灯争大戦:野生造り、ジアン・ヤングー

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野生造り、ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu, Wildcrafter)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カード。

野生造り、ジアン・ヤングーの解説

野生造り、ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu, Wildcrafter)

データベースGathererより引用

野生造り、ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu, Wildcrafter)は灯争大戦のストーリー「第二幕第一場(Act2, Scene1)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。

ジアン・ヤングー(姜旸谷)は、2018年に発売された中国市場向け製品「Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling」で初登場したキャラクターである。中国古代の「山海経1」をモチーフとしてデザインされた「山海次元(Plane of Mountains and Seas)」2出身の人間男性のプレインズウォーカーである。

来歴は公式サイト情報(ジアン・ヤングー)くらいしか判明していない。記憶を失っており、お供の魔法犬「モーウー(Mowu)」を従え、仲間の水魔導士でプレインズウォーカーの「ムー・ヤンリン(沐燕灵:Mu Yanling)」と一緒に自分の本当の過去を探す旅をしている。



灯争大戦では?

灯争大戦のストーリーでは、ストーリー第一幕第三場のビーコン発信に応じて集合してきたプレインズウォーカーたちの1人として第二幕第一場で登場した。ヤングーはもちろんモーウー、ムー・ヤンリンと一緒である。

ジアン・ヤングーはカードセット「灯争大戦」で2度目のカード化になるが、今回は「忠実な相棒、モーウー(Mowu, Loyal Companion)」も一緒に初カード化されて登場している。しかし、灯争大戦には青のプレインズウォーカーに該当するキャラクターが多すぎたようで、ムー・ヤンリンはカード収録されていない。

ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu)

ジアン・ヤングーの設定画(公式記事より引用)
画面クリックで元記事に

ジアン・ヤングーのフレイバー・テキスト

ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu)

ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

“How did you cross the Blind Eternities with a dog?” Gideon asked, perplexed.
“He’s a magic dog,” Jiang said with a shrug, as if that explained everything.
–Gideon Jura and Jiang Yanggu, War of the Spark: Ravnica by Greg Weisman
「どうやって犬を連れて久遠の闇を渡ったんだい?」ギデオンは戸惑いながら尋ねた。
「こいつは魔法の犬なんです」とジアンは肩をすくめる。全部説明したと言わんばかりに。
ギデオン・ジュラとジアン・ヤングー(Greg Weisman著『War of the Spark: Ravnica』より)
引用:ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

このフレイバー・テキストは小説War of the Spark: Ravnicaからの抜粋である。

ジアン・ヤングーの日本オリジナルアート版

ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。



ジアン・ヤングーとモーウーの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でジアン・ヤングーとモーウーの登場するカード

灯争大戦のストーリー

第二幕第一場

第二幕第一場でのプレインズウォーカー集合の情景は圧巻だが、注目のストーリーに指定されているカードはない。この第二幕第一場は登場人物の顔見せ的な意味合いが強いと思われる。

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでは、ジアン・ヤングーとモーウー、ムー・ヤンリンは常に一組で描写されている。ビーコン発信を受けてラヴニカに到来したが、プレインズウォークで出現した描写は描かれていない。

古呪(The Elderspell)の発動後に、ゲートウォッチの先導で一旦後退して状況把握と情報交換のために集合した際に初登場している。したがって、WAR Story Scenesのストーリー「第二幕第一場」よりも小説では遅い登場である。

答え合わせ(ネタバレ注意)
ジアン・ヤングーとモーウー、ムー・ヤンリンはラヴニカ市民を救出する任務に就いて行動していた。この任務にはアジャニ(Ajani)ファートリ(Huatli)カジ(Khazi)らが参加していた(カジは途中で灯を収穫されてしまった女性プレインズウォーカー)。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
今作ではジアン・ヤングー本人は登場しない。出番がないのはモー・ウーもムー・ヤンリンも同じだ。
その後どうなった?(ネタバレ注意)
ただし、ヴラスカ(Vraska)が灯争大戦当日中のヤングーのことを思い出す場面がある。

ヴラスカはヤングーを、デヴカリン・エルフの戦災孤児カイテリンガ(Kyteringa)を救い出し、ヴラスカに託した人物として記憶している。ところが、戦争時の混乱のためかヤングーの名前をヤングリング(Yangling)と間違えて覚えてしまっていた。

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