カルドハイム:タイヴァー・ケル

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タイヴァー・ケル(Tyvar Kell)は2021年2月発売のカードセット「カルドハイム」で新登場するプレインズウォーカーである。

今回はカルドハイム次元出身のエルフ戦士、タイヴァー・ケルとカルドハイム・エルフについて現時点での情報をまとめた。

※ 2021年1月9日追記:タイヴァー・ケルのカードが公開されたので一部記述や引用画像に追記および修正をした。

タイヴァー・ケルの解説

タイヴァー・ケル(Tyvar Kell)

タイヴァー・ケル(Tyvar Kell)
公式カードギャラリー
より引用

タイヴァー・ケル(Tyvar Kell)カードセット「カルドハイム」で初登場するキャラクターだ。ゲーム上の色は緑に属している。

タイヴァー・ケルはカルドハイム次元出身のエルフ男性のプレインズウォーカーである。エルフの王、ヘラルド(Harald)の弟で、「英雄」を志すカリスマ性のある気のいい、しかし、自信過剰で生意気な戦士である。彼の下には、共に戦い勝利の栄光を分かち合いたいという仲間が集まってくる。

2020年12月時点でのタイヴァー・ケルとカルドハイム・エルフに関する情報は公式記事Creating Tyvar Kell(公式和訳版:タイヴァー・ケルの創造)がほぼ全てであった。2021年1月8日には、タイヴァー・ケルのプレインズウォーカー・カードが公開された。



タイヴァー・ケルの人物像

タイヴァー・ケル(Tyvar Kell)

タイヴァー・ケル(Tyvar Kell)
公式記事Creating Tyvar Kellより引用

タイヴァー・ケル(Tyvar Kell)はカルドハイムのエルフでもウッド・エルフの生まれである。

タイヴァーは筋肉質なウッド・エルフの上に、鍛錬に励んできたおかげで筋骨隆々とした肉体を誇示している。この肉体美を堂々とさらけ出し、ほとんどシャツを着たことがない。もちろんこの身体は見せかけでなく、タイヴァーは近接戦闘では恐るべき戦士となる。

兄のヘラルド(Harald)は全エルフの王である。高名な兄王ヘラルドは、長年対立していたエルフの2派閥を統合する、という偉業を成し遂げている。その兄の威光の影で人生の大半を過ごしてきたタイヴァーは、自分自身も栄光を追い求めなければと必死で、その上、自分なら頭に描いたことをだいたい何でもできる、という無根拠の自信で奮い立っている。

タイヴァーは、自分の物語がカルドハイム史上最高の英雄たちと比肩する(あるいは超越する)ものになるはずだ、と心に決めているので、自分の英雄的行為に耳を傾けそうな人なら誰彼構わずに恥じることなく自分語りを始める。カリスマ性があり生意気(あるいは傲慢とも言われる)…だが、自慢話の下には善良な心と寛大な精神がある。

エルフの伏兵(Elven Ambush)

カルドハイムのエルフを描いた
エルフの伏兵(Elven Ambush)
公式特別版カードギャラリーより引用

タイヴァーは独特な名声観を持っている。「栄光の上げ潮は全てのボートを持ち上げる1」すなわち、栄光は仲間たちと分かち合い向上させるものだとみなしている。叙情詩に歌われるような戦いを終えたなら、タイヴァーは仲間を称賛して歌いたがるのだ(もちろん自分の功績を自慢するのも忘れないが)。

タイヴァーは正真正銘、根っからの外交的な性格の持ち主で、戦士同士が共有する仲間意識に恵まれている。味方となって一緒に戦い、勝利の美酒を(1度と言わずに3度は)飲み交わしたい、そういう気概を持つ仲間をどんどん掘り出している。

個人的な感想:
私は、一心不乱に「栄光」を追い求めるタイヴァー・ケルの人物設計を気に入ってしまった。純粋さと若さと、同時に危うさが同居する粗削りなところがとてもいい。

「仲間」のことをおそらく「戦友」以上の存在とまだみなせてなさそうなのも面白い。「仲間」や「弱き者」を助けるだろうし、見捨てる薄情な人物ではないだろうが、あくまで英雄たる行動としてそうするキャラクターになりそうな気配がある。究極的な選択を迫られた時、「栄光」を求めるあまり、何かを切り捨てたり失ったり犠牲にしたり「してしまう」危うさがあるのがワクワクしてくるのだ。

ゲートウォッチのメンバーは、天性のリーダーになるカリスマ性とタフな肉体派戦士の素質から、若きタイヴァー・ケルに亡きギデオン(Gideon)の姿を重ねて見て「しまう」だろう。その期待と批判の入り混じった眼差しは必ずしもタイヴァーにとって、励ましとならずに、重圧となって圧し掛かっても来そうだ。これでタイヴァーが挫折して歪んでも、一皮むけて成長しても、どちらでもおいしい展開になりそうである。

カルドハイム:ニコ・アリス
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)のプレインズウォーカー「ニコ・アリス(Niko Aris)」を紹介。カードセット「カルドハイム」で初登場。テーロス次元出身で運命に反抗し英雄を目指す。「破片」能力の解説。翻訳記事の指摘も行った。

カードセット「カルドハイム」同期には、「英雄」を志す新米プレインズウォーカーのニコ・アリス(Niko Aris)がいる。英雄志願者が2人も新キャラで登場したのは意図したものに違いあるまい。2人の故郷、テーロス次元とカルドハイム次元は、それぞれギリシア神話と北欧神話をモチーフとした世界だ。異なる神話世界観における「英雄」たるものの相違点があるはずだ。ニコ・アリスとタイヴァー・ケルが出会った時、「英雄」の何たるかの違いが2人の関係に予期せぬ化学反応を起こし、物語が紡がれる。そう予感させるものを確かに感じる。

タイヴァー・ケルの環境利用能力

タイヴァー・ケル(Tyvar Kell)

タイヴァー・ケル(Tyvar Kell)
公式特別版カードギャラリー
より引用

タイヴァー・ケルは自分の身体や周囲の環境を改変する特殊能力を持っている。ある天然物を、別の天然物へと置き換えてしまうのだ。能力の対象はすぐ近くになければいけない制約があるが、自分の肉体も天然物として改変対象に選べる利点もある。

手近に適切な天然物があるなら、自分の身体を石の鎧で身を守ったり、組み技を外すために棘を生やしたり、溶岩で体表を覆ったりできる。周囲の改変はと言うと、溶岩を冷やして黒曜石の道を作って通り抜けたり、敵の足元に棘を生やすなども可能だ。

周囲の自然環境で制限されるものの様々に応用が利く能力である。このためタイヴァーは周りの自然界をかなり注意深く見ている。タイヴァーは天然物を即興活用する戦士と化し、戦いが要求してくる創造性を楽しんでいるのだ。

タイヴァーはこの能力を自分だけのものとせず、恩恵を仲間のためにも分け与える。常に注目の的になりたがっているため、自分の能力が仲間たちの秘密兵器になることを確信している。この力で仲間が偉業を達成すれば、栄光を共有できるというものだ。

カルドハイム・エルフ

カルドハイム次元のエルフは、かつてアイニール(Einir)と呼ばれ、カルドハイムの領域の全てで神々の座に就いていた。しかし、スコーティ(Skoti)の下剋上を招き、アイニールに代わってスコーティたちが神々の座に就き、それが現在のカルドハイムの万神殿となっている。

茨外套の打撃者(Thornmantle Striker)

カルドハイムの黒のエルフ
茨外套の打撃者(Thornmantle Striker)
公式特別版カードギャラリーより引用

スコーティに敗北したアイニールの指導者陣は樹木に封印され、エルフは2つの派閥に分断された。ウッド・エルフ(緑の属性)とシャドウ・エルフ(黒の属性)である。それから長い間、エルフ2派閥は互いに距離を置いていがみ合っていたが、近年ヘラルドという名のエルフが派閥を統一し、自らを王と宣言したことで不和の歴史は終焉を迎えた。エルフは失われた栄光をいくらかでも取り返そうと模索中であり、社会の再統合は目標への第一歩なのだ。

以上が、現時点で判明しているカルドハイムのエルフの歴史である。北欧神話の「異なる神族の戦い」や「光のエルフと闇のエルフ」が想起される設定である。

梢の戦術家(Canopy Tactician)

カルドハイムの緑のエルフ
梢の戦術家(Canopy Tactician)公式特別版カードギャラリーより引用

また記事によると、カルドハイム・エルフは典型的なイメージのエルフよりも世俗的で血気盛んな傾向があり、やりすぎの戦いを愛し、驚異的な業を讃える祝典を愛している。これはバイキングや北欧神話の神々から得た発想を取り込んだものだ。エルフだけでなく、カルドハイムの全住人がそうであるという。ただし、エルフには上述の歴史的経緯があるおかげで、カルドハイム次元のバイキングに着想を受けて想像された他の住人とは、隔たった存在になっているとのことだ。

そして、タイヴァー・ケルと同族のウッド・エルフは、エルフとしては力強く筋肉質な体格をしていて、英雄的な行為と名声に傾倒しがちであるとされる。

星界の大蛇コーマ

カルドハイムのエルフは星界の大蛇コーマ(Koma, the Cosmos Serpent)に崇敬の念を抱いている。大抵のエルフはその崇敬を示すような衣類を身に着けている。髪の毛を鱗模様に編み込むことから、意匠を組み込んだ織物や本物の蛇皮の利用まで様々だ。

タイヴァー・ケルの刺青
2本の短剣模様は蛇の牙を表す

タイヴァー・ケルの場合は、蛇のような刺青が大蛇コーマを示すものだ。中でも両胸にある2本の短剣模様の刺青は、彼の持つ両頭刃の剣と共に、大蛇の牙と前に飛び掛かる力を表現している。

カルドハイム・エルフの武器と鎧

タイヴァー・ケルの双頭剣

カルドハイム・エルフは青銅に似た金属製の武器と鎧を装備している。それぞれの武器は特定のエルフ1人の専用としてあつらえて鍛造されたものだ。エルフは生涯を通じてこの専用武器を携帯し、そして鋳潰され再鍛造されて次世代へと継承されるのだ。

仮説:ダスキネルの工作員、ネイディア

ダスキネルの工作員、ネイディア(Nadier, Agent of the Duskenel)

ダスキネルの工作員、ネイディア(Nadier, Agent of the Duskenel)
データベースGathererより引用

1つの可能性としての話だが。

カードセット「統率者レジェンズ」収録のダスキネルの工作員、ネイディア(Nadier, Agent of the Duskenel)はカルドハイム・エルフではないだろうか?

ネイディアの設定解説は公式記事The Legendary Characters of Commander Legends, Part 2公式和訳版)にある。

それによると、エルフの国家ダスキネル(Duskenel)は隣国のウッド・エルフと波乱に満ちた関係の歴史を重ねてきたが、近年状況が変わって、エルフは部族間の対立よりも団結を選択した。ネイディアはダスキネルからウッド・エルフに派遣された文化交流のための外交官だ、とウッド・エルフの一般人はみなしている。ネイディアは親切で礼儀正しいため、街中ですぐに受け入れられている。しかし実態は異なる。ネイディアは森林深部にまで侵入してくる人間居住地に対処するため、ダスキネルが条約により遣わした殺し屋なのである。ネイディアには、森林から人間を追い出せるようにウッド・エルフの大隊を養成する秘密任務が課せられている。

…といった具合だ。ダスキネルとウッド・エルフの対立の歴史、そして近年の団結したという現状。これはカルドハイム・エルフと酷似している。つまり、ネイディアの背景設定はカードセット「カルドハイム」に先行した情報出しだったのではないだろうか?

もしそうなら、タイヴァー・ケルがエルフの明るく陽気な側面である一方、ネイディアは暗部を象徴するキャラクターとしてストーリーに配置されている可能性が見えてきそうだ。今のところはあくまで可能性の話だが。



タイヴァー・ケルの翻訳記事

現時点でタイヴァー・ケルのほぼ唯一の情報源である公式記事について元記事と翻訳記事を比較して少し語りたい。

原文が公式記事Creating Tyvar Kellで、公式和訳版がタイヴァー・ケルの創造である。

本記事で使った訳語

「アイニール」や「スコーティ」、「ヘラルド」、「星界の大蛇コーマ」など基本的に公式和訳記事タイヴァー・ケルの創造の訳語に倣った。

ただし、「森のエルフ」と「闇のエルフ」となっている「Wood elves」と「Shadow elves」は音写して「ウッド・エルフ」と「シャドウ・エルフ」とした。「Shadow elves」を「闇の…」とは呼ぶのに個人的に抵抗があったからだ(「影の…」ならまだしも)。それに、ネイディアの解説文では公式和訳が「ウッド・エルフ」となっており、可能性を論じる際に訳の不一致が無駄なノイズになってしまうのを避けたかった。

それから担当者が違うせいもあるのか、カルドハイムを扱った日本公式サイトの各記事では「バイキング」と「ヴァイキング」が混在している。取りあえず、本サイトでは前回「バイキング」の方で書いたので本記事でも「バイキング」表記とした(前回の時は日本公式の告知記事で「バイキング」だったからそれに倣った)。

こういう先行記事での訳語は必ずしも正しいも正式採用版とは限らないので、製品が発売間近の時期に正式な訳語が定まったらそちらで合わせる予定だ(「Harald」という綴りで「ヘラルド」というのも気になっている)。

気になるポイントその1

He actively seeks out allies willing to fight by his side and share a drink (or three) to celebrate their glorious victory afterward.
彼は自分の側で戦ってくれる仲間を積極的に求め、栄光ある勝利の後には杯を(あるいは3杯くらいを)交わして祝うのです。
引用:上が原文記事。下が公式和訳版

この翻訳には誤りがある。

原文の骨子となる部分を抜き出すと「He seeks out allies」+「willing to fight and share a drink」となる。

「He seeks out allies」つまり「彼(タイヴァー・ケル)は仲間を探している」となる。では、どんな仲間かと言うと「willing to fight and share a drink」なので「喜んで戦い酒を分かち合う」仲間だ。

修飾部分を戻して訳せば「彼は、かたわらで戦い、その後に栄光の勝利を祝う酒(1杯でも3杯でも)を分かち合うことを喜んでするような仲間を積極的に探している。」くらいになるだろう。

彼(タイヴァー・ケル)は、共に戦い勝利の美酒を(1杯と言わず3杯は)飲み交わしたい、そう申し出る仲間をどんどん堀り出しています。

全体を調整してこんな感じにまとめてみた。

原文の「share」が「shares」だったなら公式和訳のような文章になるだろうが、原文の形は「戦う仲間を探して、酒を分かち合う」ではなく「戦い酒を分かち合う仲間を探す」なのだ。しかも「willing to do」なので仲間自身の方から「戦い酒を分かち合う」ことを望んでくるのだ。この違いは大きな差となる。

公式和訳の文章では「探し出した仲間と勝利を祝うときに、調子に乗ってあるいは欲張って3杯も飲む」みたいな含みでしかない。しかし、原文通りに読むと「共に戦うだけでなくて祝い酒を1杯と言わず3杯飲む仲間が欲しい」ことになる。この「3杯」がポイントなのだが、一緒に大酒を飲める戦友と言うに限らず、「最初から1度きりでなく3度の勝利を分かち合う長い関係を見込んでいる」という広がりがある表現とも解釈できる。大分違うのだ。

気になるポイントその2

The twin dagger shapes, in addition to his double-bladed sword, are representative of snake fangs and the ability to spring forward and strike.
2本のダガーの形状は、彼が持つ両刃の剣に付け加えて、蛇の牙と、素早く飛びかかって攻撃する能力を表現しています。
引用:上が原文記事。下が公式和訳版

タイヴァー・ケルの刺青と愛剣が星界の大蛇コーマを表すという件。このタイヴァーの剣の形状についてだが、原文は「double-bladed sword」で公式和訳は「両刃の剣」となっている。この置き換えは正しくない。

タイヴァー・ケルの剣

イラストで確認するとタイヴァーの剣は明らかに「片刃」である。普通「両刃(諸刃)の剣」と訳される英語表現は「double-edged sword」で、鋭いエッジ(刃)が刀身の両側にあるという意味合いだ。それに対して、この文の「double-bladed sword」の方は刀身が2つある剣を指している。

血の長の刃(Blade of the Bloodchief)

「double-bladed sword」の一例
血の長の刃(Blade of the Bloodchief)
データベースGathererより引用

だから、おそらくはタイヴァー・ケルの剣も、この血の長の刃(Blade of the Bloodchief)のような形状であると考えられる。

饗宴と飢餓の剣(Sword of Feast and Famine)

饗宴と飢餓の剣(Sword of Feast and Famine)
データベースGathererより引用

あるいは、タイヴァー・ケルのイラストで剣の全体像が見えないので断定はできないことから、饗宴と飢餓の剣(Sword of Feast and Famine)と同系タイプで同じ方向に刀身が2本突き出ている可能性も全くないとは言い切れない(タイヴァー・ケルのイラストでは刀身は1つに見えるが、重なっているため分らない可能性)。

取りあえず、「double-bladed sword」なので少なくとも「両刃の剣」ではなく、「刀身が2つある剣」なのは確かだ。

2021年1月8日追記:タイヴァー・ケルの新規イラストが公開され、剣の形状が判明した。

タイヴァー・ケルの双頭剣

タイヴァー・ケルの剣は前後に片刃の刀身を持つ双頭剣であった。やはり「両刃の剣」ではなく「血の長の刃」と同タイプである。しかも、装着法が独特で、腕の向きと平行に篭手に固定されている。脱着可能なのか、このままの状態で使用するのか、その辺はまだ不明だ。追記ここまで

気になるポイントその3

Tyvar’s powers aren’t limited to himself, he can also share these buffs with his allies.
タイヴァーの力は彼自身に限定されてはいません。彼は同時にそういった強化を仲間にも与えることができるのです。
引用:上が原文記事。下が公式和訳版

ここの文章は原文でもちょっと曖昧さがあるかなと感じていた。

「these buffs」=「これらのバフ効果」とは、「タイヴァー・ケルの自分自身と周囲の環境を改変する能力」のことを指すのは明白だ。だが、このバフ効果を「タイヴァー自身に限定されず」「仲間と共有できる」と書かれているので、おや?となる。「バフ効果」と言われるとステータス強化的なニュアンスが押し出されてくるので、もしかして仲間たちの身体も改変可能なのだろうか、と。

この記事の文章で判断する限り、他者の肉体を改変する能力はない、と思われる。可能ならばはっきり明確に書くはずだからだ。具体的に言うと、記事中の「He can change natural substances (including himself) into other natural materials,」の一節で「including himself」だけで済まさずに、仲間も含むと書かれていたはず。

では仲間と共有できるバフ効果とは何が該当するのかと言えば、まず環境変化による恩恵(例示されている溶岩を冷却した道など)、タイヴァー自身の肉体変化(仲間のために能力を隠さないと言うこと)、そして、仲間が所持している天然物を改変することによる手助け、この3点になるだろう。

まあ蓋を開けてみたら仲間の肉体も変化させる能力だったことになっているかもしれないが…それはこの記事の原文が曖昧だったから仕方がなかったと思っていただきたい。

では今回はここまで。

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  1. 原文「the rising tide of glory raises all boats」で、英語の「a rising tide lifts all boats(上げ潮は全てのボートを持ち上げる=景気が上向けば、全員がその恩恵を受ける)」と言う慣用句の捩り