狼の友、トルシミール(Tolsimir, Friend to Wolves)はカードセット「灯争大戦」収録の伝説のクリーチャー・カードである。
狼の友、トルシミールの解説
狼の友、トルシミール(Tolsimir, Friend to Wolves)は灯争大戦のストーリー「第二幕第四場(Act2, Scene4)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。ラヴニカのセレズニア議事会(The Selesnya Conclave)のレーデヴの守護者トルシミールがカード化されたのは今回で2度目である。
トルシミールが最初にカード化されたのはカードセット「ラヴニカ:ギルドの都」の時で、カード名は「トルシミール・ウルフブラッド(Tolsimir Wolfblood)」であった。その時も相棒の「白狼のヴォジャ(Voja)」を、伝説のクリーチャー・トークンとして従えていた。前回のイラストではトルシミールはヴォジャに跨っていたが、今回のイラストでは戦慄衆の軍勢に狼のヴォジャと共に切り込んでいくトルシミールの姿に焦点が当てられている。ヴォジャはゲーム的にもイラスト的にもひと回り大型化している。
ヴォジャは前回と同じヴォジャか?
さてここで疑問が浮かび上がる。このカードのヴォジャは前回トルシミールがカード化された時代のヴォジャと同じ狼なのだろうか?…と。
まず確認したい。ラヴニカ:ギルドの都を含むラヴニカ・ブロックの時代設定はZC10000年前後である。それに対して「灯争大戦」はZC10076年かZC10077年の設定と考えられる。つまり、ラヴニカの暦で70年以上の開きがある。
トルシミールはエルフであるから70年の程度の時間差では、目に見える老化の影響は出なくてもおかしくはない。だが、ヴォジャは狼である。70年以上生きられるものだろうか?MTGは本質的に魔法の世界であるため、例外的に長命な種であったり、魔法で老化を防いだり、と言った可能性もあるだろうが…。ヴォジャが同じか、それとも代替わりしてるのか、今回のストーリーでのトルシミールの貢献を予想するよりもヴォジャの方が気になってしまう。
灯争大戦のストーリー
第二幕第四場
- 狼の友、トルシミール(Tolsimir, Friend to Wolves)
- 貪るヘリオン(Devouring Hellion)
- 呪文喰いの奇魔(Spellgorger Weird)
- 呪文持ちの奇魔(Spellkeeper Weird)
- 役割交代(Role Reversal)
小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ
小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり))
※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。
狼の友、トルシミールの関連記事
カードセット「灯争大戦」関連のリスト

トルシミールが属する騎士団「レーデヴ守護団」
