橋の主、テゼレット(Tezzeret, Master of the Bridge)は灯争大戦のストーリー「第一幕第一場(Act1, Scene1)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。先行するカラデシュ次元のストーリーでは、次元移動装置「次元橋(Planar Bridge)」を体内に取り込んだテゼレットであるが、「灯争大戦」での最初の役割が戦慄衆の次元転移となるのは必然だろう。このカードが「第一幕第一場」に割り振られているのも納得だ。
小説War of the Spark: Ravnicaでは、テゼレットはストーリー第一幕第一場に相当するパートから登場している。最初の仕事はニコル・ボーラス(Nikol Bolas)の本拠地となるボーラスの城塞(Bolas’s Citadel)をラヴニカ第10地区プラザに出現させることであった。
その後も(カードセットで既に公開されているように)ギルドパクト庁舎の位置に次元橋でポータルを開けるなどニコル・ボーラスの部下として行動していく。
また、小説War of the Spark: Ravnicaの前日譚(6月配信)でもテゼレットの暗躍が描かれると思われる。
小説War of the Spark: Ravnicaの前日譚The Gathering Storm第1章からテゼレットは登場した。ニコル・ボーラスの使者としてラル・ザレック(Ral Zarek)に接触し、ボーラスに忠誠を誓い続ける意思があるかを確認する。しかしラルがボーラスを拒絶したためテゼレットはラルと戦いになる。テゼレットの接触はラルにはニヴィックスから彼を引き離す陽動のように思えた。