エルドレインの王権:オーガ

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エルドレイン次元のオーガ(Ogre)について解説する。

小説「Throne of Eldraine: The Wildered Quest」



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エルドレインのオーガの解説

オーガ(Ogre)もまた前回のトロールと同様にMTGでは定番の人型種族であり、様々な次元に存在している。エルドレイン次元のオーガは僻境(The Wilds)の種族だ。

エルドレイン次元のオーガの特徴は以下の通り。顔は目が小さくて左右に離れており、鼻梁の高さがほとんどなく、全体的にのっぺりと平たく広い。あごはえらが張り出してがっしりとして噛む力が強そうだ。耳はやや低い位置にある。身体つきの方は、肩幅が広く、骨格がしっかりとした筋肉質で、人間の倍以上の身長がある。皮膚は硬く堅固で頑健な生き物だ。

小説のオーガ(ネタバレ注意)
小説「Throne of Eldraine: The Wildered Quest」でもオーガは登場する。

ケンリス王統治よりも前の時代には、2つの街が協力して防ぐということがなかったので、オーガやドラゴンは思うがままに暴れ回っていたという。そして、作中でケンリス王が行方不明になると、再び昔のようにオーガが僻境の領域を超えて王国内でたびたび暴れ回ることになった。

小説のオーガ(ネタバレ注意)
作中では、18歳となりアーデンベイル城を旅立ったケンリス双子の一行が初めて遭遇した敵がオーガである。



エルドレインのオーガに該当するカード

オーガの放浪騎士(Ogre Errant)

Knights kept returning from Ogre’s Pass wearing nothing but bruises, so they decided to just pretend it was on their side.
オーガの道へ向かった騎士たちはみな痣だらけの裸で戻ってくるばかりだったので、こちらの味方だと思うことにした。
引用:オーガの放浪騎士(Ogre Errant)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

オーガの放浪騎士(Ogre Errant)

データベースGathererより引用

オーガの放浪騎士(Ogre Errant)はオーガの騎士である。ただし、フレイバー・テキストによると本当の意味での騎士ではなく、オーガに敵わなかった騎士たちによって、そう扱われているだけのようだ。

イラストを見るに、オーガは騎士から奪った武具を乱雑に装備している。騎士の盾を継ぎ接ぎして鎧のように体を覆っているが、大きな体を隠しきれてはいない。長剣もこのオーガの巨体に比べると細くて頼りなげに見えてくる。

頭蓋叩きのオーガ(Skullknocker Ogre)

The ogre crashed through the massive door. The winged folios scattered like frightened birds.
オーガはその巨大な扉を破壊した。書物が怯えた鳥のように羽ばたき散らばった。
引用:頭蓋叩きのオーガ(Skullknocker Ogre)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

頭蓋叩きのオーガ(Skullknocker Ogre)

データベースGathererより引用

頭蓋叩きのオーガ(Skullknocker Ogre)は巨大な扉を頭で叩き割って入ってきたオーガである。

カード名で「頭蓋叩き」とまとめられて和訳されている原文は「Skullknocker」である。すなわち、「skull(頭蓋骨)」+「knocker(扉を叩く者)」なので、カード名とイラスト、フレイバー・テキストがすべてピタリと合致している。

また、カードを1枚無作為に選んで捨てた後に1枚引かせるメカニズムも、扉をたたき壊す乱暴な侵入方法と、侵入した先で見つかるはずの発見を指し示しているように思える。イラストとフレイバー・テキストを確認すると扉の中には書物、つまり知識という発見があるのだから。

余談:翼が生えた書物

頭蓋叩きのオーガ(Skullknocker Ogre)のフレイバー・テキストの原文に注目したい。和訳の「書物」の部分は、実は単なる本ではなく「winged folios(翼が生えた書物)」である。

本当に書物に翼があるのだろうか?

この文章の場合は、和訳製品版の解釈が正しいのかもしれない。このカードのイラストでも本には翼は生えていないことだし、オーガが扉を壊した衝撃で本棚かが崩れ落ちる書物の様子を、比喩的に「怯えた鳥のように羽ばたき散らばった」と表現しているだけかもしれない。

比喩表現と考えるのが普通だろう…おとぎ世界のエルドレイン次元でなければ

空想の書物(Folio of Fancies)

空想の書物(Folio of Fancies)
データベースGathererより引用

エルドレインの王権には、本当に翼の生えた書物がカードとして収録されている(空想の書物(Folio of Fancies)も参照)。

The winged folios scattered like frightened birds.
翼の生えた書物が怯えた鳥のように散り散りに飛んで逃げた。

エルドレイン次元では、こう解釈しても成り立ってしまうのだ。

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