灯争大戦:心温まる贖罪

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心温まる贖罪(Heartwarming Redemption)はカードセット「灯争大戦」収録のインスタント・カード。

心温まる贖罪の解説

キテオンは人生の日々で戦争を知り尽くしてきた。その彼がついに平和を知った。
引用:心温まる贖罪(Heartwarming Redemption)のフレイバー・テキスト

心温まる贖罪(Heartwarming Redemption)

カードギャラリーより引用

心温まる贖罪(Heartwarming Redemption)は灯争大戦のストーリー「第三幕第四場(Act3, Scene4)」を表すカードである(WAR Story Scenes参照)。

カードプレビューの時点で、灯争大戦のストーリーにおいてギデオン・ジュラ(Gideon Jura)が亡くなることが確定した。このカードには「キテオンの不正規軍」の仲間4人が描かれている。不正規軍の4人の名前はイラスト左から順に、エピコス、ドラサス、オレクソ、ゼノンである。

「キテオンの不正規軍」は何年も前、ギデオンがまだキテオンと呼ばれていた時、故郷のテーロス次元で組織した自警集団である。ギデオンが17歳の時、傲慢さによる行動が仲間4人の死を招いてしまった。そうしてギデオンは現在に至るまで深い後悔の念に捕らわれることになった。

ストーリー「第三幕第三場」のギデオンの犠牲(Gideon’s Sacrifice)から繋がるこのシーンでは、ギデオンは死の間際に死んだ仲間たちの赦しを得られて、ようやく魂の安らぎを手に入れられたのだ



キテオン・イオラの不正規軍

キテオンの不正規軍(Kytheon's Irregulars)

データベースGathererより引用

ギデオン・ジュラはプレインズウォーカーの灯が点火する前、故郷テーロスでキテオン・イオラ(Kytheon Iora)と名乗っていた。キテオンは遅くとも13歳には「キテオンの不正規軍(Kytheon’s Irregulars)」と呼ばれる集団を率いていた。都市国家アクロスの外国人居住区に住む悪童たちである。

「Irregulars」は「不正規軍」と訳されており、これは辞書的には正しいが、キテオン・イオラたち5人の少年による自警活動をする集団であることから考えるに「規則から外れたはみ出し者集団」くらいに受け取った方が実態にそっているだろう。

キテオンの不正規軍のカード・イラストは左から順番にオレクソ、ゼノン、ドラサス、エピコスである。彼らは全員人間の男性である。

ドラサス(Drasus)はギデオンより3歳年上の癇癪持ち。

ゼノン(Zenon)はセテッサ出身でシャギーな髪型で長身、緑の外套をまとった賭け好き。

オレクソ(Olexo)は不正規軍の最年少メンバー。

エピコス(Epikos)は剃り上げた頭、裸の厚い胸板、右耳に飾りをつけている。

キテオンと不正規軍は、2015年発売のカードセット「マジック・オリジン」の時に語られた物語であり公式サイトで掌編を読むことができる。以下の記事でギデオンの「オリジン」と掌編について解説とまとめを行っている。

ギデオンの「オリジン」:アクロスのキテオン・イオラ
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)の登場人物ギデオン・ジュラのプレインズウォーカーとしての初め、その最期を振り返る。マジック・オリジンの掌編と、灯争大戦の小説を調べてまとめた。掌編の誤訳にも触れている。

灯争大戦のストーリー

第三幕第四場

  1. 心温まる贖罪(Heartwarming Redemption)注目のストーリーカード
  2. 灯の燼滅(Despark)注目のストーリーカード
  3. 牢獄領域(Prison Realm)注目のストーリーカード
  4. 次元を挙げた祝賀(Planewide Celebration)注目のストーリーカード
  5. 自然への回帰(Return to Nature)
  6. 新たな地平(New Horizons)

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでは各章ごとに登場人物の名前がつけられているが、このカードに対応する第61章だけは「ギデオン・ジュラ(Gideon Jura)」はでなく「キテオン・イオラ(Kytheon Iora)」となっている。
答え合わせ(ネタバレ注意)
ギデオン・ジュラ(Gideon Jura)リリアナ・ヴェス(Liliana Vess)に降りかかった死を自分の命を犠牲にして肩代わりする。身を焼かれ絶叫するギデオンだが、不意に激痛が全て消え去る。
ギデオンは気付くと故郷テーロスのアクロスの丘にいた。負傷も出血も武具も消え去っており、服装はテーロスのものになっていた。死んだ仲間4人が昔と変わらぬ姿で、現在のギデオンの周りに出現する。謝罪の言葉を発しようとするギデオンを制止しただ赦し受け入れるのだった。
答え合わせ(ネタバレ注意)
悲劇的な傲慢(Tragic Arrogance)

データベースGathererより引用

不正規軍の4人の仲間は、ギデオンの傲慢な行動の結果に巻き込まれた犠牲者である。ギデオンを中心とした力の炸裂は周囲の4人の命を奪ったが、ギデオン自身は「不死身性(invulnerability)」によって1人だけ助かってしまう。

小説War of the Spark: Ravnicaでは、ストーリーの中盤においてギデオンはこの過去の過ちと「不死身性」によって生き残ってしまった経緯を思い返している。小説終盤において、仲間の命を救うためギデオンは自身の「不死身性」を手放して、自分を犠牲とにする行動に出る伏線となっている(ギデオンの犠牲(Gideon’s Sacrifice)も参照のこと)。

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