基本セット2021:唯一無二のプロテクション

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今月末にカードセット「基本セット2021」の発売が迫っている。

まだ、カードのプレビューは始まっていないが、マーク・ローズウォーターがカードセット「基本セット2021」に再録されるカードのヒントを公開した出典)。

そのヒントの中の1つがこれ。

唯一無二のプロテクションを持つカード(A card with a unique protection.)

唯一無二の種類のプロテクションを持つカードが何か1種類再録されるというのだ。今回はこの唯一無二のプロテクションについて調べて、再録カードを予想してみた。

唯一無二のプロテクション

唯一無二のプロテクションにはどんなものがあるか…個人的に調べてみた結果が次の17種類のカードだ。

唯一無二のプロテクション
カード名 プロテクション
ギルドパクトの守護者(Guardian of the Guildpact) 単色
サーボ・タヴォーク(Tsabo Tavoc) 伝説のクリーチャー
悪斬の天使(Baneslayer Angel) デーモン
堕ちたる僧侶(Fallen Cleric) クレリック
春の先駆け(Harbinger of Spring) スピリットでないクリーチャー
飢えたオオヤマネコ(Hungry Lynx) ネズミ
ナースの道化(Nath’s Buffoon) エルフ
激浪の生物学者(Riptide Biologist) ビースト
海辺の略奪者(Shoreline Raider) カヴー
邪悪の排除(Spare from Evil) 人間でないクリーチャー
スランの医師、ヨーグモス(Yawgmoth, Thran Physician) 人間
ルーンの光輪(Runed Halo) 選んだカード名
ロノムの大男(Ronom Hulk) 氷雪
地平線のドレイク(Horizon Drake) 土地
ミストメドウの身隠し(Mistmeadow Skulk) 点数で見たマナ・コストが3以上
無傷のハクトス(Haktos the Unscarred) 無作為に選んだ2か3か4でない数すべて
ラバブリンクの冒険者(Lavabrink Venturer) 奇数か偶数

割と数がある。一番多いのは特定のクリーチャー・タイプに対するプロテクションになっている。

調べて意外だったのは、プロテクション(選んだプレイヤー)とかプロテクション(すべて)のような種類が唯一無二でなかったことで、知らないカードが出てきて色々驚かされた。



再録予想

リスト化をしたところで、ざっくりとこれが再録されるんじゃないかなと考えてみた。ただし、現在のスタンダード環境への影響とかカードパワーなどなど、その辺は私にはよく分からないので別の視点を絡めての予想になる。

まず、これはないという種類をピックアップする。おそらくスタンダードに同居する直近のカードセット群から被る再録はやらなさそうだ(無傷のハクトスラバブリンクの冒険者)。昔に廃れた機能を持つカードや初出時のセット特有の能力や処理を持つカードは基本セットに入れるのはふさわしくないだろう(春の先駆けロノムの大男)。範囲がニッチ過ぎるのも選考に入らなそうだ(海辺の略奪者地平線のドレイク)。

その反面、今回は基本セットなので昔の時代の伝説のキャラクターでも再録可能だ。サーボ・タヴォークスランの医師、ヨーグモスには希望が残されている。

そして、わざわざマロー1が取り上げたものなのだから、詰まらないカードが出てくるとは思えない。

スランの医師、ヨーグモス(Yawgmoth, Thran Physician)

スランの医師、ヨーグモス(Yawgmoth, Thran Physician)
データベースGathererより引用

ということで、『話題性』を考えてファイレクシアの始祖『スランの医師、ヨーグモス(Yawgmoth, Thran Physician)』が再録されると私は予想する。

ヨーグモスは旧来のMTGファンには響くビッグネームだし、初出がカードセット「モダンホライゾン」という特殊なセットなので恐らくカード化された認知度はあまり高くないと思われる。改めて基本セットに再録しても、またこいつか…みたいな落胆はなく、カード化されていたんだという驚きが勝るんじゃないだろうか?

基本セット2021の各色の顔役

ヨーグモス再録を推す理由がもう1つある。それがテフェリー(Teferi)である。

時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)

時を解す者、テフェリー(Teferi, Time Raveler)
データベースGathererより引用

テフェリーは基本セット2021でフィーチャーされるプレインズウォーカーである(出典)。いわば主役扱いになる予定だ。

その主役テフェリーがストーリー上で最後に登場した時、これから何をしようとしていたか?テフェリーは新ファイレクシアの脅威について対抗する計画を練っていたのだ。

小説War of the Spark: Forsakenにおいて、テフェリーは旧友のカーン(Karn)に協力して新ファイレクシアに対抗することを決めた。それにはアジャニ(Ajani)も賛同して計画に加わっている。

テフェリーとカーン、アジャニの3人はドミナリア次元のテフェリーの娘ニアンビ(Niambi)の家に集合して計画を練るというところで彼らの出番は終わりになっている。さらに、4人目としてヤヤ(Jaya)も合流する予定だ。

新ファイレクシアとの本格的な戦いの前に、テフェリーら4人とファイレクシアのおさらいを含めて基本セットで総括的に扱うのはありそうに思える。ならば、基本セット2021はファイレクシアの始祖ヨーグモスにふさわしい舞台になるだろう。

それに、色の対応もちょうどいい。

  • アジャニ:白
  • テフェリー:青
  • ヨーグモス:黒
  • ヤヤ・バラード:赤
  • ???:緑
  • カーン:アーティファクト

この5人でそれぞれ別の枠にきちんと納まってくれるのだ。緑が空いているが、そこには新キャラが割り当てられればいい。マローによると、既出の次元から新たなプレインズウォーカーが登場するとのこと(出典)。この新キャラが緑枠に入れば、6人で各色の顔役としてピッタリ納まってしまう。

再録予想:ヨーグモス

カードセット「基本セット2021」にはスランの医師、ヨーグモス(Yawgmoth, Thran Physician)が再録される。私の予想はこれで決まりにしておく。

では今回はこれでおしまい。

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本格的なカードプレビューが始まったらリスト化を予定。

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