灯争大戦:時を解す者、テフェリー

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時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カードである。

時を解す者、テフェリーの解説

時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)

データベースGathererより引用

時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)は灯争大戦のストーリー「第二幕第一場(Act2, Scene1)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。

テフェリーはドミナリア次元出身の人間男性のプレインズウォーカーである。トレイリア島の時間災害に巻き込まれた際にプレインズウォーカーの灯が点いた。後に時間を操作する魔術の研究に傾倒して高名な時間魔導士となった。

テフェリーは1996年のカードセット「ミラージュ」が初出。その後、1998年から2001年に掛けてはウルザ・ブロックで少年期からの来歴が語られ、カードセット「プロフェシー」やインベイジョン・ブロックでドミナリア側の重要人物の1人として描かれた。2006年から2007年の時のらせんブロックのストーリーでプレインズウォーカーの灯を失うものの、2018年のカードセット「ドミナリア」で灯を取り戻し、ゲートウォッチの一員ともなった。灯争大戦のストーリーはドミナリアの直後に当たり、テフェリーは当然ゲートウォッチとして参戦することになる。

テフェリーは、灯争大戦の巨悪ニコル・ボーラス(Nicol Bolas)とは60年前に対戦し敗北した苦い経験がある。その辺を踏まえて今回はどういった絡みがされるのか注目点の1つになるだろう。



余談:テフェリーの年齢

テフェリーの誕生はAR3293年と推定でき、灯争大戦はAR4560年1の出来事なので、計算上は現在で1267歳になるはずである。2

1200歳以上の長命な魔導士であるが、旧世代プレインズウォーカーが何人も登場する今回のストーリーでは、最長老レベルにはほど遠いのが驚きだ。ニコル・ボーラスとウギン(Ugin)の双子が2万5000歳以上で最年長、ソリン(Sorin)ナヒリ(Nahiri)少なくとも6000歳以上ヤヤ・バラード(Jaya Ballard)1650歳近くカーン(Karn)はほぼテフェリーと同じ(カーンの方が少なくとも10歳は若い)。

こうして確認してみて、「灯争大戦」がかつて神であった者たちの戦争である、と改めて実感することができただろうか。

余談:カード名の二つ名

このカードのテフェリーの二つ名に注目したい。

英名の「Time Raveler」は「Time Traveler(時間旅行者)」とは一字違い。時間魔法の専門家であるテフェリーは(自身は過去に遡れないものの)時間を飛ばして先の時間に飛べるのである意味で「時間旅行者」である。

和名は「時を解す者(ときをほぐすもの)」だが、こちらは綴りでなく「解きほぐす者(ときほぐすもの)」と発音の方が一字違いになっている。

原文も翻訳も何か言葉遊びをしているようで興味深い。

時を解す者、テフェリーのフレイバー・テキスト

時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)

時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

Knocked off his feet, Teyo saw the eternal raise its scimitar to strike, but its stroke never fell. It stood frozen, trapped in concentric rings of magical force that shifted and rotated like clockwork. “Don’t just lie there,” said a warm voice from behind him. “Even my spells don’t last forever. At least, not anymore.”
–Teferi
テヨは驚きに目を見開き、永遠衆が三日月刀を振り上げるのをただ見ていた。だがその刃が振り下ろされることはなかった。永遠衆は時計仕掛けのように回転する魔法の輪に捕われ、凍りついたように動かなかった。「立ちたまえ」と、背後から優しい声。「私の呪文も永久に続くわけではない。まあ、しばらくは大丈夫だが」
–テフェリー
引用:時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

テフェリーのフレイバー・テキストは完全新規の文章である。新米プレインズウォーカーのテヨ(Teyo)の危機を救った場面となっている。

時を解す者、テフェリーの日本オリジナルアート版

時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。



テフェリーの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でテフェリーが関係するカード

灯争大戦のストーリー

第二幕第一場

第二幕第一場でのプレインズウォーカー集合の情景は圧巻だが、注目のストーリーに指定されているカードはない。この第二幕第一場は登場人物の顔見せ的な意味合いが強いと思われる。



小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
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答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでは、テフェリーはカードセット「ドミナリア」のストーリーに引き続きゲートウォッチの面々(および協力者ヤヤ・バラード(Jaya Ballard)カーン(Karn))と行動を共にしている。カラデシュ次元のチャンドラ(Chandra)の実家に集合した一同は次元間ビーコン発信を受けてラヴニカへと来訪することになる。
答え合わせ(ネタバレ注意)
テフェリーの時間操作魔法は作中で何度も披露されている。遅時泡(Slow Time Bubble)によるスローモーションを多用している。
答え合わせ(ネタバレ注意)
まず、物語序盤のニコル・ボーラス(Nicol Bolas)に奇襲をかけて討ち取る作戦では、テフェリーの時間魔法が切り札の1つであった。ジェイス・ベレレン(Jace Beleren)の幻術による偽装状態で接近し、テフェリーがボーラス周辺の時間の流れを遅くして、ギデオン(Gideon)が黒き剣でとどめを刺すというシンプルにして必殺の作戦であった。しかし、実行途中で次元橋(Planar Bridge)が開いて戦慄衆軍団が出現したため未遂に終わった。
答え合わせ(ネタバレ注意)
そして次の大舞台では、テフェリーはボーラス打倒の障害になるリリアナ・ヴェス(Liliana Vess)を抹殺する任務に割り当てられた。ジェイスのテレパシーによる指令、ヤヤ・バラードの火炎魔法攻撃、ビビアン・リード(Vivien Reid)アーク弓(Arkbow)の射撃と襲い掛かる精霊体の生き物、そして、テフェリーはリリアナの時間を遅くして対応を封じる作戦であった。しかし、これらを同時にぶつけて攻め立てたものの、リリアナを殺しきれなくて任務は失敗する。
答え合わせ(ネタバレ注意)
本作のテフェリーは、強力な時間操作魔法を繰り出す「戦力の切り札」として焦点が当てられるが、テフェリーの人物に関しての掘り下げはあまりされていない。
テフェリーはゲートウォッチの一員であるものの、扱いはヤヤやカーンらのように年長者として見守る立場に近い。他のゲートウォッチよりもストーリーの主軸からはやや遠いところに配置されていた。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
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その後どうなった?(ネタバレ注意)
本作でのテフェリーは旧友のカーン(Karn)を気遣う描写で一貫している。
その後どうなった?(ネタバレ注意)
短くも濃密であった灯争大戦1日が夜を迎える。翌日はテーロス次元でギデオン(Gideon)の葬儀を行うことに決まった。今夜は辛い記憶を思い出すラヴニカ次元を離れて、チャンドラ(Chandra)の故郷であるカラデシュ次元で休息をとることになった。

すると、カーンが自分が行くべき場所は他にあると辞退しようとしたので、テフェリーは今夜一晩くらいはみんなと一緒に過ごそう、と説得した。その晩、チャンドラ宅を訪問したのは他にヤヤ(Jaya)アジャニ(Ajani)ニッサ(Nissa)である。サヒーリ(Saheeli)ファートリ(Huatri)は一緒にカラデシュに移動したがサヒーリの家に宿泊した。

翌日朝にラヴニカに集合した参列者はテーロス次元で葬儀を行った。しかし、テーロスの葬儀中はテフェリーの言動に関する言及はされていない。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
葬儀が終わりジェイス(Jace)や他の参列者が立ち去った後、最後まで居残ったのがテフェリーとカーン、アジャニ、チャンドラとニッサの5人であった。

新ファイレクシア次元の脅威が頭から離れないカーンはすぐに1人で旅立とうとする。そこで、テフェリーとアジャニはカーンに協力を申し出た。テフェリーはドミナリア次元フェメレフ国にいる娘ニアンビ(Niambi)の家で詳しく計画を練ろうと提案する。カーンは5秒じっくりと考えてから受け入れることにした。

テフェリーはチャンドラとニッサにも声をかけた。チャンドラは私達にはまだ他にやることがあるのでと同行を断ったものの、必要とあらば呼び出して欲しいきっと応えるからと約束した。テフェリーはチャンドラに、ラヴニカに戻った際にはヤヤにも伝えてくれと頼んだ。こうしてテフェリー、カーン、アジャニはドミナリアにプレインズウォークした。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
以上でテフェリーの出番は終了となる。本作の後半では、伝言を受け取ったヤヤがテフェリー達と合流しようと考えていた。おそらくテフェリーらの再登場時には新ファイレクシアに関する物語が語られることになるだろう。

2020年7月発売予定のカードセット「基本セット2021」では、テフェリーがフィーチャーされるプレインズウォーカーと発表されている(出典)。あるいは、このセットで彼らの再登場がされるかもしれない。

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