灯争大戦:石の嵐、ナヒリ

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石の嵐、ナヒリ(Nahiri, Storm of Stone)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カードである。

石の嵐、ナヒリの解説

石の嵐、ナヒリ(Nahiri, Storm of Stone)

データベースGathererより引用

石の嵐、ナヒリ(Nahiri, Storm of Stone)は灯争大戦のストーリー「第二幕第三場(Act2, Scene3)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。

ナヒリ(Nahiri)はゼンディカー次元出身のコー1女性のプレインズウォーカー。ただの岩石から精緻な武器や道具を作り出す「石鍛冶」技術の達人であり、石術師(The Lithomancer)の二つ名を持つ。かつてソリン(Sorin)ウギン(Ugin)と共に故郷ゼンディカーにエルドラージを封印した。ソリンはプレインズウォーカーの師であり、仲間であったが、6000年以上にわたる込み合った経緯から今では互いに憎しみ合っている。

ナヒリはゼンディカー・ブロックで謎の人物「石術師」として名前のみ登場したのが最初である。ゼンディカーおよびソリン、そしてソリンの故郷イニストラード次元のストーリーが進むにつれて、ナヒリの来歴や人となり、現状の行動と動機が明かされた。石術師としての初出が2009年、本人のカード化は2014年が初めてとなる。

灯争大戦のストーリーでは、一騎打ち(Single Combat)のプレビューにおいて、ソリンとの個人的な不和にかかずらっていることが明かされた。多元宇宙的な危機を無視してこの2人は何をやっているのか、と呆れる声はそこかしこで見られた。



石の嵐、ナヒリのフレイバー・テキスト

石の嵐、ナヒリ(Nahiri, Storm of Stone)

石の嵐、ナヒリ(Nahiri, Storm of Stone)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、石の嵐、ナヒリ(Nahiri, Storm of Stone)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

Molten blades whirled around Nahiri, parrying the vampire’s blows with graceful ease. She would make Sorin wish he’d never escaped the prison she made for him.
白熱した刃がナヒリを取り巻き、吸血鬼の一撃を優雅に受け止めた。ソリンのために築いた牢獄からは決して逃げられないことを、彼にわからせてやるつもりだった。
引用:石の嵐、ナヒリ(Nahiri, Storm of Stone)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

ナヒリのフレイバー・テキストは完全新規である。ここでもまたソリンとの確執が強調されている。

石の嵐、ナヒリの日本オリジナルアート版

石の嵐、ナヒリ(Nahiri, Storm of Stone)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。



ナヒリとソリンが登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でナヒリとソリンが登場するカード。
因縁深いこの2人は6000年以上にわたって関係が拗れてしまっており、灯争大戦の大勢に構わずに決闘をしている。

灯争大戦のストーリー

第二幕第三場

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでのナヒリの描写は多くはない。

ナヒリの小説登場シーンは以下のようなものだ。古呪(The Elderspell)の発動後、ゲートウォッチの先導で一旦後退して状況把握と情報交換のために集合した際に、ナヒリは大勢のプレインズウォーカーの中で誰かを探している様子でいた。
おそらくこの時にナヒリが探していた相手はソリン(Sorin)であろう。

答え合わせ(ネタバレ注意)
ソリンの渇き(Sorin’s Thirst)のイラストの状況を考慮すると、ナヒリとソリンは小説で初登場するシーンより前から決闘していることになる。つまり、立像崩し(Topple the Statue)が発生する以前からということになる。
そう考えると、2人の戦いは途中で途切れるタイミングがあったことになる。古呪(The Elderspell)が発動したことで事態を把握するために戦闘を中断する、という解釈が自然であろうか。
答え合わせ(ネタバレ注意)
ナヒリとソリンは戦場で一騎打ちに興じている。ギデオン(Gideon)も飽きれるほどであった。しかし、戦争終盤には2人は決闘を一旦棚上げして、戦う相手を永遠衆へと変えている。→一騎打ち(Single Combat)の記事の「答え合わせ」も参照のこと。
答え合わせ(ネタバレ注意)
マーク・ローズウォーターのコメントから考えると、ナヒリとソリンの2人は灯争大戦を生き残っており、この先でもまた2人の不和による闘争が描かれることが予想される。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
本作ではナヒリもソリンも登場せず言及もない。2人のストーリー再登場はいつになるか、現時点ではまだ分からない。

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