灯争大戦:鎖鞭のサイクロプス

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鎖鞭のサイクロプス(Chainwhip Cyclops)カードセット「灯争大戦」収録のクリーチャー・カード。

鎖鞭のサイクロプスの解説

“You say this Tenth District, not Rubblebelt. But where smash happen, that Rubblebelt. Rubblebelt state of mind.”
–Urgdar, cyclops philosopher
「お前言った。ここ第10管区瓦礫帯じゃない。でも砕けたところは瓦礫帯。瓦礫帯は心のかたち。」
–サイクロプスの哲人、アグダル
引用:鎖鞭のサイクロプス(Chainwhip Cyclops)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

鎖鞭のサイクロプス(Chainwhip Cyclops)

データベースGathererより引用

鎖鞭のサイクロプス(Chainwhip Cyclops)はグルール一族のサイクロプス。

イラストでは鎖の鞭を振り回して永遠衆と戦っている。周囲に堆積した瓦礫の山からは翡翠色の2本の曲がった角が見える。デザインが多少違うものの、立像崩しされた後の王神の立像(God-Pharaoh’s Statue)だろう。

フレイバー・テキストはサイクロプスの哲人、アグダル(Urgdar, cyclops philosopher)のコメント。

瓦礫帯(Rubblebelt)」とは、ラヴニカ次元の中心地である第10地区の外部にある荒廃した廃墟地域。グルール一族のテリトリーである。瓦礫帯は、都市が広がるラヴニカにおいて、街に囲まれた群島のように飛び地で存在している。第10地区のすぐ北側にも瓦礫帯がある。

特にボロス軍は、グルールが支配する未開で野蛮な瓦礫帯が第10地区内部までに拡大しないように努めている。しかし、灯争大戦ではラヴニカの中心地「第10地区プラザ」が戦場になってしまった。サイクロプスの哲人アグダルは、戦争による破壊が第10地区に新たな瓦礫帯を生み出している、と考えているようだ。

フレイバー・テキストの「Tenth District」は和訳製品版では「第10管区」と訳しているが、本サイトでは旧来通りの「第10地区」と訳している。→第10管区を間違いと考える理由は灯争大戦:戦地昇進を参照のこと。



このカードの時系列

カードのイラストから、このカードの状況が発生した時間帯が推測可能である。

永遠衆が出現済みだが、空がまだ明るく通常状態なので古呪(The Elderspell)の発動前であることは明らかである。背後の瓦礫が王神の立像とすれば、立像崩しから古呪発動までの短い間であり、場所は第10地区プラザであるということになる。

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
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※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaに登場するサイクロプスはグルール一族の腹音鳴らし(Borborygmos)だけである。
答え合わせ(ネタバレ注意)
鎖を武器として振るうキャラクターとしては、ミノタウルスのプレインズウォーカーのアングラス(Angrath)が獅子奮迅の活躍をしている。

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