身なら、ラットは新規層の案内役といえるだろう。

盾魔道士、テヨの事前情報

テヨ・ベラダは灯争大戦の小説War of the Spark: Ravnicaの主人公の1人として、カードセットのプレビューが始まる以前から発表されていた。

小説発売に先立つ2019年3月までに、イベントなどで公表されていた情報では、ゴバカン(Gobakhan)という新規の次元出身の男性で、灯争大戦中にプレインズウォーカーになったばかり。ラヴニカ次元にプレインズウォークして現地人のラット(アレイシャ・ショクタ)と友人になるとされていた。

テヨの年齢は最終的に出版された小説では19歳と定まったが、初期には20代設定であったものを小説作者Greg Weismanの要望で引き下げられたものだ。小説の発売前情報では17歳と公表されていた。

テヨとラットのその後は灯争大戦の後日談である小説War of the Spark: Forsaken(2019年11月発行)で描かれることが決まっているとも事前発表されていた。

盾魔道士、テヨのフレイバー・テキスト

盾魔道士、テヨ(Teyo, the Shieldmage)

盾魔道士、テヨ(Teyo, the Shieldmage)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、盾魔道士、テヨ(Teyo, the Shieldmage)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

He claimed to be a novice shieldmage, and the boy was clearly operating at the point of near-exhaustion, but he did his part, protecting their backs, their fronts, their sides. He was quick and smart and if the situation weren’t half so desperate, Kaya might have been amused at the way he was constantly surprised by his own rapidly growing skills.
–War of the Spark: Ravnica by Greg Weisman
少年は「新米盾魔導士」だと言った。明らかに限界間際の状態ながら、全方位を守りつつ自らの役目を果たしていた。その判断の速さと正確さたるや。こんな状況でなければ、彼の成長速度に驚かされ、面白がっていたかもしれないとケイヤは思った
–Greg Weisman著『War of the Spark: Ravnica』より
引用:盾魔道士、テヨ(Teyo, the Shieldmage)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

テヨのフレイバー・テキストは新規のものではなく、小説War of the Spark: Ravnicaの第24章からの引用である。ケイヤ(Kaya)の視点から少年テヨの急成長ぶりが語られている。テヨは日の出前は半人前だったが、この灯争大戦の1日が暮れる頃には、故郷ゴバカンの熟練の盾魔導士ですら及ばないほどの実力を身に着けてしまうのだ(続編の小説War of the Spark: Forsakenで明確に描かれる)。

さて、この和訳版テキストは後半部分の内容がおかしい。和訳文は「テヨの成長に驚く」と「面白がる」の主語がどちらもケイヤになっているのが間違いであり、原文での主語は前者がテヨで後者がケイヤである。つまり、「テヨが急速にスキルアップすることにテヨ本人が驚いている」状況がまずあって、それを見ている「ケイヤがテヨが驚く様子を(こんな状況でなければ)面白がったかもしれない」と思い描いている場面なのだ。

少年は「新米盾魔導士」だと言った。明らかに限界間際の状態ながら、全方位を守りつつ自らの役目を果たしていた。その判断の速さと正確さたるや。こんな状況でなければ、自分の急成長に何度も驚いている少年の姿を、ケイヤは面白がっていたかもしれない。

修正してみたが、本来ならこんな感じに訳されるものだろう。

盾魔道士、テヨの日本オリジナルアート版

盾魔道士、テヨ(Teyo, the Shieldmage)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。



テヨの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でテヨが関係するカード

灯争大戦のストーリー

第二幕第一場

第二幕第一場でのプレインズウォーカー集合の情景は圧巻だが、注目のストーリーに指定されているカードはない。この第二幕第一場は登場人物の顔見せ的な意味合いが強いと思われる。

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
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答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでは、事前情報通りにテヨは主人公の1人として描かれている。基本的にラットとケイヤ(Kaya)と組んで行動している。

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