未来はドミナリアの将来のいつか定かでない時期に発生する全てを指す。
未来の概略
未来は未来。確定した現在よりも先に発生する出来事である。
未来のストーリーはどこで読める?
未だ起こっていない未来のドミナリアのストーリーというと奇妙だが、遥か未来のドミナリアを描出した作品が実は存在している。
Distant Armies
短編集Distant Planesの短編Distant Armiesは遥か未来のドメインズ地方の住人が過去のドミナリアの姿を夢の中で幻視するという物語である。この未来では鉄爪山脈は鉄爪丘陵になっており、各種族は平和共存している。鉄爪山脈の住人とベナリアの戦争が終結したのは30世紀も過去のことである。戦争では三方からベナリアに攻められた山脈の住人は冷たい海へと追いやられ、待ち受けていたマーフォークの攻撃で敗北したという。
さて、現時点ではこの最後の戦いがいつ発生するのかも分からないため、地形が大変動するほど未来であることしか言えない。仮に、現在46世紀+30世紀としてもAR76世紀の未来。ちなみに、AR4560年時点でもまだ鉄爪山脈のオークやゴブリンとベナリアは敵対関係にある。
関連するストーリー
短編集Rath and Stormでもいつかは分からない未来が描かれている。この短編集はカードセットの「ウェザーライト」とテンペスト・ブロックの物語を扱ったもので、各短編の幕間には「A Dark Room(暗い部屋)」という章が設けられている。この「暗い部屋」が未来にあたる部分であり、暗い部屋の中で昔のウェザーライト号の英雄譚を語って聞かせている、という形になっている。
この「暗い部屋」の未来はいつの日か定かではない。AR4560年現在ですでに起こった過去の出来事かもしれない。
…ただ1つの可能性・手掛かりとして、The Art of Magic: The Gathering – Dominariaによるとジェラードの生涯をつづった伝記がキャパシェン家の者の手で書かれたのがAR4532年である。ドミナリアの人々がジェラード(およびウェザーライト乗組員)の詳しい物語を知ることができるのは、この伝記以降になるのではないだろうか?
未来のカードセット
カードセット「未来予知」はテーマとして、ゲームとしてのMTGそのものの未来や多元宇宙の未来や可能性を垣間見せている。このカードセットでいう未来は「発売された現実世界の2007年時点で」という意味ではあるが、現時点でもドミナリアの未来を描いているものが残っている可能性は捨てきれないだろう。
未来のまとめ
- 未来は将来のいつか定かでない時期に発生する全てである。
- 未来を描いた作品が存在する。