灯争大戦:覆いを割く者、ナーセット

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覆いを割く者、ナーセット(Narset, Parter of Veils)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カード。

覆いを割く者、ナーセットの解説

覆いを割く者、ナーセット(Narset, Parter of Veils)

データベースGathererより引用

覆いを割く者、ナーセット(Narset, Parter of Veils)はタルキール次元出身の人間女性のプレインズウォーカーである。現在のタルキールで最高の学者の1人に数えられる。

ナーセットは2014年-2015年のタルキール覇王譚ブロックが初出のキャラクターであり、同ブロック最後のカードセット「タルキール龍紀伝」の歴史改変後の世界でプレインズウォーカーとなった。

タルキールのプレインズウォーカーには他にウギン(Ugin)1サルカン・ヴォル(Sarkhan Vol)がおり、両名共に灯争大戦のストーリーに関係してくるキャラクターである。ナーセットはサルカンと個人的に面識がある。彼らとナーセットの物語上での絡みもまた注目したいところだ。

カードサイズのイラストでは分かりにくいが、イラスト原画の全体象を確認すると、ナーセットのいる場所が「瞑想領土(Meditation Realm)」であることがはっきりと識別できる。和訳製品版の絵違いバージョンでも同様に瞑想領土にいる。カードセット「灯争大戦」の主戦場はラヴニカ次元であるが、ナーセットはいつどのような理由で瞑想領土にやってきたのだろうか?



覆いを割く者、ナーセットのフレイバー・テキスト

覆いを割く者、ナーセット(Narset, Parter of Veils)

覆いを割く者、ナーセット(Narset, Parter of Veils)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、覆いを割く者、ナーセット(Narset, Parter of Veils)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

“In the disarry of battle, an enemy’s attack may be your most convenient weapon.”
–Narset
「戦況が混乱しているときには、敵の攻撃が最も有効な武器になりえるわ」
–ナーセット
引用:覆いを割く者、ナーセット(Narset, Parter of Veils)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

このフレイバー・テキストは新規のものではなく、ナーセットの逆転(Narset’s Reversal)から転用したものである。折角、新規のフレイバー・テキストが与えられる機会が既存テキストの転用であったとは…残念でならない。

覆いを割く者、ナーセットの日本オリジナルアート版

覆いを割く者、ナーセット(Narset, Parter of Veils)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。

このバージョンのナーセットは非常に若く描かれているが、ウィザーズ社はナーセットの年齢は50代半ばを想定している。2



ナーセットの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でナーセットが関係するカード

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでの出番は少ない。灯争大戦ティザー映像のステンドグラスのプレインズウォーカー36人中でも下から数えた方が早い。

1:次元間ビーコンを受けてラヴニカに到来した1人として名前が出る。2:プレインズウォーカーが集合して会議する際に大勢の中にいる。3:戦場でタミヨウ(Tamiyo)らと一緒に戦っている。ナーセットの言及はこの3回である。

個人的評価による順位づけでは、カズミナ(名前すら出ない)、アショク(名前だけ出た)、ティボルト(戦場で1回だけ本人と名前が登場)に次いで4番目に出番がない。

小説の前日譚や関連短編が予定されているので、そちらでナーセットが登場してくれることを期待したい。

答え合わせ(ネタバレ注意)
期待をしていたものの、結局ナーセットは外伝でも前日譚でも出番がなかった。
答え合わせ(ネタバレ注意)
ナーセットは小説で瞑想領土にいる描写がない。この件についてはナーセットの逆転(Narset’s Reversal)の「答え合わせ」の方で触れたので参照のこと。
答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでナーセットの所属氏族が「オジュタイ(Ojutai)」でなく「Oiutai」と誤記されている。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
今作ではナーセットの出番はなく、言及も全くされない。

次にナーセットがストーリーに再登場するのは、この小説よりも後のカードセット「イコリア:巨獣の棲処」においてである。

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マジック・ザ・ギャザリング(MTG)のカードセット「灯争大戦」収録のカードの中からピックアップしてストーリーや設定を解説する。
  1. 厳密に言うならウギンの出身はドミナリア次元であり、タルキールは第二の故郷
  2. カードセット「イコリア:巨獣の棲処」ではアートディレクターがナーセットの年齢は50代半ばと指示している(出典