猪の祟神、イルハグ(Ilharg, the Raze-Boar)はカードセット「灯争大戦」収録の伝説のクリーチャー・カードである。
猪の祟神、イルハグの解説
猪の祟神、イルハグ(Ilharg, the Raze-Boar)はグルール一族の伝説の猪神。ラヴニカの猪はイルハグの落とし子と信じる者もいる。
この神の顕現はグルール一族の旧き道(the Old Way)のドルイドによって予言されていた。イルハグはラヴニカに「終末の祟り(The End-Raze)」をもたらす者であるという。イルハグが都市文明を崩壊させた瓦礫にグルールの繁栄を思い描く者もいる。
グルール一族でのドムリ(Domri)の台頭を、猪の祟神イルハグ帰還の前触れと捉える者もいた。しかし、ドムリがギルドマスターの地位を獲得した背景には侵略者ニコル・ボーラス(Nicol Bolas)が関与していた。
イルハグの顕現が純粋にグルールの予言成就と喜んでいる場合ではないのかもしれない。なぜなら、かつてボーラスはアラーラ次元でも神的な存在「大祖始(Progenitus)」の出現を利用してナヤの戦争介入を仕組んだ1前科があり、ナヤとグルールの類似は明らかなのだから。
イルハグはカードセット「ギルド門侵犯」の「瓦礫帯の略奪者(Rubblebelt Raiders)」のフレイバー・テキストでは「猪神(the boar-god )」として存在が匂わされていた。そして、灯争大戦直前のカードセット「ラヴニカの献身」のいくつものカードで出現を予感させる布石があった。
猪の祟神、イルハグのトリビア
カードセット「灯争大戦」の神話レアには、赤を除いた他4色にアモンケット次元の永遠神(白のオケチラ(Oketra)、青のケフネト(Kefnet)、黒のバントゥ(Bontu)、緑のロナス(Rhonas))が収録されている。伝説のクリーチャーでタイプは神であることから、5色のサイクルを成すように、ラヴニカの赤の神クリーチャーであるイルハグが収録されたのかもしれない。
神話レアの伝説の神クリーチャー
- 永遠神オケチラ(God-Eternal Oketra)
- 永遠神ケフネト(God-Eternal Kefnet)
- 永遠神バントゥ(God-Eternal Bontu)
- 猪の祟神、イルハグ(Ilharg, the Raze-Boar)
- 永遠神ロナス(God-Eternal Rhonas)
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