エルドレインの王権:レッドキャップ

スポンサーリンク

レッドキャップ(Redcap)はエルドレイン次元に生息するゴブリンである。

2023年8月21日投稿:この記事は2019年のカードセット「エルドレインの王権」時点でほぼ編集済みだったものの、カードのリスト化以上の内容にならなかったため、投稿せずに放置して忘れ去っていたものだ。カードセット「エルドレインの森」でエルドレインに再訪することになったので、掘り出して投稿してみた。

レッドキャップの解説

巨人に投げ飛ばされるレッドキャップ

エルドレインのゴブリンは、赤い頭巾のような被り物をしたレッドキャップ(Redcap)という種類である。

その名の通りの「赤い帽子(レッドキャップ)」を被るものが大半だが、中には被っていない例外も少なくはない。

血に塗れたようなキャップ以外にも、赤く汚れた手や、血濡れの刃物、真紅の肩掛け、赤い顎髭……といった赤い何かを外見的特徴としている。



レッドキャップに該当するカード

怒り狂うレッドキャップ(Raging Redcap)

Many tales of redcap terror begin with two simple things: bloodlust and stolen steel.
レッドキャップの恐怖にまつわる話は大抵この二つで始まる。血への渇望と盗まれた刃だ。
引用:怒り狂うレッドキャップ(Raging Redcap)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

怒り狂うレッドキャップ(Raging Redcap)

データベースGathererより引用

怒り狂うレッドキャップ(Raging Redcap)

レッドキャップの略奪者(Redcap Raiders)

“I admire their courage as much as I despise their savagery.”
–Syr Carah, the Bold
「私は彼らの勇気を讃える。その残虐さを蔑むのと同等に。」
–勇敢な騎士、カラ卿
引用:レッドキャップの略奪者(Redcap Raiders)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

レッドキャップの略奪者(Redcap Raiders)

データベースGathererより引用

レッドキャップの略奪者(Redcap Raiders)

イタチ乗りのレッドキャップ(Weaselback Redcap)

“I would rather cast myself into the abyss than let my blood stain the cap of those monsters.”
–Syr Alin, the Lion’s Claw
「私の血があの怪物の被り物に付くぐらいなら、深淵に身を投じる。」
–獅子の爪、エイリン卿
引用:イタチ乗りのレッドキャップ(Weaselback Redcap)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

イタチ乗りのレッドキャップ(Weaselback Redcap)

データベースGathererより引用

イタチ乗りのレッドキャップ(Weaselback Redcap)

狂ったネズミ飼い(Mad Ratter)

“Gather round and tell me all from the courts and castles.”
「集まれ。城から庭まで見てきたことを教えてくれ。」
引用:狂ったネズミ飼い(Mad Ratter)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

狂ったネズミ飼い(Mad Ratter)

データベースGathererより引用

狂ったネズミ飼い(Mad Ratter)

太っ腹、グラングリー(Grumgully, the Generous)

“Does it matter what it is? Take it and be grateful!”
「これが何かがそんなに大事か?食べればきっと感謝するぞ!」
引用:太っ腹、グラングリー(Grumgully, the Generous)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

太っ腹、グラングリー(Grumgully, the Generous)

データベースGathererより引用

太っ腹、グラングリー(Grumgully, the Generous)

レッドキャップに関連性のあるカード

僻境の暴虐(Ferocity of the Wilds)

Knights who excel in tournaments sometimes underestimate threats beyond the realm.
競技に優れた騎士は王国の外にある脅威を軽んじることがある。
引用:僻境の暴虐(Ferocity of the Wilds)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

僻境の暴虐(Ferocity of the Wilds)

データベースGathererより引用

僻境の暴虐(Ferocity of the Wilds)

投げ飛ばし(Fling)

Giants believe that tossing redcaps at knights is the best way to deal with both.
巨人たちは、レッドキャップを騎士に投げつけるのが、両方を片付けられるいいやり方だと思っている。
引用:投げ飛ばし(Fling)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

投げ飛ばし(Fling)

データベースGathererより引用

投げ飛ばし(Fling)

レッドキャップの乱闘(Redcap Melee)

レッドキャップの乱闘(Redcap Melee)

データベースGathererより引用

レッドキャップの乱闘(Redcap Melee)はエンバレスの試合場で「メイレイ(Melee)」競技に参加しているレッドキャップたちが描かれている。このカードの解説はこちらを参照。

ミストフォードの亀(Mistford River Turtle)

The fae raised the turtle from a tiny hatchling. They taught it whom to ferry—and whom to drown.
フェイはその亀をまだ小さな子亀の頃から育てた。そして誰を運び、誰を沈めるかを教え込んだ。
引用:ミストフォードの亀(Mistford River Turtle)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

ミストフォードの亀(Mistford River Turtle)

データベースGathererより引用

ミストフォードの亀(Mistford River Turtle)は巨大な亀。イラストを見ると、甲羅の上にレッドキャップが乗っている。

カード名の「ミストフォード」を単語に分解して解釈してみる。「Mistford」は「mist(霧)」+「ford(川を歩いて渡ること、川の浅瀬)」からなる言葉で「霧の浅瀬」くらいの意味合い。イラストには霧が漂う水辺が描かれている。おそらくは僻境を流れる川に関連した場所だろう。

続いてカード名の和訳について、「ミストフォードの亀」と訳されているが英語原文は「Mistford River Turtle」であり、和訳は「River(川)」が省略されている(ドイツ語版やフランス語版でも同様)。

原文のカード名は厄介である。「Mistford River」+「Turtle」と区切って「ミストフォード川に生息する亀」と解釈するのか、「Mistford」+「River Turtle」で区切って「ミストフォードに生息する川の亀」と読んだ方がよいのか、ちょっと判断がつかないのだ。ミストフォードは川自体の名称なのか、あるいは、川のある一部やその一帯を指した地名なのか、どちらにも解釈できる。できれば真相が知りたいものだ。

魔法の井戸(Witching Well)

魔法の井戸(Witching Well)

データベースGathererより引用

魔法の井戸(Witching Well)のイラストの左手奥にいる人物はレッドキャップである。

このカードの解説はこちらを参照。



別の次元のレッドキャップ

エルドレイン次元の他にもレッドキャップ・ゴブリンは生息している。

シャドウムーア次元にはレッドキャップと呼ばれるゴブリンが存在していることが判明している(カードセット「エルドレインの王権」時点)。


残忍なレッドキャップ(Murderous Redcap)

データベースGathererより引用

残忍なレッドキャップ(Murderous Redcap)はカードセット「シャドウムーア」に唯一収録されたレッドキャップのゴブリンである。実はエルドレインの王権より前には、レッドキャップはこのカードだけしか存在していなかった。

シャドウムーアのレッドキャップは身体に比べて頭部が異常に大きく、目も非常に大きく目立っっていて、肌の色は青白い。名前通りの赤い縁なし帽をかぶっている点を除けば、エルドレイン次元の同名種との共通点はなさそうである。

ちなみに、シャドウムーア次元にはゴブリンの仲間としてボガート(Boggart)が多数生息しており、その他にもホブゴブリン(Hobgoblin)スプリガン(Spriggan)などといった種類もいる。シャドウムーアのレッドキャップはボガートに似ており、おそらくその同種か亜種と思われる。



さいごに

古い未投稿記事を掘り出してほとんどそのまま上げてみた。エルドレインのレッドキャップをリスト化した以上の内容が無い記事で申し訳ない。

では、今回はここまで。

レッドキャップの関連記事

カードセット「エルドレインの王権」関連のリスト

エルドレインの王権
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)のカードセット「エルドレインの王権(Throne of Eldraine)」収録のカードの中からピックアップしてストーリーや設定を解説する。