灯争大戦:群れの声、アーリン

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群れの声、アーリン(Arlinn, Voice of the Pack)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カードである。

群れの声、アーリンの解説

群れの声、アーリン(Arlinn, Voice of the Pack)

データベースGathererより引用

群れの声、アーリン(Arlinn, Voice of the Pack)はイニストラード出身の人狼プレインズウォーカー。女性。

アーリン・コード(Arlinn Kord)は2016年発売のイニストラードを覆う影ブロックが初出である。両面カードで表現された人狼プレインズウォーカーというカードメカニズム的な面白さがあったものの、ブロックのメインストーリーにはかかわらなかった。

狼トークン

群れの声、アーリンが生成する狼トークン
公式記事The Tokens of War of the Sparkより引用

アーリンは人狼の能力を操り、自由に人狼形態と人間形態を行き来できる。鋭敏な感覚と反射神経、筋力、跳躍力、そして、狼の爪と牙を駆使することが可能である。今回のアーリンは狼を呼び出すメカニズムを持っている。



群れの声、アーリンの時系列

カードイラストを注意深く観察すると、左上の遠方に小さく王神の立像(God-Pharaoh’s Statue)らしきシルエットが見える。これが仮に王神の立像であったとするなら、薄暗い情景から考えると、このカードは灯争大戦の1日の始まり、夜明け間際の空が白み始めた時分を切り出したもの、と考えることができる。

群れの声、アーリンのフレイバー・テキスト

夢を引き裂く者、アショク(Ashiok, Dream Render)

群れの声、アーリン(Arlinn, Voice of the Pack)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、群れの声、アーリン(Arlinn, Voice of the Pack)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

“If you don’t speak wolf, allow me to translate: ‘one step closer and I’ll rip out your throat.”
–Arlinn Kord
「狼と話せないなら、訳してあげましょうか–『あと一歩でも近づけば喉を食いちぎる』ですって」
–アーリン・コード
引用:群れの声、アーリン(Arlinn, Voice of the Pack)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

残念ながら、このフレイバー・テキストは新規の文章ではない。カードセット「灯争大戦」に収録されているアーリンの狼(Arlinn’s Wolf)からの完全な引用に過ぎないのだ。

余談。英語原文は完全に同じ文章であるが、MTGアリーナの和訳はアーリンの狼とは翻訳が異なっている。引用と気付かずに改めて訳してしまったようだ。

群れの声、アーリンの日本オリジナルアート版

群れの声、アーリン(Arlinn, Voice of the Pack)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。



アーリンの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でアーリンが関係するカード

王神の立像の登場するカード

王神の立像(God-Pharaoh’s Statue)立像崩し(Topple the Statue)で倒壊する。カードセット「灯争大戦」のカードの中には、倒壊する前の起立した王神の立像が背景に描かれているものがある。

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでのアーリン・コードの初登場は以下のようなものだ。古呪(The Elderspell)の発動後、ゲートウォッチの先導で一旦後退して状況把握と情報交換のために集合した際に、大勢のプレインズウォーカーの中にアーリンもいた。アーリンはミノタウルスのアングラス(Angrath)と陽気に談笑していた。ギデオン(Gideon)がそこに加わり、アーリンがギデオンの方を向くたびにアングラスはこっそりアーリンを嗅いでいた。アングラスにはアーリンが人狼であることが臭いで分かった。
答え合わせ(ネタバレ注意)
戦争の後半では、アーリンはアングラスと共にグルール・ゴルガリ軍の先頭に立って戦っており、そこにニッサ(Nissa)も加わった。
戦場のアーリンは狂戦士的な怒りに駆られ、人狼の牙と爪で永遠衆のラゾテプ装甲を引き裂いて行った。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
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その後どうなった?(ネタバレ注意)
続編小説War of the Spark: Forsakenでは、作品冒頭の灯争大戦直後の場面でアーリン・コードは姿を見せている。

アーリンは戦死者を埋葬するために遺体を運ぶ作業に従事している。作中ではケイヤ(Kaya)と2人でダク・フェイデン(Dack Fayden)の遺体を運んできて安置した後、別の遺体を運搬する作業へと戻っていった。

大戦直後にラヴニカにいて作業していることから、アーリンが最後まで戦い続けて無事に生き残れたことが分かる。

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