「ドラゴンと最期の言葉」はカードセット「基本セット2020」のフレイバー・テキストにあるシリーズのこと。ドラゴンに関わって命を落としたキャラクターたちの言葉である。
ドラゴンと最期の言葉の概要
カードセット「基本セット2020」のフレイバー・テキストにあるミニシリーズ。何らかの形でドラゴンに関わった者たちの「最期の言葉(last words)」である。フレイバー・テキストは、発言者名の後に必ず「最期の言葉」で締めくくられている。
「ドラゴンと最期の言葉」のフレイバー・テキストは全て基本セット2020での新規文章である。
なぜか「最後」の言葉と訳されている
和訳製品版では「last words」がなぜか「最後の言葉」となっている。意味を考えれば「最期の言葉」の方がより正しいだろう。実はドラゴン魔道士(Dragon Mage)だけが「最期の言葉」と正しい漢字が使われている。
本サイトのこの記事では、以下全ての引用文章を「最後の言葉」から「最期の言葉」に書き換えているので注意されたい。
ドラゴンと最期の言葉の該当カード
「ドラゴンと最期の言葉」に該当するカードは全部で7種類ある。内訳は、基本セット2020本体の赤のカード4種類、アーティファクト1種類。そして、番外カードの赤カードに2種類となっている。
最期を迎えた者たち
最期の言葉を残したのは以下の7名である。
- 智者タディス(Tadith the Wise)
- 利口者セイダス(Thaedus the Clever)
- 小狡いサリア(Theria the Sly)
- クン・メイ(Kunh Mei)
- 石持ちグラズラッシュ(Grazlash Stonehold)
- 光輝のダフィン(Dafynne the Radiant)
- パーティーのリーダー、マルスデン(Marsden, party leader)
マルスデンの肩書きが「パーティー1のリーダー」であり、「光輝のダフィン」はマルスデンの仲間と思われる。もしかすると、他の5人も同じパーティーの仲間だったのかもしれない。
「マルスデン」はシヴ山のドラゴン(Shivan Dragon)では「マースデン」となっており、訳がブレている。本記事では炎の大口、ドラクセス(Drakuseth, Maw of Flames)の方の「マルスデン」表記に統一する。
智者タディスの最期の言葉
「そうね。あれは大きいし強いし火も吐くでしょう。でも、こちらには知恵があるわ。」
–智者タディスの最期の言葉
引用:ドラゴン魔道士(Dragon Mage)より
利口者セイダスの最期の言葉
「計算してみたんだけど、空を飛ぶ1頭のドラゴンが1回火を吐くことによって焼ける面積は、最大……」
–利口者セイダスの最期の言葉
引用:炎の一掃(Flame Sweep)より
小狡いサリアの最期の言葉
「これくらい頂いても、あいつはきっと気づきやしな……」
–小狡いサリアの最期の言葉
引用:多欲なドラゴン(Rapacious Dragon)より
クン・メイの最期の言葉
「この丈夫な瓶にはドラゴンの息が入ってるんですって。工匠の折り紙つきよ。後は十分遠くに投げればいいの。」
–クン・メイの最期の言葉
引用:龍火の薬瓶(Vial of Dragonfire)より
石持ちグラズラッシュの最期の言葉
「普通の噴火じゃないみたいだ!」
–石持ちグラズラッシュの最期の言葉
引用:火山のドラゴン(Volcanic Dragon)より
光輝のダフィンの最期の言葉
「この子は私たちと遊んでるだけよ、マルスデン2。」
–光輝のダフィンの最期の言葉
引用:シヴ山のドラゴン(Shivan Dragon)より
マルスデンの最期の言葉
「広がれ、マヌケ、広がるんだ!」
–パーティーのリーダーだったマルスデンの最期の言葉
引用:炎の大口、ドラクセス(Drakuseth, Maw of Flames)より