カード紹介:ペンドレルのドレイク

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ペンドレルのドレイク(Pendrell Drake)はカードセット「ウルザズ・サーガ」に収録されたクリーチャー・カード。

ペンドレルの霧(Pendrell Mists)から続くペンドレル関係の4回目。
第2回目の記事はこちら。第3回目はこちら

ペンドレルのドレイクの解説

トレイリアの魔道士たちは変わった遊びをいくつか考え出した。ときには凧上げをして、誰の凧が最後まで喰われずに残っているか競った。
引用:ペンドレルのドレイク(Pendrell Drake)のフレイバー・テキスト

ペンドレルのドレイク(Pendrell Drake)

データベースGathererより引用

ペンドレルのドレイク(Pendrell Drake)は、カード名とイラストから推測するに、トレイリア島のペンドレルの霧に生息するドレイクと思われる。

フレイバー・テキストではトレイリアの魔導士が呑気に凧上げをしてこのドレイクに喰われずに残す遊びをしている。AR3307年の時間災害によりペンドレルの霧が発生すると、アカデミーの生存者はトレイリア島を脱出し10年後に帰還してアカデミーを再建している。再建後のアカデミーの魔導士たちが気晴らしする姿と考えるのが筋が通っているだろうか。

あるいは、この魔導士はジョイラたち島に取り残された生存者だと考えるなら、災害によって時間の流れが歪んだ危険な環境で生き抜くジョイラたちの、せめてもの息抜きだったのかもしれない。



ペンドレルの霧の中で生きられるのか?

ペンドレルの霧は「生命力を搾り取る霧」と言われるほど危険である(→ペンドレルの霧の記事参照)。そんな危険な霧の中でドレイクが生息できるのだろうか?

ペンドレルの変転の記事で軽く触れたが、小説Time Streams小説Bloodlinesによると、時間の流れの急激な変化は生物に対して悪影響がある。そしてまた、時間な流れが異なる霧は時間流の変化に人体を慣れさせて、安全な移動を可能にする。霧の方は安全に聞こえるが、ただし「適切に調整されていれば」という注釈付きでだろう。天然の霧となると境界は曖昧だ。時間の流れが入り混じった混沌とした状態というのが実際ではないかと思われる。そんな危険な霧の中でドレイクが生息できるのだろうか?

また、濃霧によって隠されている危険もある。トレイリア島には時間の流れが狂ったスポットがいくつも存在していて、うっかり侵入すると一瞬のうちに何十年も経過して老衰してしまったり、ほんの数十秒が10年にも引き延ばされてしまったりする場所もあるのだ。

そんな危険な霧の中でドレイクが生息できるのだろうか?

悩んで資料を漁っていると、Duelist誌#32掲載記事From the Ground Up開発部からの身も蓋もない解答を見つけた。幸運なことに公式サイトで再掲されている。
From the Ground Up
Before there was Mirrodin, there was Karn, its creator. And before there was Karn, there was the planeswalker Urza, who created Karn. While Mark Rosewater expla...
Further, Tolaria’s geographic isolation allowed the artists to explore some truly unique creature types that would not appear in a more diverse ecosystem; dumping those creatures into a fast time bubble then allowed those creatures to evolve in otherworldly (but entirely possible) directions.
該当記事より抜粋

ざっくりと意味を取ると、トレイリアは地理的に孤立したいわば「ガラパゴス」状態なために独特な生態系があり、そこの生き物を速い時間の流れに放り込めば進化した生物が生まれる。

…つまり、時間の狂ったトレイリアの環境で生物は生きられるのだ(なぜなら公式がそれを保証している)。したがって、生き残って進化できた生物のうちの1種が「ペンドレルのドレイク」だ、となる。本当に身も蓋もない解答になってしまった。

ペンドレルの霧にばかり注意を向けていたので次回はトレイリアの谷(Vale)について調査する。ペンドレル峡谷(Pendrell Vale)の手がかりはあるのか。→次回

補足情報:トレイリアを覆う霧

前回のペンドレルの変転の記事で、時間災害と共にペンドレルの霧が島を呑み込んだことは確認したが、それを補強する掌編の記述を発見した。ウルザズ・サーガ公式ハンドブック(The Official Guide to Urza’s Saga)収録の掌編「追憶の時(A Time for Remembrance)」である。

時間災害後のトレイリア島の変化を表した文を以下に一部引用する。

Tolaria’s mountains and valleys were now shrouded in a perpetual mist. Within these mists we began to rebuild the academy,
トレイリアの山々と谷は絶え間ない霧におおわれていた。この霧の中に我々はアカデミーを再建し始めた
引用:追憶の時(A Time for Remembrance)

霧の中にアカデミーを再建とあるが、原文は「within」なので霧の「内側」と解釈できるので、潜在的な危険をはらむ霧の真っただ中というわけではないだろう。

掌編「追憶の時(A Time for Remembrance)」作者ウィル・マクダーモットの個人サイトで今でも無料公開されている(英語のみ)。
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ペンドレルのドレイクのストーリー

小説Time Streamsではトレイリアのドレイクは登場しているが、ペンドレルの霧の中に住んではいなかった。

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