兄弟戦争:注目のストーリーカードその3

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カードセット「兄弟戦争」の「注目のストーリー」カードを並べて、ストーリーの流れを初めから結末までを紹介したい。

「その3」である本記事では「過去時間軸」編の続きからである。テリシア大陸全土を巻き込みつつ激化する戦争の中で、ウルザ・ミシュラとは異なる新勢力が誕生する。

※ 本記事での「注目のストーリー」の順番は本サイトの独自の判断で並べたものである。ウィザーズ公式のものではないのであらかじめ注意されたい。

追記(2022年12月29日):焼き討ち(Raze to the Ground)および堕落(Corrupt)のフレイバー・テキストが小説The Brothers’ Warからの引用であるとの解説を入れた。

過去時間軸ストーリー

カードセット「兄弟戦争」の過去時間軸の「注目のストーリー」カードは、アンティキティー戦争期から暗黒時代初期に渡る兄弟戦争と戦後の余波を描くものだ。

ほとんどが小説The Brothers’ Warに基づいた名場面であり、小説から努めて忠実に抜き出している。



ファイレクシアへの門

After five thousand years, the nightmare returned.
五千年の月日を経て、悪夢が蘇った。
引用:ファイレクシアへの門(Portal to Phyrexia)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

ファイレクシアへの門(Portal to Phyrexia)

ファイレクシアへの門(Portal to Phyrexia)
公式カードギャラリーより引用

ファイレクシアへの門(Portal to Phyrexia)はコイロスの洞窟内にあるドミナリア次元とファイレクシア次元を繋ぐ次元門である。

AR19年に、ウルザ・ミシュラ兄弟が次元門の鍵であるマイトストーンとウィークストーンを持ち去ったことで5000年振りに次元間移動が可能になった。

AR26年冬、ミシュラはアシュノッドを随伴してコイロスに来た際に、この次元門を通過してファイレクシア次元を訪れることになった。ミシュラはこの未知の世界からドラゴン・エンジン3体を回収して去った。この時、法務官ギックスはミシュラの来訪を察知して次元門の機能が回復していると知った。

ヨーグモスの法務官、ギックス(Gix, Yawgmoth Praetor)

ヨーグモスの法務官、ギックス(Gix, Yawgmoth Praetor)
公式カードギャラリーより引用

そしてAR28年、ギックスは遂にファイレクシア次元からドミナリア次元に出現した。夢の啓示に導かれたドミナリア人の信奉者たちは1年越しの旅を経てコイロスへと集結しており、ギックスの到着を歓迎した。この時よりコイロスはギックスの拠点となった。

小説The Brothers’ Warを読む限りでは、このギックスの出現からAR63年大晦日のギックスの帰還時まで、次元門を行き来した者は確認できない。

しかし、今回のカードセット「兄弟戦争」の各種カードの様相を見るに、ギックスは多数の配下をドミナリアへと招き入れていたようである。小説中のギックスの描写はあまり多くないため、語られていない行間で起こっていた出来事だったことになる。

ちなみに予定話数に届かずに最終回を迎えたアルマダコミックのストーリーでは、ギックス(当時はまだ名前が確定してなかった)が次元門からファイレクシアの軍勢を召喚して、兄弟2人を同時に相手取って戦い、2人が協力した石の力に敗れ去った。打ち切りらしい急ぎ足の総力戦であった。

悪魔の意図

Gix pierced his diciples’ minds and savored their experiences as he look in their knowledge.
ギックスは信奉者たちの精神を穿ち、彼らの経験を賞味する。そしてその知識を取り込む。
引用:悪魔の意図(Diabolic Intent)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

悪魔の意図(Diabolic Intent)

悪魔の意図(Diabolic Intent)
公式カードギャラリーより引用

ギックスはフレイバー・テキストでも語られているように、小説The Brothers’ Warでは信奉者から普通に報告を受けるに留まらず、相手の精神から強制的に知識を奪い取り、その際に相手に致命的な害を与えることがあった。

悪魔の意図(Diabolic Intent)はクリーチャー1体を生け贄に捧げて、ライブラリーから好きな1枚を手札に持ってくる機能があるカードだ。再録カードであるが、ギックスのエピソードにメカニズムがピタリと嵌っており、見事な選出である。

ギックスはドミナリアの信奉者たちを介して暗躍し、兄弟戦争中の各陣営の情報を収集し、それを利用して兄弟戦争に影から介入していった。ウルザ、ミシュラ、第三の道、それぞれにギックス派が潜入していたのだ。ミシュラと第三の道は最終的にギックス派の裏切りで破滅してしまうのだが、ウルザ陣営はアルゴス島に戦場が移る前にギックス派を自陣から排除することに成功した。とはいえ、ウルザはファイレクシア次元とデーモンのギックスの存在には戦争最終日まで全く気付くことはできなかったのだ。

第三の道の機構

Terisia City at last opened its ivory towers to all who sought respite from the endless war.
テリシア市は、果てしない戦争から逃れようとする人々のために、ついにその象牙の塔を開放したのである。
引用:第三の道の機構(Union of the Third Path)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

第三の道の機構(Union of the Third Path)

第三の道の機構(Union of the Third Path)
公式カードギャラリーより引用

ギックスの組織が裏で暗躍を始めた頃、表の世界でもウルザ・ミシュラ兄弟とは異なる勢力が誕生した。第三の道の機構(The Third Path)である。

テリシア大陸西部にあるテリシア市は、外周を複数の象牙の塔と城壁に囲まれた堅牢な城塞都市であり、歴史ある学問の都であった。この都を統べる象牙の塔の長、最高機構長(The Archimandrite)は彼女が発起人となって大陸各地の学者・賢人に呼びかけ、テリシア市に集ったフェルドン、ロラン、ハーキル、ドラフナらを中心としてAR33年夏に「第三の道」の組織を創設した。

大陸東部での兄弟の戦争が激化し、戦いの火が大陸全域に拡大しようとしていた。兄弟両陣営に与することをよしとしない様々な国や組織、陣営に所属していた人々が、その垣根を越えて門戸の開かれたテリシア市へと逃れて集まっていったのである。この第三の道の機構(Union of the Third Path)はその様を描き出したものだ。

第三の道では、多方面から集合した人々の知識によって魔術や工匠術などの研究が深められた。その中でもハーキルの瞑想法による魔法学の進歩、および、フェルドンによって第三の道にもたらされた遺物「ゴーゴスの酒杯」の調査は、ドミナリア次元の未来をも左右することになった。

翻訳の捻じれ:機構と最高機構長
ストーリーの流れとはそれほど関係はないのだが、「第三の道の機構」と「最高機構長」という和訳用語には問題点がある。

まず初めに、和訳製品版で「機構」と訳されてしまった「Union」の意味は「団結」「同盟」「連合」「融和」といった意味合いで、第三の道が多種多様な出身の人々が合わさっていることを示すものだ。このカードの状況なら、第三の道の「団結」とか「融和」の方がより適切に感じる。

そして次に、小説The Brothers’ Warのおいては、第三の道自体を指して「The Union」と称することもあった。この場合は、組織の背景を考慮すれば「同盟・連合」と解釈するべきと私には思える。「機構」では「仕組み」という意味しか出せず、人々が力を合わせる深みが無いのだ。

最後に「最高機構長」なのだが、単独ならば特段問題にはならない翻訳だ。だが、第三の道を「機構」と訳して2つを並べるとおかしなことになる。おそらくは、第三の道という「機構」の長なのだから、「The Archimandrite」を「最高機構長」と訳したのだろう。だが、設定では「最高機構長」は第三の道が存在する以前から、「最高機構長」なのだ。この肩書きは、第三の道には無関係であって、テリシア市と象牙の塔の長としての名称である。事実関係が滅茶苦茶に捻じれているのである。「機構」と「最高機構長」のどちらかを別の訳語にしとけば、こうはならなかったのに。



アシュノッドの介入

“Listen, Duck. Gix is everywhere, playing every side. Mishra won’t listen…but perhaps Urza will.”
「良く聞いて、ダック。ギックスはどこにでもいて、あらゆる陣営で活動しているの。ミシュラは聞いてくださらなくても、ウルザは聞いてくれるかもしれない。」
引用:アシュノッドの介入(Ashnod’s Intervention)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

アシュノッドの介入(Ashnod's Intervention)

アシュノッドの介入(Ashnod’s Intervention)
公式カードギャラリーより引用

AR43年、クルーグの陥落から早15年が過ぎ、兄弟戦争は護国卿ウルザの先導するアルガイヴを中心とした東岸諸国連合と、アルマーズやサリンスまで版図を広げた工匠長王ミシュラのファラジ帝国との全面戦争となっていた。

この年までにウルザは占領下にあったヨーティアの領土を奪還したものの、豊かだった国土はファラジによる長年の収奪にやせ細り、更にファラジが撤退する際の破壊工作で広範囲が焦土となっていた。しかし、勢いに乗ったアルガイヴ連合軍は更に大砂漠へと進撃しファラジの首都トマクルへと迫った。

こうした戦いの中でタウノスは羽ばたき飛行機械を撃墜され、ファラジ軍の捕虜となりトマクルで投獄され厳しい尋問を受けていた。この窮地を救ったのが、彼の古馴染みアシュノッドだった。ミシュラの片腕で弟子である彼女とは15年前のクルーグでの偽りの和平交渉で知り合って以来、タウノスは不思議に馬が合い、敵味方同士にも拘らずの奇妙な友情を結んでいたのだ。かつてヨーティアの捕虜となった彼女を助けたのはタウノスだった。今度はアシュノッドが借りを返す番だった……。

アシュノッドの介入(Ashnod’s Intervention)の描いているのは、アシュノッドが密かにタウノス脱獄の手引きをしている場面である。当初ミシュラはタウノスを斬首して塩漬けにした頭をウルザに送りつけようとしたのだが、アシュノッドは有用な情報を引き出すのが得策だと拷問を進言した。そうしてタウノスに面会した彼女は、獄舎内で2人きりとなって拷問を始める。監視する衛兵に気取られないように注意しつつ言葉を交わし、しかしタウノスに流される電撃の苦痛は本物であった。

フレイバー・テキストにあるアシュノッドの発言は、小説内とは言葉はほとんど違うが、内容は概ね同じだ。ギックス派はミシュラの宮廷内でどんどん権力を掌握しつつあり、副官だったアシュノッドはミシュラから遠ざけられるようになって久しかった。タウノスはウルザの側にもギックス派が入り込んでいると明かした。ギックスの信奉者はあらゆる陣営に侵入していたのだ。ちなみに「ダック(Duck:あひるの意)」とはアシュノッドがつけたタウノスのあだ名で、2人の間でだけ通じる呼び方だ。

そしてイラストを見ると、アシュノッドは何か小さなものをタウノスに渡している。これは彼女のイヤリングだ。パワーストーンが付いており、タウノスはそれを使って脱獄用の装置を作って逃げたのであった。カードのイラストは一目で分かりやすく描いているが、小説中では監視の目があるので露骨な手渡しはしていなかった。

タウノスの脱獄はアシュノッドの尋問のおよそ1月後に起こった。アシュノッドはミシュラの前に呼び出され、タウノス脱獄の共犯としてギックスの僧侶から告発を受けた。アシュノッドは弁明し切れずに、ファラジ帝国からの追放刑が下された。こうしてギックス派は邪魔者アシュノッドの排斥に成功し、彼女の研究資料と発明品を全て手中に収め、ミシュラへの影響力を増大させたのである。

ハーキルの最後の瞑想

ハーキルの最後の瞑想(Hurkyl's Final Meditation)

ハーキルの最後の瞑想(Hurkyl’s Final Meditation)
公式カードギャラリーより引用

アシュノッド追放後、ミシュラはテリシア市を次の攻略目標とした。1年を超える包囲戦の後に、第三の道に潜伏していたギックス派が内部からテリシア市の門を開放して、ファラジ軍を招き入れてしまった。これがテリシア市の崩壊の呼び水となった。

ハーキルの最後の瞑想(Hurkyl’s Final Meditation)は、ハーキルが最後の魔法を行使してテリシア市に迫るドラゴン・エンジン3体を消失させた場面である。彼女はその直後にファラジ兵の槍で命を落とした。

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焼き討ち

First one, then a second, then a third of the ivory towers fell to the invaders, who moved in a circle around the city like an apocalyptic clock.
最初にひとつ、さらにひとつ、またひとつと象牙の塔が侵略者の軍門に下っていった。彼らはまるで終末の訪れを刻む時計の針のように、この都市をぐるっと巡っていた。
引用:焼き討ち(Raze to the Ground)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

焼き討ち(Raze to the Ground)

焼き討ち(Raze to the Ground)
公式カードギャラリーより引用

焼き討ち(Raze to the Ground)は、堅牢な守りを崩され滅び去るテリシア市を描出するものだ。学問の古都はファラジ帝国軍に敗北し、失われたのである。これはAR44年頃の出来事と推定される。

フレイバー・テキストは、小説The Brothers’ Warにおけるテリシア市の戦いの描写からの引用である。

ロランの脱出

As Terisia City burned, Feldon pressed the sylex into Loran’s hands and urged her to run. Hope ran with her.
テリシア市が燃え落ちる中、フェルドンはロランの手に酒杯を押しつけ、逃れよと促した。斯くして希望は彼女と共に難を逃れたのである。
引用:ロランの脱出(Loran’s Escape)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

ロランの脱出(Loran's Escape)

ロランの脱出(Loran’s Escape)
公式カードギャラリーより引用

ロランの脱出(Loran’s Escape)は滅亡間近となったテリシア市からゴーゴスの酒杯を携えてロランが脱出する場面を描いている。フレイバー・テキストにあるように、フェルドンがロランに酒杯を託したのだ。

フェルドンがロランに託す理由はいくつかある。

第一に酒杯は決して敵の手に渡してはならない。フェルドンは歩行杖を常用しているように足が弱いため、健脚のロランの方が安全である。それにフェルドン自身が脱出するにしてもロランに同道すれば足手纏いとなるため、別行動が望ましい。北のロノム氷河方面に脱出するユモック人たちを一緒につければ、土地勘のないロランでも確実に逃げられるはずだ。

第二に、ロランは酒杯を起動できない。フェルドンはハーキルの瞑想法によってマナの引き出し方を習得しており、いざとなった時に酒杯を自分で使ってしまう可能性があった。また、第三の道の同志ドラフナは愛妻ハーキルが戦死してから様子がおかしく、もし酒杯を渡したら起爆しかねないほどで、彼には託せない。その点、ロランは瞑想法を実践したものの全く魔法を使うことができなかったことから、酒杯を使ってしまうリスクがゼロだったのだ。

最後に第三、フェルドンはロランを死なせたくなかった。フェルドンは以上のような理由を並べ、ロランに逃げるように説き伏せた。そして北の小さな街ケタ(Ketha)で必ず再会しようと約束し、2人は別々にテリシア市から離脱したのである。

ロランはこうしてテリシア市の崩壊から逃げ出せたのだが、2人が思い描いた通りには事が進まなかったのである。

ここで一旦、和訳製品版のフレイバー・テキストに目を向けよう。結びが「斯くして希望は彼女と共に難を逃れたのである。」となっている。「難を逃れた」?この表現はストーリーの展開を知っていれば選べない。英語原文は慎重で「Hope ran with her.」つまり「希望は彼女とともに走った。」であり、言い換えれば「ロランは希望である酒杯を携えて急いだ。」程度になろうか。和訳の「難を逃れた」みたいに軽々しい安堵感は含ませていないのである。

では、その直後にロランと酒杯に何が起こったかを説明する。

ロランとユモック人たちの一行はコルガン山脈沿いに北上するルートを取ったが、そこは山賊団に身をやつしたアシュノッドの縄張りであった。一行は落石の罠に嵌り、片手に大怪我を負ったロランはアシュノッドの囚われ人となってしまった。酒杯は奪われ、ロランはアシュノッドから秘密を聞き出すための手酷い拷問を受けるのであった。

ロランと共に走った希望はすぐにも奪われた。小説The Brothers’ Warにおいては、ロラン脱出場面の次のページでこれが発生している。

この後のロランについてはほとんど何も語られない。アシュノッドの監禁がどれほどの期間に及んだかも分からない。小説中でロランとフェルドンの2人が再び一緒になった場面は終戦時まで出て来ないのだ。テリシア市陥落はAR44年頃で、終戦はAR63年の最後だ。最悪なケースでは、15年以上20年近くも2人は引き離されていた可能性だってある。

「斯くして希望は彼女と共に難を逃れたのである。」だと?冗談ではない。

堕落

“Most wise, most thoughtful, most powerful qadir,” said the Gixian, “we offer whatever help we may give in your illustrious name.”
「最も博識にして、最も思慮深く、そして最も強大なる長王よ。」とギックスの信奉者たちは言った。「あなたさまの輝かしい御名に、我ら力の限りお応えしましょうぞ。」
引用:堕落(Corrupt)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

堕落(Corrupt)

堕落(Corrupt)
公式カードギャラリーより引用

堕落(Corrupt)のイラストには、ギックス派ばかりを側に仕えさせてるミシュラの姿が描かれている。

ギックス教団は何年もかけてファラジの宮廷を蝕み、ミシュラの懐に入り込んだ。副官のアシュノッドは脱獄幇助の罪で排除された。ミシュラにはもう1人だけ、少年時代からの古き友であり、忠実な側近にしてボディガードであるハジャール(Hajar)が残るのみであった。しかし、老いにより衰え健康を害すようになったミシュラはとうとうハジャールまでも遠ざけたのだ。

AR57年、ギックス派が肉体を機械強化する素晴らしさを語ると、ミシュラはハジャールを下がらせて興味深く熱心に耳を傾けた。老化も病も恐れることのない機械の身体……その誘惑に屈したミシュラは魂をファイレクシアに売り渡してしまうのだった。

フレイバー・テキストは小説The Brothers’ Warにおいて、ハジャールを下がらせるまさに直前の場面からの引用となっている。



さいごに

次回が「注目ストーリー」の最終回となる。最終決戦地アルゴス島に舞台は移って兄弟戦争は終結し、戦後の様子が語られることになる。→次回

では、今回はここまで。

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