ラゾテプのビヒモス(Lazotep Behemoth)はカードセット「灯争大戦」収録のクリーチャー・カードである。
フレイバー・テキストで何かおかしいぞと引っ掛かりを覚えたカードをピックアップする。
ラゾテプのビヒモスの解説
“I know I should be more concerned. But a big, blue zombie-potamus from beyond the stars? This is what they’re invading us with?”
–Mileva, Boros legionnaire
「もっと気を配るべきだとは分かってるわ。でも、別世界から来た青くて大きなカバのゾンビ?それで私たちを侵略するって?」
–ボロスの軍団兵、ミレヴァ
引用:ラゾテプのビヒモス(Lazotep Behemoth)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
ラゾテプのビヒモス(Lazotep Behemoth)はアモンケット次元のカバがラゾテプ鉱で聖別されて永遠衆となった姿だ。
アモンケット次元のカバ
アモンケットの通常生物のカバとしては、カードセット「アモンケット」には好戦的な巨口(Defiant Greatmaw)が、「破滅の刻」には猛り狂うカバ(Rampaging Hippo)が収録されている。
カードとなっているこれらのカバを含むアモンケットのカバが素体として利用されアンデッド化された。それがこのラゾテプのビヒモス(Lazotep Behemoth)なのだ。
ラゾテプのビヒモスのフレイバー・テキスト
“I know I should be more concerned. But a big, blue zombie-potamus from beyond the stars? This is what they’re invading us with?”
–Mileva, Boros legionnaire
「もっと気を配るべきだとは分かってるわ。でも、別世界から来た青くて大きなカバのゾンビ?それで私たちを侵略するって?」
–ボロスの軍団兵、ミレヴァ
フレイバー・テキストの和訳製品版の「もっと気を配るべき」とはどういう意味なのか私にはピンとこなかった。原文を調べると、該当部は「I should be more concerned」つまり「私はもっと心配すべき」となっていた。「気を配る」とは「さまざまに注意を払う・配慮する」という意味なので、文章の内容にずれが生じていると感じる。
「もっと心配すべきだとは分かってるわ。でも、別世界から来た青くて大きなカバのゾンビ?それで私たちを侵略するって?」
–ボロスの軍団兵、ミレヴァ
「気を配る」を「心配する」に置き換えてみると通りがよくなった。もっと心配しなくちゃいけない…とは言っても、目の前にいるのが「別世界から来た青くて大きなカバのゾンビの侵略者」なんてふざけたものだ。常識が邪魔して、理解が追い着けず、いまいち真剣になれないのは分かる気がする。
ちなみに、フレイバー・テキストのボロスの軍団兵、ミレヴァ(Mileva, Boros legionnaire)は、カードセット「ラヴニカのギルド」のデヴカリンの造反者(Devkarin Dissident)のフレイバー・テキストで初登場したキャラクター。今回の灯争大戦では、このラゾテプのビヒモスの他に第10管区の軍団兵(Tenth District Legionnaire)のフレイバー・テキストの合計2枚で登場している。
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※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
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