ダーバ(Darba)はカードセット「プロフェシー」に収録されたクリーチャー・カードである。
最新のカードセット「基本セット2021」にジョルレイル(Jolrael)とテフェリー(Teferi)が新規カードとして収録され、本サイトではこの2人が登場したプロフェシーのストーリーを紹介してきた。
今回もプロフェシーから巨鳥ダーバを取り上げたい。小説Prophecyにも出現した危険な肉食鳥である。
ダーバの解説
Legend has it the darba gave up its wings in return for an extra stomach.
伝説にいわく、ダーバは胃をもう一つ手に入れるために、翼を持つことをあきらめたんだとか。
引用:ダーバ(Darba)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
ダーバ(Darba)はドミナリア次元北ジャムーラ亜大陸に生息する巨大で狂暴な肉食鳥である。同地域には近縁種のパレア(Parea)も生息している。
ダーバは体高は少なくとも25フィート(7.5m)はあり、羽根の色は茶色と緑である。翼は身体に比べて小型で空は飛べないが、腕のように脇に挟むことで大型のカバサイズのものを抱えて持ち運ぶことができる。
AR4205年当時、キパム都市国家群の文明化された街の住人にとって、荒野に住まう巨大な陸上鳥はもはや伝説上の存在で、おとぎ話の怪物くらいに思われていた。だが、東の荒野を巡回する部隊にとっては、パレアなどの陸上鳥は現実に存在する脅威であった。
小説Prophecyのダーバ
小説Prophecyで登場したダーバは、北ジャムーラ亜大陸に建設されたケルド軍の採掘基地に突然現れて襲ってきた。
この基地は地盤の不安定な沼地にあり、沼の地下深くに埋蔵された「英雄の血(Heroes’ Blood)」とケルド人が呼ぶ燃料を採掘することが目的であった。
ダーバはケルド人もジャムーラ人の奴隷も関係なく襲いかかってきた。大混乱となったが、基地を視察に来ていたラトゥーラが杖から火炎攻撃を放射して、ダーバを退治したのだった。このとき、ダーバが一撃目をかわしたせいで、ラトゥーラは大激怒し二撃目の火炎攻撃で容赦なく焼き殺した。
パレア
パレア(Parea)もダーバと同様に北ジャムーラ亜大陸に生息する巨大な肉食鳥であるが、より小型の近縁種である。パレアの群れは平原の怪物で、その出現は地域の悪夢となる。だが、さらに巨大なダーバに比べれば鶏の群れ同然に過ぎないという。
パレアは番や小集団で狩りを行う。空は飛べないものの馬よりも俊敏で、よく人を襲って捕食する。馬を追い越して数時間も疾走し続けることが可能である。
AR4205年、ケルド軍が侵攻してきた際には、ラトゥーラは捕虜を隷属させるための見せしめとして、パレアの群れに一部の捕虜を与えて惨たらしく捕食させるデモンストレーションをしばしば行っていた。ケルド軍がその処刑場にやって来るとパレアの集団が餌にあずかれることを期待して何マイルも遠くからやって来るのだ。
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