灯争大戦:伝承の収集者、タミヨウ

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伝承の収集者、タミヨウ(Tamiyo, Collector of Tales)カードセット「灯争大戦」収録のカードである。

伝承の収集者、タミヨウの解説

伝承の収集者、タミヨウ(Tamiyo, Collector of Tales)

データベースGathererより引用

伝承の収集者、タミヨウ(Tamiyo, Collector of Tales)は神河次元出身のプレインズウォーカー。空民の女性である。

タミヨウとキオーラ(Kiora)アジャニ(Ajani)の呼びかけに答えて、ラヴニカ次元に行くことを誓っていた。ビーコンが発信されると、キオーラと共にラヴニカに現れたタミヨウだったが、現地調査を旨とする根っからの学者であるためか、ラヴニカの灯争大戦では中立の立場をとり観察者であろうとしていた。

しかし、タミヨウの天啓(Tamiyo’s Epiphany)によると、彼女のもとに永遠神ケフネト(God-Eternal Kefnet)が出現したことで、観察者ではいられないと覚悟したようだ。



伝承の収集者、タミヨウのフレイバー・テキスト

伝承の収集者、タミヨウ(Tamiyo, Collector of Tales)

伝承の収集者、タミヨウ(Tamiyo, Collector of Tales)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、伝承の収集者、タミヨウ(Tamiyo, Collector of Tales)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

Tamiyo wished only to observe the war, but she soon realized neutrality was not an option.
タミヨウはこの大戦を観察していたかったが、すぐに中立という選択肢がないことに気付いた。
引用:伝承の収集者、タミヨウ(Tamiyo, Collector of Tales)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

タミヨウのフレイバー・テキストは、カードセット「灯争大戦」に同時収録されているタミヨウの天啓(Tamiyo’s Epiphany)からの引用に過ぎない。灯争大戦でタミヨウはほとんど何をやっていたのか分からないキャラクターなので、情報を込められる折角の機会がただの引用で終わってしまった。残念である。

伝承の収集者、タミヨウの日本オリジナルアート版

伝承の収集者、タミヨウ(Tamiyo, Collector of Tales)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。



タミヨウの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でタミヨウが関係するカード

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでのタミヨウはキオーラ(Kiora)と2人1組で、アジャニ(Ajani)が接触して協力を取り付けたプレインズウォーカーとしてビーコン発信前から名前は挙がっていた。2人はゲートウォッチの誓いは結んでいないがラヴニカへ来ることは誓っていた。
ビーコンが発信され次元橋がポータルを開いた時点で、タミヨウとキオーラはラヴニカ次元を来訪し、まずはアジャニとの合流を目指した。
答え合わせ(ネタバレ注意)
タミヨウとキオーラは、第10地区プラザで展開される戦慄衆とゲートウォッチや他のプレインズウォーカーの戦闘の場に、2人揃って姿を見せた。しかし、次にキオーラが他のプレインズウォーカーやギルド軍と戦闘している場面にはタミヨウの姿はない。タミヨウが次に登場するのは、永遠神が出現しさらに古呪(The Elderspell)が発動した後、ゲートウォッチの先導で一旦後退して状況把握と情報交換のために集合した際、大勢のプレインズウォーカーの中の1人としてである。それからしばらくタミヨウの言及はないが物語後半では戦闘に参加している姿が確認できる(これが最後の言及となる)。
答え合わせ(ネタバレ注意)
タミヨウの天啓(Tamiyo’s Epiphany)で描かれた状況は、ラヴニカ到着後でゲートウォッチが集合かける前、タミヨウの姿が見えなくなっていた期間に発生したと思われる。
答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaとカードセットでのタミヨウを総合して考えると、アジャニに協力する約束してやってきたものの、すぐに観察者となって戦場を離れてしまう信頼に値しない人物に思える。小説では台詞すらないモブキャラクター同然であったため行動の不可解さが印象に残ってしまう。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
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その後どうなった?(ネタバレ注意)
灯争大戦の翌日、タミヨウはキオーラ(Kiora)と共にギデオン(Gideon)の葬儀に参列するプレインズウォーカーを待っていた。待ち合わせ場所はギデオンが亡くなった場所、ボーラスの城塞の頂上である。

ジェイス(Jace)ヴラスカ(Vraska)が連れ立ってやって来たところで、キオーラはお悔やみをジェイスに告げた上でテーロス次元には行けないと参列を辞退する。タミヨウがキオーラにどこに向かうのか尋ねる(タミヨウの唯一の台詞)。キオーラは故郷ゼンディカーだと答え去っていった。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
タミヨウは集合した参列者らとギデオンの故郷テーロス次元にプレインズウォークした(この時点までは名前がある)。しかし、タミヨウは葬儀に参列してはいてもその言動には言及がされず、式が終わるとその他の参列者と同様にテーロスを立ち去った(テーロスの場面では、名前すら登場しない)。
その後どうなった?(ネタバレ注意)
前作War of the Spark: Ravnicaと同様に、今回でもタミヨウの扱いは軽い。とはいえ、前作より台詞が一言だけある分ましではある。

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