基本セット2020:黒

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カードセット「基本セット2020」収録の黒カード一覧。

基本セット2020自体にはストーリー的な柱がないので、個別記事を作るまでもないカードはここにまとめている。

公式カードギャラリーに全カード登録された。こちらにも黒カード全登録済み。

基本セット2020カード記事、黒、多色アーティファクト土地番外
Core Set 2020 | マジック:ザ・ギャザリング
The Card Image Gallery is updated every day with the latest card previews. Core Set 2020 releases on July 12, 2019.

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  1. 基本セット2020の黒の傾向
  2. 黒コモン
    1. 苦しめる吸引(Agonizing Syphon)
    2. 大胆な盗人(Audacious Thief)
    3. 男爵領の吸血鬼(Barony Vampire)
    4. 焼印刃(Bladebrand)
    5. 血の強盗(Blood Burglar)
    6. 骨の粉砕(Bone Splinters)
    7. 骨まといの屍術師(Boneclad Necromancer)
    8. 強迫(Duress)
    9. 血の美食家(Epicure of Blood)
    10. 深海艦隊の殺し屋(Fathom Fleet Cutthroat)
    11. 残忍な異形(Feral Abomination)
    12. 貪る禿鷹(Gorging Vulture)
    13. 精神腐敗(Mind Rot)
    14. 殺害(Murder)
    15. 療養所の骸骨(Sanitarium Skeleton)
    16. 牙の魔術師(Sorcerer of the Fang)
    17. 魂回収(Soul Salvage)
    18. アンデッドの召使い(Undead Servant)
    19. 不浄な証約(Unholy Indenture)
  3. 黒アンコモン
    1. 荒廃甲虫(Blightbeetle)
    2. 骨への血(Blood for Bones)
    3. 血に染まった祭壇(Bloodsoaked Altar)
    4. 血に飢えた曲芸師(Bloodthirsty Aerialist)
    5. 見栄え損ない(Disfigure)
    6. グレイブディガー(Gravedigger)
    7. 陰惨な鞭使い(Gruesome Scourger)
    8. 害悪な掌握(Noxious Grasp)
    9. 思考のひずみ(Thought Distortion)
    10. 凶月の吸血鬼(Vampire of the Dire Moon)
    11. 復讐に燃えた戦長(Vengeful Warchief)
    12. ヤロクの沼潜み(Yarok’s Fenlurker)
  4. 黒レア
    1. 戦慄の存在(Dread Presence)
    2. 苦悶の権化(Embodiment of Agonies)
    3. 漆黒軍の騎士(Knight of the Ebon Legion)
    4. 軍団の最期(Legion’s End)
    5. 虚空の力線(Leyline of the Void)
    6. 朽ちゆくレギサウルス(Rotting Regisaur)
    7. 対称な対応(Scheming Symmetry)
    8. 血の取引者、ヴィリス(Vilis, Broker of Blood)
  5. 黒神話レア
    1. 夜の騎兵(Cavalier of Night)
    2. 傲慢な血王、ソリン(Sorin, Imperious Bloodlord)
  6. 黒の番外カード
  7. 基本セット2020黒カードの関連記事

基本セット2020の黒の傾向

カードセット「基本セット2020」収録の黒カードは全41種類(コモン19種類、アンコモン12種類、レア8種類、神話レア2種類)。アンコモンのうち1種類は有色アーティファクト(血に染まった祭壇(Bloodsoaked Altar))。

再録カードがコモンでは12種類もあるが、他の希少度では再録はほとんどない(アンコモンで2種類、レアで1種類。神話レアに至っては新規のみ)。

収録されたプレインズウォーカーはソリン(Sorin)であるが、フレイバー・テキストやイラストへの登場は見当たらない。

伝説のクリーチャーは血の取引者、ヴィリス(Vilis, Broker of Blood)が登場している。他のカードのフレイバー・テキストでの言及もある→苦しめる吸引(Agonizing Syphon)不浄な証約(Unholy Indenture)

他の色のカードのキャラクターに言及するものもある。

フレイバー・テキストには以下のようなキャラクターがおそらく初登場している。

再録カードの中には以前と同じフレイバー・テキストを持つものがあるが、和訳製品版で文章が修正されているものがある。翻訳のミスをより正しい形に直したり、日本語的により自然な表現に整えたものだ。→男爵領の吸血鬼(Barony Vampire)血の美食家(Epicure of Blood)魂回収(Soul Salvage)



黒コモン

苦しめる吸引(Agonizing Syphon)

「お前の死はほんの一瞬だが、永遠の時間に感じることだろう。」
–血の取引者、ヴィリス
引用:苦しめる吸引(Agonizing Syphon)のフレイバー・テキスト

苦しめる吸引(Agonizing Syphon)

カードギャラリーより引用

苦しめる吸引(Agonizing Syphon)

フレイバー・テキストの発言者は血の取引者、ヴィリス(Vilis, Broker of Blood)

大胆な盗人(Audacious Thief)

「技量、創意、知恵。そんなものには何の意味もないぜ。お前さんにそいつを使う度胸がないならな。」
引用:大胆な盗人(Audacious Thief)のフレイバー・テキスト

大胆な盗人(Audacious Thief)

カードギャラリーより引用

大胆な盗人(Audacious Thief)

男爵領の吸血鬼(Barony Vampire)

「晩鐘を過ぎてなお戻らぬ、哀れで小さき陽の住人よ。思うに、夕食時でなければ、お前も生き延びたかも知れぬにな。」
引用:男爵領の吸血鬼(Barony Vampire)のフレイバー・テキスト

男爵領の吸血鬼(Barony Vampire)

カードギャラリーより引用

男爵領の吸血鬼(Barony Vampire)はカードセット「基本セット2011」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。

このカードはウルグローサ次元のセンギア男爵領の吸血鬼である。

フレイバー・テキストの英語原文は同じなのだが、和訳版は翻訳が差し変わっている。ちなみに、基本セット2011版のフレイバー・テキストは「晩鐘を過ぎてなお戻らぬ、哀れで小さき陽の住人よ。思うに、食事の時にこれほど近くなければ、お前も生き延びたかも知れぬにな。」である。

焼印刃(Bladebrand)

「ナイフが一本、二本、三本、四本……。お前を地に落とすのは何本目だろうな?」
引用:焼印刃(Bladebrand)のフレイバー・テキスト

焼印刃(Bladebrand)

カードギャラリーより引用

焼印刃(Bladebrand)はカードセット「ラヴニカの献身」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。

このカードにはラヴニカ次元のラクドス教団の演者が描かれている。

血の強盗(Blood Burglar)

“You’ve heard that a vampire can’t enter a home without an invitation? A lie meant to help you sleep at night.”
–Kerin, watch sergeant
「吸血鬼は誘われないかぎり他人の家に入れないですって?それはね、夜に子供を寝かすための嘘よ。」
–巡査部長、ケリン
引用:血の強盗(Blood Burglar)のフレイバー・テキスト

血の強盗(Blood Burglar)

カードギャラリーより引用

血の強盗(Blood Burglar)

巡査部長、ケリン(Kerin, watch sergeant)は今回が初登場か。赤カードの駆け回る物焦がし(Scampering Scorcher)のフレイバー・テキストでも登場している。

フレイバー・テキストは和訳製品版では「子供を寝かすための嘘」となってるが、原文は「A lie meant to help you sleep」つまり「あなたが眠る助けとなる嘘」であり、寝かしつけの含みはない。また、カード名の「Burglar」は以前は「夜の押し込み強盗・夜盗」を指して用いられた言葉である。その辺を踏まえると、吸血鬼による夜間の押し込み強盗が心配で眠れない者にとっては、「誘われないかぎり他人の家に入れない」という嘘は安眠するためには必要なのかもしれないと理解できる。

「吸血鬼は誘われないかぎり他人の家に入れないですって?それはね、夜に安眠するための嘘よ。
–巡査部長、ケリン

この嘘には子供も大人も関係はないのだ。

骨の粉砕(Bone Splinters)

“I will make your bones into a weapon that will lay even the mighty low.”
–Modriss of Zargoth Fen
「お前の骨も武器にするとしよう。並外れた者でさえも仕留める武器だ。」
–ザルゴス湿原のモドリス
引用:骨の粉砕(Bone Splinters)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

骨の粉砕(Bone Splinters)

カードギャラリーより引用

骨の粉砕(Bone Splinters)はカードセット「アラーラの断片」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。

ザルゴス湿原のモドリス(Modriss of Zargoth Fen)は今回が初登場か。アンデッドの召使い(Undead Servant)朽ちゆくレギサウルス(Rotting Regisaur)にも登場。

初出のアラーラの断片ではイラストはアラーラ次元のグリクシスであった。その点から考えて、モドリスがアラーラに属する可能性があるものの、アンデッドの召使い(Undead Servant)と食い違う上に、イラストは流用であるため断定はできない。

骨まといの屍術師(Boneclad Necromancer)

「生きていようが死んでいようが、うまく働きかければ応えてくれるわ。」
引用:骨まといの屍術師(Boneclad Necromancer)のフレイバー・テキスト

骨まといの屍術師(Boneclad Necromancer)

カードギャラリーより引用

骨まといの屍術師(Boneclad Necromancer)

強迫(Duress)

抵抗など考えられない。
引用:強迫(Duress)のフレイバー・テキスト

強迫(Duress)

カードギャラリーより引用

強迫(Duress)はカードセット「ウルザズ・サーガ」からの再録カード。イラストはカードセット「基本セット2010」再録時のバージョンで、何度も再録されてお馴染みのもの。フレイバー・テキストは差し替えられている。

血の美食家(Epicure of Blood)

「重厚で、かすかな皮の香り。上物だ。」
引用:血の美食家(Epicure of Blood)のフレイバー・テキスト

血の美食家(Epicure of Blood)

カードギャラリーより引用

血の美食家(Epicure of Blood)はカードセット「基本セット2019」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。

フレイバー・テキストの英語原文は同じなのだが、和訳版は翻訳が差し変わっている。ちなみに、基本セット2019版のフレイバー・テキストは「肉厚で、かすかな皮の香り。上物だ。」である。原文の「Fleshy」を「肉厚」から「重厚」へと翻訳を差し替えているのは、血をワインのようにテイスティングする雰囲気をより補強するためであろう。

深海艦隊の殺し屋(Fathom Fleet Cutthroat)

「今夜のあんたは運が悪かったね。サメはエサに有り付けてラッキーだけど。」
引用:深海艦隊の殺し屋(Fathom Fleet Cutthroat)のフレイバー・テキスト

深海艦隊の殺し屋(Fathom Fleet Cutthroat)

カードギャラリーより引用

深海艦隊の殺し屋(Fathom Fleet Cutthroat)はカードセット「イクサラン」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。

したがって、このカードはイクサラン次元に属している。

残忍な異形(Feral Abomination)

「沼の中心まで行ったりしたら、ゾンビが可愛いと思えるようなものに出くわしますよ。」
–辺境林の案内人、バイアーラス
引用:残忍な異形(Feral Abomination)のフレイバー・テキスト

残忍な異形(Feral Abomination)

カードギャラリーより引用

残忍な異形(Feral Abomination)はカードセット「ドミナリア」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。

辺境林の案内人、バイアーラス(Byaras, backwoods guide)は今回が初登場か。害悪な掌握(Noxious Grasp)にも登場。

貪る禿鷹(Gorging Vulture)

貪る禿鷹(Gorging Vulture)

カードギャラリーより引用

貪る禿鷹(Gorging Vulture)

精神腐敗(Mind Rot)

完璧な設計を生み出すという重圧に潰された発明者は数知れない。
引用:精神腐敗(Mind Rot)のフレイバー・テキスト

精神腐敗(Mind Rot)

カードギャラリーより引用

精神腐敗(Mind Rot)はカードセット「ポータル」からの再録カード。イラストとフレイバー・テキストはカードセット「カラデシュ」再録時のバージョン。

したがって、このカードはカラデシュ次元に属している。

殺害(Murder)

「運命であれ意思であれ、治世には終わりが来る。」
–隠された手、ケシス
引用:殺害(Murder)のフレイバー・テキスト

殺害(Murder)

カードギャラリーより引用

殺害(Murder)はカードセット「基本セット2013」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストは新規のもの。

フレイバー・テキストは隠された手、ケシス(Kethis, the Hidden Hand)の発言。対称な対応(Scheming Symmetry)にも登場している。

初出の基本セット2013は舞台となる特定の次元はなく、このカードにも次元を匂わせる情報は特になかった。その後、基本セット2020までに、同じイラストで2度再録されたがその両方ともフィオーラ次元に関係があるカードセットあるいはフレイバー・テキストであった。今回の再録では「隠された手、ケシス」が関わっているが、奇しくもケシスはフィオーラ次元出身である可能性が高いと考えられるキャラクターである。

療養所の骸骨(Sanitarium Skeleton)

肉体より先に精神が滅びた。
引用:療養所の骸骨(Sanitarium Skeleton)のフレイバー・テキスト

療養所の骸骨(Sanitarium Skeleton)

カードギャラリーより引用

療養所の骸骨(Sanitarium Skeleton)はカードセット「イニストラードを覆う影」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。

したがって、このカードはイニストラード次元に属している。

牙の魔術師(Sorcerer of the Fang)

「偉大なる蛇は今は眠っておられるが、お目覚めになれば温血どもは地にひれ伏すことになるだろう!」
引用:牙の魔術師(Sorcerer of the Fang)のフレイバー・テキスト

牙の魔術師(Sorcerer of the Fang)

カードギャラリーより引用

牙の魔術師(Sorcerer of the Fang)

魂回収(Soul Salvage)

The first mistake the Grimnant knights made was bullying the owner of an Urborg corpse shop. Their second mistake was dying.
冷酷漢の騎士たちが犯した最初の間違いは、アーボーグの死体屋の店主をいじめたことだった。次の間違いは、自分たちが死んだことだ。
引用:魂回収(Soul Salvage)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

魂回収(Soul Salvage)

カードギャラリーより引用

魂回収(Soul Salvage)はカードセット「ドミナリア」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。

したがって、このカードはドミナリア次元に属している。

フレイバー・テキストの英語原文は同じなのだが、和訳版は翻訳が差し変わっている。以前のドミナリアのフレイバー・テキストは「冷酷漢の騎士たちが犯した最初の間違いは、アーボーグの死体屋の店主を埋葬したことだった。次の間違いは、自分たちが死んだことだ。」である。変更した理由はまず間違いなく誤訳の訂正であろう。原文の「was bullying」の「bully」は「いじめる」という意味であり「埋葬する」という意味はない。おそらく「bury(埋葬する)」と取り違えたのだ。

アンデッドの召使い(Undead Servant)

「お前のような者はいくらでもいる。」
–ザルゴス湿原のモドリス
引用:アンデッドの召使い(Undead Servant)のフレイバー・テキスト

アンデッドの召使い(Undead Servant)

カードギャラリーより引用

アンデッドの召使い(Undead Servant)はカードセット「マジック・オリジン」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。

ザルゴス湿原のモドリス(Modriss of Zargoth Fen)は今回が初登場か。骨の粉砕(Bone Splinters)朽ちゆくレギサウルス(Rotting Regisaur)にも登場。

マジック・オリジンではフレイバー・テキストでリリアナ・ヴェス(Liliana Vess)の言及があることから、マジック・オリジン時点のこのカードはドミナリア次元かイニストラード次元に属すると考えられる。同じイラストなのでモドリスがドミナリアかイニストラードの出身である可能性はある。ただし、骨の粉砕(Bone Splinters)と食い違う上に、イラストが流用であるため断定はできない。

不浄な証約(Unholy Indenture)

「魂を売ったなどとは考えぬことだ。これは私への遺贈だ。」
–血の取引者、ヴィリス
引用:不浄な証約(Unholy Indenture)のフレイバー・テキスト

不浄な証約(Unholy Indenture)

カードギャラリーより引用

不浄な証約(Unholy Indenture)

フレイバー・テキストの発言者は血の取引者、ヴィリス(Vilis, Broker of Blood)



黒アンコモン

荒廃甲虫(Blightbeetle)

それが触れると、葉も魂も等しく枯れる。
引用:荒廃甲虫(Blightbeetle)のフレイバー・テキスト

荒廃甲虫(Blightbeetle)

カードギャラリーより引用

荒廃甲虫(Blightbeetle)

骨への血(Blood for Bones)

骨への血(Blood for Bones)

カードギャラリーより引用

骨への血(Blood for Bones)

血に染まった祭壇(Bloodsoaked Altar)

その石に血が染み込むと闇が現れる。
引用:血に染まった祭壇(Bloodsoaked Altar)のフレイバー・テキスト

血に染まった祭壇(Bloodsoaked Altar)

カードギャラリーより引用

血に染まった祭壇(Bloodsoaked Altar)

血に飢えた曲芸師(Bloodthirsty Aerialist)

元々はサーカスの演者だった。流れるような動きで命を奪う様に、犠牲者さえも畏敬の念を抱く。
引用:血に飢えた曲芸師(Bloodthirsty Aerialist)のフレイバー・テキスト

血に飢えた曲芸師(Bloodthirsty Aerialist)

カードギャラリーより引用

血に飢えた曲芸師(Bloodthirsty Aerialist)

イラストは上下逆さまである。

見栄え損ない(Disfigure)

「これをあなたの失敗のしるしとしましょう。」
–沼の魔女、エクスドラーサ
引用:見栄え損ない(Disfigure)のフレイバー・テキスト

見栄え損ない(Disfigure)

カードギャラリーより引用

見栄え損ない(Disfigure)はカードセット「ゼンディカー」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。

沼の魔女、エクスドラーサ(Exdratha, bog witch)は今回が初登場か。

イラストがカードセット「ゼンディカー」の流用であることから、このカードはゼンディカー次元に属していると考えられる。その点から考えて、エクスドラーサがゼンディカー出身である可能性がある。ただし、イラスト流用は制作上の理由が主かもしれず、クリエイティブ的な意図がそこまで込められているかは断定できない。あくまで可能性としてここに記録しておく。

グレイブディガー(Gravedigger)

アモンケットの砂は絶えず流動する。埋もれたままの物はない。
引用:グレイブディガー(Gravedigger)のフレイバー・テキスト

グレイブディガー(Gravedigger)

カードギャラリーより引用

グレイブディガー(Gravedigger)はカードセット「ポータル」からの再録カード。イラストとフレイバー・テキストはカードセット「アモンケット」再録時のバージョン。

したがって、このカードはアモンケット次元に属している。

陰惨な鞭使い(Gruesome Scourger)

His whips twist and tremble like living things, moved by the fury of the horde he commands.
彼の鞭は生き物のように捻じれ震える。まるで彼が指揮する大群の怒りに突き動かされるかのように。
引用:陰惨な鞭使い(Gruesome Scourger)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

陰惨な鞭使い(Gruesome Scourger)

カードギャラリーより引用

陰惨な鞭使い(Gruesome Scourger)

害悪な掌握(Noxious Grasp)

“The bog doesn’t give a stinking bubble about your title, wealth, or piety. It’s just hungry.”
–Byaras, backwoods guide
「この沼は、肩書とか財産とか信仰とか、そういったものにケチを付けたりしません。単に空腹なんです。」
–辺境林の案内人、バイアーラス
引用:害悪な掌握(Noxious Grasp)のフレイバー・テキスト

害悪な掌握(Noxious Grasp)

カードギャラリーより引用

害悪な掌握(Noxious Grasp)

辺境林の案内人、バイアーラス(Byaras, backwoods guide)は今回が初登場か。残忍な異形(Feral Abomination)にも登場。

フレイバー・テキスト和訳製品版は自然な会話文になるように少し意訳気味にまとめている。「not give A about B」は「BにはAほどの価値も認めない(関心もない)」という意味なので、最初の文は直訳すれば「この沼は、肩書とか財産とか信仰とかに、悪臭を放つあぶく1個分ほどの価値も認めていない。」となる。

思考のひずみ(Thought Distortion)

“The skull is rigid, but the mind is so deliciously supple.”
–Eromena the Mind Render
「頭蓋骨は頑丈でも、精神は面白いほど柔軟だ。」
–精神裂きのエロメナ
引用:思考のひずみ(Thought Distortion)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

思考のひずみ(Thought Distortion)

カードギャラリーより引用

思考のひずみ(Thought Distortion)

精神裂きのエロメナ(Eromena the Mind Render)は今回が初登場か。

フレイバー・テキスト原文の「supple」は、頭や精神が「supple」であると用いられる場合は普通は「頭や心が柔軟だ、順応性がある」といった意味合いになるが、このカードのイラストを見ると、本当に頭を捻じ曲げて柔軟性を試しているようだ。

凶月の吸血鬼(Vampire of the Dire Moon)

“This place suits me: craven authorities and plentiful prey.”
「ここは私にぴったりね。管理人は臆病で獲物はたっぷり。」
引用:凶月の吸血鬼(Vampire of the Dire Moon)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

凶月の吸血鬼(Vampire of the Dire Moon)

カードギャラリーより引用

凶月の吸血鬼(Vampire of the Dire Moon)

復讐に燃えた戦長(Vengeful Warchief)

「俺から盗もうとしてみろ。お前の頭がコレクションに加わることになる。」
引用:復讐に燃えた戦長(Vengeful Warchief)のフレイバー・テキスト

復讐に燃えた戦長(Vengeful Warchief)

カードギャラリーより引用

復讐に燃えた戦長(Vengeful Warchief)

ヤロクの沼潜み(Yarok’s Fenlurker)

「ヤロクの悪夢は 隠れて潜み
闇の失望 あと一歩。」
–バーラ・ゲドの哀歌、第3節
引用:ヤロクの沼潜み(Yarok’s Fenlurker)のフレイバー・テキスト

ヤロクの沼潜み(Yarok's Fenlurker)

カードギャラリーより引用

ヤロクの沼潜み(Yarok’s Fenlurker)

冒涜されたもの、ヤロク(Yarok, the Desecrated)に関連するカード。

「バーラ・ゲドの哀歌」シリーズその3。



黒レア

戦慄の存在(Dread Presence)

無言で合図し、闇の中で待つ。
引用:戦慄の存在(Dread Presence)のフレイバー・テキスト

カード名

カードギャラリーより引用

戦慄の存在(Dread Presence)

苦悶の権化(Embodiment of Agonies)

「お前の痛みを感じる。これは絶品だ。」
引用:苦悶の権化(Embodiment of Agonies)のフレイバー・テキスト

苦悶の権化(Embodiment of Agonies)

カードギャラリーより引用

苦悶の権化(Embodiment of Agonies)

漆黒軍の騎士(Knight of the Ebon Legion)

漆黒軍の騎士(Knight of the Ebon Legion)

カードギャラリーより引用

漆黒軍の騎士(Knight of the Ebon Legion)

軍団の最期(Legion’s End)

「たった一言で、彼らは崩壊した。」
–クリネア著「骨塔の包囲戦」
引用:軍団の最期(Legion’s End)のフレイバー・テキスト

軍団の最期(Legion's End)

カードギャラリーより引用

軍団の最期(Legion’s End)

フレイバー・テキストはクリネア著「骨塔の包囲戦」(Krinnea, Siege of the Bone Spire)のシリーズの1つ。→詳細は基本セット2020:クリネア著「骨塔の包囲戦」を参照のこと。

虚空の力線(Leyline of the Void)

虚空の力線(Leyline of the Void)

カードギャラリーより引用

虚空の力線(Leyline of the Void)はカードセット「ギルドパクト」からの再録カード。イラストは差し変わっている。

朽ちゆくレギサウルス(Rotting Regisaur)

「あれこそがゾンビだ!」
–ザルゴス湿原のモドリス
引用:朽ちゆくレギサウルス(Rotting Regisaur)のフレイバー・テキスト

朽ちゆくレギサウルス(Rotting Regisaur)

カードギャラリーより引用

朽ちゆくレギサウルス(Rotting Regisaur)

レギサウルス(Regisaur)という名称の恐竜は、基本セット2020時点ではイクサラン次元にしか確認できない。したがって、このカードはイクサラン次元に属している可能性は十分ある。

ザルゴス湿原のモドリス(Modriss of Zargoth Fen)は今回が初登場か。骨の粉砕(Bone Splinters)アンデッドの召使い(Undead Servant)にも登場。

対称な対応(Scheming Symmetry)

「そちらに1つ。こちらに1つ。公明正大ではないか?」
–隠された手、ケシス
引用:対称な対応(Scheming Symmetry)のフレイバー・テキスト

対称な対応(Scheming Symmetry)

カードギャラリーより引用

対称な対応(Scheming Symmetry)

フレイバー・テキストは隠された手、ケシス(Kethis, the Hidden Hand)の発言。対称な対応(Scheming Symmetry)にも登場している。

血の取引者、ヴィリス(Vilis, Broker of Blood)

“You can sign, or you can spend your life imagining what might have been yours.”
「署名するも良し。手に入ったはずのものを思い浮かべながら一生を送るも良し。お前次第だ。」
引用:血の取引者、ヴィリス(Vilis, Broker of Blood)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

血の取引者、ヴィリス(Vilis, Broker of Blood)

カードギャラリーより引用

血の取引者、ヴィリス(Vilis, Broker of Blood)は伝説のデーモン。

カードセット「基本セット2020」では苦しめる吸引(Agonizing Syphon)不浄な証約(Unholy Indenture)のフレイバー・テキストにも登場している。



黒神話レア

夜の騎兵(Cavalier of Night)

夜の騎兵(Cavalier of Night)

カードギャラリーより引用

夜の騎兵(Cavalier of Night)人型エレメンタル族(エレメンタルキン)の1種。

傲慢な血王、ソリン(Sorin, Imperious Bloodlord)

傲慢な血王、ソリン(Sorin, Imperious Bloodlord)

カードギャラリーより引用

傲慢な血王、ソリン(Sorin, Imperious Bloodlord)はイニストラード次元出身の吸血鬼男性のプレインズウォーカーである。

カードセット「灯争大戦」のストーリーでナヒリ(Nahiri)愚かな決闘に没頭するという醜態をさらしていたソリンの今後は…。


黒の番外カード

※ 「番外カード」は基本セット2020本体には収録されていないカード。

コモン

アンコモン

レア

神話レア

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基本セット2020
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)のカードセット「基本セット2020」収録のカードの中からピックアップしてストーリーや設定を解説する。
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