灯争大戦:支配の片腕、ドビン

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支配の片腕、ドビン(Dovin, Hand of Control)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カードである。

支配の片腕、ドビンの解説

支配の片腕、ドビン(Dovin, Hand of Control)

データベースGathererより引用

支配の片腕、ドビン(Dovin, Hand of Control)は灯争大戦のストーリー「第二幕七場(Act2, Scene7)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。

ドビン・バーン(Dovin Baan)はカラデシュ次元出身のヴィダルケン男性のプレインズウォーカーである。灯争大戦現在ではニコル・ボーラス(Nicol Bolas)の味方に付いており、ラヴニカ次元ではアゾリウス評議会で短期間のうちに地位を築き上げ、暗殺されたイスペリアに代わってギルドマスターとなった。したがって、アゾリウス評議会はボーラスの手駒の1つとなっている。ドビン作の飛行機械はラヴニカを監視する目としてそこかしこに潜んでいる。

ドビンは2016-2017年のカラデシュ・ブロックで登場した。そのストーリーではゲートウォッチと敵対することになり、同郷のプレインズウォーカーであるチャンドラ・ナラー(Chandra Nalaar)とは浅からぬ因縁を持つことになった。ドビンは実は最初からボーラス陣営になるプレインズウォーカーで、かつ、アゾリウス評議会のギルドマスターとなるべくしてデザインされたキャラクターである。それを見越してカラデシュのストーリーに先行登場していたのだ。



支配の片腕、ドビンのフレイバー・テキスト

支配の片腕、ドビン(Dovin, Hand of Control)

支配の片腕、ドビン(Dovin, Hand of Control)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、支配の片腕、ドビン(Dovin, Hand of Control)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

“Then I suppose,” he went on, “it will come as no surprise that I’m thoroughly prepared for each of you, with thopters designed specifically to neutralize your skills while exploiting your weaknesses.”
–Dovin Baan, War of the Spark: Ravnica by Greg Weisman
「さて、私が思うに」と彼は続ける。「君たちそれぞれに対して私が徹底的に備えているという事実は驚くに値しないだろう。この飛行機械たちは君の技を無効化し、君の弱点を突くように設計されているのだ」
–ドビン・バーン(Greg Weisman著『War of the Spark: Ravnica』より)
引用:支配の片腕、ドビン(Dovin, Hand of Control)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

ドビンのフレイバー・テキストは新規のものではなく、小説War of the Spark: Ravnicaの第44章からの引用である。チャンドラ(Chandra)サヒーリ(Saheeli)、元アゾリウスのラヴィニア(Lavinia)と直接対峙した際の自信満々の台詞である。

支配の片腕、ドビンの日本オリジナルアート版

支配の片腕、ドビン(Dovin, Hand of Control)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。



ドビンの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でドビンが関係するカード

灯争大戦のストーリー

第二幕第七場

ストーリー「第二幕七場」ではチャンドラ・ナラーを中心とした関係者がまとまっている。チャンドラの出身カラデシュ次元のサヒーリとドビン。チャンドラの師であるヤヤ・バラードとその友人カーンである。

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaのドビン・バーンは名前こそ初めの頃から出てくるが、本人はアゾリウス評議会の本拠地「新プラーフ(New Prahv)」から動かず「不滅の太陽(Immortal Sun)」の守りを固めていた。徹底してニコル・ボーラス(Nicol Bolas)陣営で働いている。
答え合わせ(ネタバレ注意)
灯争大戦のストーリー「第二幕七場」に揃ったプレインズウォーカーたちが、小説War of the Spark: Ravnicaで全員一堂に会して物語上で何かを成すことはなかった。

ドビン・バーンの「不滅の太陽」攻略にはチャンドラ(Chandra)サヒーリ(Saheeli)が割り当てられたがヤヤ(Jaya)カーン(Karn)はそれぞれで別の任務を担当することになった。

答え合わせ(ネタバレ注意)
ドビン・バーンの下には、上述のチャンドラとサヒーリの他に、元アゾリウスのラヴィニア(Lavinia)とディミーア家のラザーヴ(Lazav)が「不滅の太陽」機能停止に乗り込んできた。
答え合わせ(ネタバレ注意)
ドビンは敵の弱点や短所を分析し把握して、万全の構えでチャンドラたちを待ち構えていた。しかし、チャンドラが本人ではなく偽装したラザーヴであることまでは見抜けなかった。ドビンは作戦にまんまとはめられ、本物のチャンドラによって「不滅の太陽」の機能を停止され、自身も炎を受けて、ラザーヴの投擲した手裏剣1によって失明してしまった。プレインズウォークでラヴニカからいずこかへと脱出していった。
答え合わせ(ネタバレ注意)
灯争大戦終結後、ギルドパクト体現者の二ヴ=ミゼット(Niv-Mizzet)ヴラスカ(Vraska)にドビン・バーンの追跡を命じた。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

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その後どうなった?(ネタバレ注意)
前作から引き続き、盲目のドビン・バーンはラヴニカ次元から逃走し、ヴラスカ(Vraska)の追跡から身を隠して潜伏することになる。

敗走したドビンは故郷であるカラデシュ次元の元本拠地に一旦帰還したものの、その後に別の次元へと移動している。策謀を好むドビンは誰も予測しないであろう潜伏場所として、あえてラヴニカ次元へと帰還する道を選んだ。隠れ家に身で息を潜めるドビンであったが…。

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