ドミナリア史:古龍戦争(巨竜戦争)

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古龍戦争(The Elder Dragon War)はドミナリア次元の神話時代に起こったエルダー・ドラゴンによる戦争である。別名「巨竜戦争」。

カードセット「団結のドミナリア」では英雄譚カードとなったので、改めて独立した記事にまとめてみた。

記事の前半では、古龍戦争の経緯を時系列順に解説している。本記事のために改めてより細かい検証を行ったものだ。そして、記事の後半には情報の出典と検証課程をまとめてある。

再編集(2022年9月27日):記事の内容を大幅に変更した。神話時代を古龍戦争1つに絞って解説するものとし、上古族と神霊の時代との前後関係は本記事では論じないこととした。

古龍戦争の解説

対峙するエルダー・ドラゴンのニコル・ボーラス(左)とウギン(右)
巨竜戦争(The Elder Dragon War)一部拡大図

古龍戦争(The Elder Dragon War)はドミナリア次元の神話時代に起こったエルダー・ドラゴン(またの名を古龍)同士の戦争である。

エルダー・ドラゴンの兄弟姉妹やいとこは、その子や子孫共々に殺し合った。

終戦に至った時には、ドミナリア次元上のエルダー・ドラゴンはアルカデス・サボス(Arcades Sabboth)クロミウム・ルエル(Chromium Rhuell)ヴァエヴィクティス・アスマディ(Vaevictis Asmadi)パラディア=モルス(Palladia-Mors)、そしてピルー(Piru)しか生き残れなかった。

ウギン(Ugin)ニコル・ボーラス(Nicol Bolas)も存命だったが、終戦時にはプレインズウォーカーとなってドミナリアを離れていた。

エルダー・ドラゴンの子供世代も、封印された上古族ドラゴン5体も含め、全滅であった。ドミナリア次元に残ったドラゴンはより遠い子孫たち、エルダー・ドラゴンから見れば下級ドラゴン1ばかりであった。



巨竜戦争

巨竜戦争(The Elder Dragon War)

巨竜戦争(The Elder Dragon War)
データベースGathererより引用

巨竜戦争(The Elder Dragon War)カードセット「団結のドミナリア」収録のエンチャント・カードである。古龍戦争の物語を英雄譚として表現している。

巨竜戦争と古龍戦争

この節では「巨竜戦争」と「古龍戦争」という2つの和訳表記について解説する。

ただし、ストーリーや設定にはほぼ関係が無い内容で冗長なので、折り畳み表示にしている。

巨竜戦争と古龍戦争(折り畳み表示)
「巨竜戦争」という和訳名称は「古龍戦争」を指し示すものだが、この2つの名称の関係はいささか入り組んでいる。

まず現在は「The Elder Dragon War」と表記されている「古龍戦争」は、公式ソースに初めて登場した際に「The Dragon War」と簡素な名称であった。この時の公式和訳が「巨竜戦争」であった。

ところがドミナリア史上には「The Dragon War」と呼ばれる戦いが既に存在していた。こちらは伝説時代シヴィトリ・スカーザム(Sivitri Scarzam)に関係するものだ。

2018年のカードセット「ドミナリア」期から、ウィザーズのクリエイティブは両者を明確に区別する名称として「The Elder Dragon War」を積極的に採用し始めた。和訳は少し遅れて、カードセット「基本セット2019」の連載ストーリーにおいて「古龍戦争」と翻訳した。

つまり、旧表記の「The Dragon War」が「巨竜戦争」で、現行表記の「The Elder Dragon War」が「古龍戦争」となっていたのである。

ところが、2022年のカードセット「団結のドミナリア」では和訳がごちゃ混ぜになった。英語原文は「The Elder Dragon War」と現行表記なのに、「巨竜戦争」と旧名称の和訳を当ててしまっている。

カードセット「団結のドミナリア」の和訳のいくつかは、ストーリー用語の扱いが刷新されずに、古くて間違ったままの訳を続けている。例えば、「シヴ山」という誤認識、「アルガイヴの」と「アーギヴィーアの」の和訳混同2など。「巨竜戦争」もそういった内の1つなのだ。

古龍戦争の経緯

古龍戦争の勃発から終戦までの大まかな経緯を整理した。

古龍戦争の始まり

暴虐の龍、アスマディ(Vaevictis Asmadi, the Dire)

データベースGathererより引用

AR-20000年頃、エルダー・ドラゴンの誕生でドミナリア神話時代が始まった。それからゆうに数世紀は経過した頃、古龍戦争が勃発する。

戦争の切っ掛けは、ヴァエヴィクティス・アスマディ(Vaevictis Asmadi)とその眷属が数を増やし、パラディア=モルス(Palladia-Mors)を狩場から追い払うほどの勢力になった後、ニコル・ボーラス(Nicol Bolas)の統治する人間居住地を襲撃したことである。

破滅の龍、ニコル・ボーラス(Nicol Bolas, the Ravager)

破滅の龍、ニコル・ボーラス(Nicol Bolas, the Ravager)
データベースGathererより引用

ボーラスは人間の民人を殺された報復に、居住地を襲ったヴァエヴィクティスの子孫7体の内6体を配下の部隊の毒矢と魔術で殺害した。史上初のドラゴンによるドラゴン殺し。これが古龍戦争の始まりだ。

ヴァエヴィクティスとその兄弟リヴァイダス(Lividus)ラーヴァス(Ravus)ルブラ(Rubra)の計4体のエルダー・ドラゴンは、進撃するボーラスの部隊を迎え撃った。この戦いを生き残ったのはニコル・ボーラスとヴァエヴィクティス・アスマディの2体のエルダー・ドラゴンのみであった。

ボーラスはヴァエヴィクティスからの追撃を危惧し、その牽制としてリヴァイダス、ラーヴァス、ルブラの子孫に対してヴァエヴィクティスが裏切って兄弟たちを殺したと偽りの情報を植えつけた。

殲滅の龍、パラディア=モルス(Palladia-Mors, the Ruiner)

殲滅の龍、パラディア=モルス(Palladia-Mors, the Ruiner)
データベースGathererより引用

そして、狩り場を追われたパラディア=モルスを探し出しては、ヴァエヴィクティスがいかに弱体化しているかを吹き込んだ。

変遷の龍、クロミウム(Chromium, the Mutable)

変遷の龍、クロミウム(Chromium, the Mutable)
データベースGathererより引用

何年かの後3、こうしてボーラスが広め煽り立てたドラゴン同士の反目は、人間も巻き込んだ世界的な大戦争へと拡大していった。智者たるクロミウム・ルエル(Chromium Rhuell)は諍いから身を守るため、自分とは異なる姿に変身してやり過ごそうとした。

策略の龍、アルカデス(Arcades, the Strategist)

策略の龍、アルカデス(Arcades, the Strategist)
データベースGathererより引用

平和と秩序で自国の人間を統治していた賢明なるアルカデス・サボス(Arcades Sabboth)ですら、戦いに参加せざるをえなくなっていった。

古龍戦争の終戦

覚醒の龍、ニコル・ボーラス(Nicol Bolas, the Arisen)

覚醒の龍、ニコル・ボーラス(Nicol Bolas, the Arisen)
データベースGathererより引用

神話時代の始まりから4000年以上が経過した頃、ニコル・ボーラスはドミナリアの半分を支配下に置いていた。

ボーラスの軍はジャムーラ大陸の戦いにおいて、アルカデス・サボスの軍を撤退させるほどの権勢を誇っており、ニコル・ボーラスの最終的な勝利は間近であったようだ。ところがこの戦いの最中、ボーラスは帰還したウギンと再会し、戦場を放棄してしまう。ウギンを通じてプレインズウォーカーの存在を知り、ボーラスは双子への嫉妬と怒りから灯が点火した。プレインズウォーカーとなったボーラスはドミナリアから旅立った。

世界の半分を支配する最大勢力の長ボーラスが行方不明となった後、アルカデス・サボスはボーラスが残していった勢力を自身の国へと吸収した。おそらくこの時点で古龍戦争は終結を見たのである。

戦後

遥かな時が流れて伝説時代、おそらくはAR-3000年からAR-1700年のどこかの時点でボーラスがドミナリアに帰還した。4

故郷ドミナリアでは地形が大きく変化して、古龍戦争は既に遠い過去となっていた。エルダー・ドラゴンとその子供世代は、クロミウム・ルエル、アルカデス・サボス、パラディア=モルス、ヴァエヴィクティス・アスマディを除いて全員が亡くなっていた。

ボーラスはアルカデス・サボスの王国を再訪すると、アルカデスの心に民への不信、密告の奨励、そして疑わしきは燃やせ、と悪意の種を植えつけて去った。これはアルカデスの王国崩壊を暗示しており、これでエルダー・ドラゴンの支配する時代が本当の終わりを迎えることになったのだろう。

命運の核心(Crux of Fate)

タルキール次元での戦い
命運の核心(Crux of Fate)
データベースGathererより引用

その後、瞑想領土を来訪したボーラスはウギンと再会。何世代も続く戦いの後にウギンの命を奪ったボーラスが勝者となった。しかし、それでも死亡したウギンは精霊龍として復活し、さらに何千年も先の未来……AR33世紀頃のタルキール次元での決闘、そしてAR4560年の灯争大戦まで、この双子2人きりの古龍戦争は幾度となく繰り返されることになるのであった。

以上ここまでが、一般のストーリーファン向けの内容だ。

残りの記事の最後までは、今回の記事を書くために行った設定や時代の考証過程の解説である。こっちは人を選ぶマニア向けだろう。



古龍戦争の設定・時代考証

この節では、前節で語った古龍戦争の解釈がどのように導き出されたものか、出典を示しつつ考証した過程を説明しよう。

その1:ドミナリア神話時代という枠組み

まず初めに大枠となる神話時代を確認する。設定集The Art of Magic: The Gathering – Dominariaによると、神話時代AR-20000年頃からAR-15000年)はエルダー・ドラゴンの誕生に始まり、古龍戦争、上古族の時代、神霊の時代を含んでいる。

その2:ボーラス年代記

2018年の公式サイトで発表されたストーリー連載「ボーラス年代記(Chronicle of Bolas)」(全8話)において、ウギンとニコル・ボーラスの2つの視点から神話時代の歴史が語られた。

※ あまりにも冗長なので折り畳み表示にした。

ボーラス年代記の時系列情報(折り畳み表示)
第1話のエルダー・ドラゴンの誕生はAR-20000年頃だ。アルカデス・サボス、クロミウム・ルエル、パラディア=モルス、メレヴィア・サール(Merrevia Sal)、ウギンとニコルの双子が兄弟姉妹として卵石から孵化した。メレヴィア・サールは誕生すぐに殺され、殺害した人間たちとその共同体は龍殺しとなる。

第3-4話。龍殺しが最初のドラゴン(メレヴィア・サール)を殺したときに、龍殺しの長は若者であった。ニコル・ボーラスが龍殺しの長や後継者候補たちを謀殺し国を乗っ取った時点かつウギンの灯が点火した時点で、龍殺しの長は老齢であった。それに加えて、アルカデス・サボスの国の老賢者テ・ジュー・キは人間だが、ウギンやニコル・ボーラスらエルダー・ドラゴンより年上であった。したがって、エルダー・ドラゴンの誕生からウギンの灯の点火までほんの数十年程度しか経過していないことが分かる。

第5話では、ニコル・ボーラスの下で龍殺しの末裔の国が繁栄し、人間の何世代もかけて魔法の研究が進められた。国外ではドラゴンが子孫を増やし数を増やすだけの時間が経過した。そして古龍戦争勃発となる。正確な開戦時期は不明なれど、エルダー・ドラゴンの誕生から軽く数世紀は経過しているはずだ。

第6話によると、ウギンは灯が点火しプレインズウォーカーとなってドミナリアを離れてから、ドミナリアに(2度目の)帰還を果たしてニコル・ボーラスと再会した時点で、4000年か5000年が経過していた。

第6-7話によれば、その時点でニコル・ボーラスはドミナリアの半分を支配下に置き、アルカデス・サボスが撤退を余儀なくされるほどの権勢を誇っていた。しかし、ウギンとの再会がきっかけとなってニコル・ボーラスも灯が点火し、戦争を放棄してドミナリアを旅立った。ニコル・ボーラスが残した軍勢はアルカデス・サボスに吸収された。

第7話において、多元宇宙を探索した末、ニコル・ボーラスがドミナリアに戻った時には、地形が大幅に変化しており既に古龍戦争は終結しており、エルダー・ドラゴンとその子供世代は、クロミウム・ルエル、アルカデス・サボス、パラディア=モルス、ヴァエヴィクティス・アスマディしか生存していなかった。

第7-8話では、ボーラスはアルカデスと会った後、瞑想領土においてウギンと再会。ボーラスとウギンの何世代も続く戦いが始まる。多元宇宙を転戦し、最終的に瞑想領土に戻りウギンが殺されて決着した。

第8話では、死亡したウギンは精霊龍として復活した。復活までの期間は1年、1世代、1000年が経過したかもしれないし、一瞬だったかもしれないとある。つまり即座に復活から1000年経過の間で、どうとでも解釈できる。

以上がボーラス年代記全8話から拾い上げた時系列情報だ。

その3:ボーラスの帰郷とウギンとの戦い

ニコル・ボーラスは多元宇宙からドミナリアに帰郷し、その後ウギンと戦い殺すことになる。

これがいつ頃のことかを調べる。

※ こちらも折り畳み表示とした。

ボーラスの帰郷とウギンとの戦い(折り畳み表示)

古竜戦争は遠い昔

「ボーラス年代記」の記述によれば、ボーラスがドミナリアに帰還した際、人の尺度で膨大な時が流れており、ドミナリアは地形が大幅に変化しており、古龍戦争は遠い昔に終わっていた。5

地形が変わるほどの時間経過が起こっているので、ボーラスが旅立って残り数世紀から1000年程度だった神話時代は既に終わっている。

エルダー・ドラゴンの生存者の状況:ピルー

エルダー・ドラゴンの生存者に関して、「ボーラス年代記」の該当部は先の節で確認した通りだ。

列記された生存者の中にピルーが含まれていなかった。ピルーは(マイナー・キャラクターなので)古龍戦争の生存者から省略されがちである。しかし、もし記述通りにピルーの死後だったとするなら、この帰還はコミック版黒き剣のダッコンよりも後の時代となる。

アルマダ・コミックの時系列情報によれば、ピルーの死は「スラン帝国の崩落から数千年後」から「兄弟戦争より数世紀前」までの期間内となる。つまり、伝説時代中で、AR-3000年から、AR0年より数世紀前の間だ。

ボーラスの旅立ちより1万年以上が経っているので、地形が変化していて何も不思議ではない。ピルーの死後という解釈のまま話を進める。

エルダー・ドラゴンの生存者の状況:残り4体

エルダー・ドラゴンの生存者の残り4体(クロミウム・ルエル、アルカデス・サボス、パラディア=モルス、ヴァエヴィクティス・アスマディ)の描写を確認する。

クロミウム・ルエルは親切な観察者として振舞いながら人型種族の中をさまよっていた。アルカデス・サボスは王国を統治していた。ヴァエヴィクティス・アスマディは概ね単独で放浪の略奪生活をしており、時折、パラディア=モルスと組んでいた。昔とほとんど変わらない様子だ。

この時は伝説時代中なので、コミック版エルダー・ドラゴンとの比較ができる。注目はヴァエヴィクティス・アスマディとパラディア=モルスだ。コミック現在時間軸では、ヴァエヴィクティスはファラリンの魔法で幼体状態に変えられてしまっていた。パラディア=モルスの方は、コミック現在から80年前に封印されてしまっていた。したがって、コミック版エルダー・ドラゴンよりも昔なのが明らかだ。このコミックの時代設定は兄弟戦争より数世紀前である。

精霊龍ウギン

「ボーラス年代記」では、ボーラスに敗死したウギンは精霊龍として復活している。

ここでゼンディカー・ブロックの歴史を振り返る。ゼンディカー・ブロック現在は検証によりAR4557年と導き出される。ウギンら3人のプレインズウォーカーはその6000年前6にゼンディカー次元にエルドラージを封印している。4500-6000=-1500なので、AR-1500年頃に封印が起こったことになる。その前に封印の準備にあれこれと1世紀ほどはかかっている。そして、その時点で既にウギンは精霊龍の姿であったから、ウギンの(1度目の)死はAR-1600年頃より前でなくてはならない。

ウギンとの戦闘期間

「ボーラス年代記」によれば、ボーラスとウギンが瞑想次元で遭遇した後に、多元宇宙を転戦しながら何世代にもわたる戦いを繰り広げた。「何世代」という表現は曖昧だが、少なく見積っても1世紀はかかっているだろう(場合によるとそれ以上)。

これで、戦闘開始はAR-1700年よりも前でなくてはならなくなった。

ボーラスの帰郷とウギンとの戦いの結論

以上から、ボーラスのドミナリア帰還と、その後のウギンの戦い、そしてウギンの死は伝説時代中であり、AR-3000年からAR-1600年の間に発生したと導き出せる。

その4:ウギンは悪魔的リバイアサンではない

これは検証による副次的な産物だが、神話時代にボーラスと決闘した悪魔的リバイアサンのプレインズウォーカーはウギンではないと確認できた。

※ こちらも折り畳み表示とした。

ウギンは悪魔的リバイアサンではない(折り畳み表示)

ボーラスと悪魔的リバイアサンの決闘

小説Future Sightでは、ドミナリア次元マダラ地方でのニコル・ボーラスと悪魔的リバイアサンの戦いが、史上初のプレインズウォーカー同士の決闘であったと語られている。

作品の時代設定はAR4500年であり、決闘は20000年前とあるので、単純計算でAR-15500年頃に起こったことになり、ざっくりと神話時代後期と見做せるだろう。少なくともこの時点までにボーラスの灯が点火していなければならないし、ボーラスとアルカデスの戦いやウギンとの再会はそれ以前の出来事となる。時系列上に破綻は見つからない。

ウギン正体説の否定

「ボーラス年代記」でのボーラスとウギンの戦いを発端として、「悪魔的リバイアサンの正体はウギンだ」との説はよく見かけた発想だったと記憶している。千年万年が経過して情報が歪められて伝わった結果だというのだ。

今回の検証においてボーラスとウギンの戦いは、悪魔的リバイアサンとの戦いより遥か後の時代の出来事だったと判明した。したがって、ウギンは悪魔的リバイアサンではない。

しかし、もしピルーの存在が省かれていないという前提が間違いだったとしたら、どうなるだろうか?今回の検証に基づいて計算すると、ボーラスの灯の点火からリバイアサンとの戦闘まではどんなに時間を取っても1000年がいい所である。この間に地形が変化し、古龍戦争が遠い過去扱いになるはずもない。やはり、ウギンと悪魔的リバイアサンは別存在と結論を出すほかはないのだ。

これにて検証作業は終了である。



さいごに

古龍戦争が英雄譚カード化されたので、改めて神話時代の再検証を試みた。今までとは発想を転換しアプローチも変えてみた。

ただし、これはいわば「異端」な歴史解釈であったと記事投稿後に気付かされた。私の独自解釈はひねりを加えたアクロバットをかましている。これが「正統」な歴史解釈と取られてしまう危険は避けなければならないと考え、記事を大きく再編集することにした。(参考リンク

再編集後の現在の文章は、なるべく古龍戦争だけに焦点を絞って語ることで、「正統」でも「異端」でもどちらでも矛盾や破綻が出ないように注意を払ったつもりだ。

ちなみに、本記事の投稿当初の内容はこちらの記事に転記して残してある。「異端」な歴史解釈に興味のある方はそちらをご覧いただきたい。

では今回はここまでだ。

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