灯争大戦:ラルの発露

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ラルの発露(Ral’s Outburst)カードセット「灯争大戦」収録のインスタント・カードである。

ラルの発露の解説

“Time to find the melting point of lazotep.”
–Ral Zarek
「ラゾテプの融点を調べるとしよう。」
–ラル・ザレック
引用:ラルの発露(Ral’s Outburst)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

ラルの発露(Ral's Outburst)

データベースGathererより引用

ラルの発露(Ral’s Outburst)はプレインズウォーカー「ラル(Ral)」の名前を冠するカード。ラル・ザレックが得意とする電撃攻撃を表現したカードの1種である。「Ral’s Outburst」はいわば「ラル・ザレックの電撃放射攻撃」である。

和訳製品版の名称がかなり不自然である。カード名の「Outburst」は「爆発、突発、激発、噴出」といった風に突然激しく動く様を意味していて、「感情の爆発」という文脈では「発露」と和訳されることがある。「発露」とは「感情など心の内に隠されたものを表に出すこと」だが、このカードの「Outburst」は明らかに「電撃の激しい放出」である。以上から、和訳製品版の「発露」は不適切な言語選択であることが明らかだ。

フレイバー・テキストのラルの発言から、相手はラゾテプ鉱にコーティングされた永遠衆であることが分かる。



ラルの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でラルが関係するカード

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでも、ラル・ザレック(Ral Zarek)は電撃を主な攻撃手段として頻繁に使用している。戦慄衆軍団が出現するとすぐに第10地区プラザへとケイヤ(Kaya)と共に駆けつけて、身に着けた蓄電装置(Acummulator)から電撃を放出して永遠衆を薙ぎ払う活躍を見せる。

また、小説でのラル・ザレックとケイヤの初登場場面は裏切者のヴラスカ(Vraska)に電撃を見舞った直後から始まる。ヴラスカはプレインズウォークでイクサラン次元に緊急退避して電撃をかわした。

その上、ラルの電撃攻撃は永遠神ケフネト(God-Eternal Kefnet)の片腕を消失させてもいる。→稲妻曲げ(Bolt Bend)のネタバレも参照のこと。

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