灯争大戦:贖いし者、フェザー

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贖いし者、フェザー(Feather, the Redeemed)はカードセット「灯争大戦」収録の伝説のクリーチャー・カード。

贖いし者、フェザーの解説

贖いし者、フェザー(Feather, the Redeemed)

カードギャラリーより引用

贖いし者、フェザー(Feather, the Redeemed)は灯争大戦のストーリー「第二幕第六場(Act2, Scene6)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。

フェザー(Feather)ことピエラコル・アズ・ヴィンレン・ドラフ(Pierakor Az Vinrenn D’rav)はボロス軍の天使であり、オレリア(Aurelia)の先代に当たる元ギルドマスターである。

フェザーは最初のラヴニカ・ブロック小説三部作(Ravnica、Guildpact、Dissension)において、主要登場人物の1人として描かれたキャラクターである。今年3月のマークローズ・ウォーターの公式記事「You Know Who」で、「次期商品でカード化されるキャラクター候補」の1人として挙げられていた。2005年の小説第1作から数えておよそ14年越しのカード化となった。

ニュース:次期商品でカード化されるキャラクター候補
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)のマークローズ・ウォーターの記事「You Know Who」を紹介。「次期商品でカード化されるキャラクター候補」の情報の一端が明かされた。ヨーグモス、フブルスプ、カリスト…カード化されるのは誰か?

フェザーはZC10002年、ボロス軍ギルド創始者であり初代ギルドマスターの大天使ラジア(Razia)ザデック(Szadek)の幽霊軍に殺害された際、唯一生き残こった天使であった。フェザーは10年も逃げ隠れて暮らし、小説での一連の事件が解決して、ボロスの2代目ギルドマスターに任命された。そうした後、ラヴニカへの回帰ブロックにおいて、不名誉な行いをした天使にギルドマスターは務まらないと糾弾するオレリアによって、フェザーは地位を剥奪され拘束されてしまった。

今回のカード化ではカード名の二つ名が「贖いし者(the Redeemed)」となって戦場に出現したのは、汚名返上を果たせたということであろう。フェザーは陽刃の天使(Sunblade Angel)の指揮を任され、パルヘリオンⅡ(Parhelion II)から出撃しているのだ。

余談だが、ラヴニカ次元の天使はラジアが自身の分身として創造した種族とされており、いわばクローン的な存在である。フェザーが唯一の生存者であるから、現在ZC10076年頃のラヴニカの天使は(ラジアに代わって)フェザーが生み出したフェザーの分身ということになる。



灯争大戦のストーリー

第二幕第六場

  1. 翼の結集(Rally of Wings)注目のストーリーカード
  2. パルヘリオンⅡ(Parhelion II)
  3. 永遠衆の天空王(Eternal Skylord)
  4. 贖いし者、フェザー(Feather, the Redeemed)

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
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※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
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答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaにはフェザーは登場しない。ボロス軍の天使としては名前付きの登場人物は、ギルドマスターのオレリア(Aurelia)のみが言及されている。オレリアはボロスの代表者として役割を果たし、戦争での指揮をこなし、それだけに終わらず、ギデオン(Gideon)との親交に関する描写も豊富と、サブキャラとしては恵まれていた。
答え合わせ(ネタバレ注意)
小説本編では出番のなかったフェザーだが、ラット(Rat)が主役として語り直された外伝の最終6話War of the Spark: Ravnica—Ashes(公式和訳版ラヴニカ:灯争大戦――結末の灰燼)において、フェザーらしき天使が言及されている。

灯争大戦終盤の総力戦において、パルヘリオンⅡ(Parhelion II)から出撃する「珍しい4枚翼の天使(one rare four-winged angel)」が出てきており、これがまず間違いなくフェザーであろう。この天使は複数の飛行中隊1を率いていた。

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  1. 原文は「multiple squadrons」である。公式和訳版では「沢山の騎兵」と訳しているが、ここの文脈では飛行しているのが明らかなので「squadron」は飛行中隊でないとおかしい