灯争大戦:混沌の船長、アングラス

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混沌の船長、アングラス(Angrath, Captain of Chaos)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カード。

混沌の船長、アングラスの解説

混沌の船長、アングラス(Angrath, Captain of Chaos)

データベースGathererより引用

混沌の船長、アングラス(Angrath, Captain of Chaos)は灯争大戦のストーリー「第二幕第一場(Act2, Scene1)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。

アングラスは、2017-2018年のイクサラン・ブロックのストーリーで初登場した、ミノタウルスの男性プレインズウォーカーである。出身次元は既出のどの次元でもない1。赤熱した鎖を振るって暴れたり拘束したりする魔法を得意としており、「炎鎖(the Flame-Chained)」の二つ名を持つ。イクサランでは海賊船「悪鬼の鎖」号の船長として悪名を轟かせていた。

アングラスはこの14年間、故郷を離れたイクサラン次元に封じ込められていた。なぜかイクサランからはプレインズウォークで離脱することができない。その理由はイクサランの秘宝「不滅の太陽(Immortal Sun)」にあった。ある時、イクサランから「不滅の太陽」が消失したことを知ったアングラスはようやく故郷の次元へと帰還することができた。

灯争大戦のストーリーでは、ストーリー第一幕第三場のビーコン発信に応じて集合してきたプレインズウォーカーたちの1人として第二幕第一場で登場した。ラヴニカ次元には、イクサランから「不滅の太陽」が搬入されており、アングラスはまたも次元に閉じ込められてしまった。



混沌の船長、アングラスのフレイバー・テキスト

混沌の船長、アングラス(Angrath, Captain of Chaos)

混沌の船長、アングラス(Angrath, Captain of Chaos)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、混沌の船長、アングラス(Angrath, Captain of Chaos)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

“Eh, you don’t have to worry about me,” he huffed with some internal bitterness. “All I want is to defeat the damn dragon so I can get back to my daugthers.”
–Angrath, War of the Spark: Ravnica by Greg Weisman
「いや、そう警戒すんなよ」と、苦虫をかみつぶしたような顔を見せる。「俺はな、あのくそったれのドラゴンを倒して娘たちのところへ帰りたいだけだ」
–アングラス(Greg Weisman著「War of the Spark: Ravnica」より)
引用:混沌の船長、アングラス(Angrath, Captain of Chaos)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

アングラスのフレイバー・テキストは小説War of the Spark: Ravnicaからの抜粋で、ファートリ(Huatli)へ向けた言葉の一部である。ちなみに第34章冒頭部分に当たる。

混沌の船長、アングラスの日本オリジナルアート版

混沌の船長、アングラス(Angrath, Captain of Chaos)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。このバージョンのアングラスはより猛々しく炎の鎖を振り回している。周囲には永遠衆の姿は描かれていない。



混沌の船長、アングラスは敵か味方か?

灯争大戦のストーリーが小説War of the Spark: Ravnicaで判明するまで、あるいは、マーク・ローズウォーターが記事War Gamesで表明するまで、しばらくの間「アングラスはニコル・ボーラス陣営にまわって敵対するのではないか?」と予想するファンが少なからず見られた。

その理由はレビューされたアングラス関連のカードにある。

まずアングラス自身のカードは「動員」の機能を有している。動員には「戦慄衆(ボーラスの軍団)をコントロールしている」フレイバーを持たされている。アン一門の侵略者(Ahn-Crop Invader)の方でもアングラスは永遠衆を手下に欲しいと望んでいる。

アングラスの暴力(Angrath's Rampage)

データベースGathererより引用

さらに加えて、アングラスの暴力(Angrath’s Rampage)のフレイバー・テキストやイラストが「大都市に激昂してラヴニカを破壊している」ように見えてしまうものであった。

戦慄衆を指揮下において、かつ、ラヴニカを破壊している。これら2つの要因からアングラスはボーラス陣営かもしれないと推測することができた。ボーラス側のプレインズウォーカーの数が少ないこともあって、メタ的なパワーバランスの意味合いからもそれなりの説得力が備わっていた。

実際はアングラスは徹頭徹尾ボーラスの敵であり、ラヴニカに味方する頼もしい闘士であった。マーク・ローズウォーターによると、アングラスの能力を用いれば一時的に他者を支配下に置ける2と判断したため、ボーラス陣営ではないが動員を持つ黒赤のプレインズウォーカーに選んだという。

アングラスの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でアングラスが関係するカード

灯争大戦のストーリー

第二幕第一場

第二幕第一場でのプレインズウォーカー集合の情景は圧巻だが、注目のストーリーに指定されているカードはない。この第二幕第一場は登場人物の顔見せ的な意味合いが強いと思われる。



小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでは、アングラスはビーコンの発信に応えてラヴニカにやってきた。第10地区プラザで永遠衆と戦闘開始したゲートウォッチの面々やラル・ザレック(Ral Zarek)たちの目前に一番初めに出現した名前ありプレインズウォーカーのキャラクターである。
答え合わせ(ネタバレ注意)
永遠神ロナス(God-Eternal Rhonas)が率いる永遠衆の軍団との戦いでは、アングラスは地上部隊を統率して先陣を戦った。「炎鎖」を振り回すひと振りごとに4から5体の永遠衆を倒していった。
答え合わせ(ネタバレ注意)
イクサランでの経緯のためファートリ(Huatli)から不信の目を向けられていた。アングラスは愛する娘たちの下に帰還したいという心情を包み隠さず語った。永遠神ロナス軍団との戦闘では、途中からファートリはアングラスを守るように組んで戦うようになる。
答え合わせ(ネタバレ注意)
アングラスはアーリン・コード(Arlinn Kord)を臭いで「人狼」であると見破った。
戦争の終盤では、アングラスはアーリンとニッサ・レヴェイン(Nissa Revane)と同じ戦場で戦っている姿が確認できる。
答え合わせ(ネタバレ注意)
アングラスは次元の檻から一刻も早く抜け出したい素振りであったのに、「不滅の太陽」が一旦機能停止した際にラヴニカから脱出せず、ニコル・ボーラスとの最終決戦まで戦い続けている。また、戦争終結後もラヴニカに居残って戦場の後始末をしている。
答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaにおいて、アングラスは主要キャラクターに次ぐ立場に置かれている。勇猛果敢な戦士として戦場で活躍し、心情も語られ、台詞もそれなりにあり、他の登場人物との絡みも描かれる。

こんなに目立つとは正直意外であった。

答え合わせ(ネタバレ注意)
Q:小説War of the Spark: Ravnicaでは、カードの「動員」機能を反映させて、アングラスが戦慄衆を一時的にコントロール下に置く描写が存在するか?
A:ない

追記:小説の外伝掌編War of the Spark: Ravnica – The Path to Opulentにおいて、アングラスではなくカズミナ(Kasmina)が永遠衆のコントロールして同士討ちさせている。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
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その後どうなった?(ネタバレ注意)
今作にはアングラスは登場しなかった。次回登場のヒントも今作現在は思い当たる所はないため、再登場を気長に待つしかない。

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