カードセット「基本セット2020」の本体には収録されていない番外カード一覧。
基本セット2020自体にはストーリー的な柱がないので、個別記事を作るまでもないカードはここにまとめている。
番外カードの内でもプレインズウォーカー・デッキ収録のものはそちらにまとめた。
公式カードデータベースGathererには、他の基本セット2020のカードと一緒に登録されている。一方、公式カードギャラリーには番外カードは登録されていない(リンク)。
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基本セット2020の番外カードの傾向
おそらくここ番外カードでしか露出がないであろう新カードや新イラスト、新規フレイバー・テキストが思いのほか多くて驚かされた。そのうえ、基本セット2020カードセット全体を通したミニストーリーのシリーズの一部が番外カードにもチラホラあった。私個人としては今回改めて総チェックをしなかったら、情報を取りこぼしたままであと何年も気付くことはなかったかもしれない。
プレインズウォーカー1や伝説のクリーチャーはいないが、プレインズウォーカーのビビアン・リード(Vivien Reid)に言及するカードが3種類ある→エリマキサンドワラ(Frilled Sandwalla)、尊き一角獣(Prized Unicorn)、沼踏み(Bogstomper)。沼踏みのフレイバー・テキストは再録だが他2種類は新規フレイバー・テキストである。
フレイバー・テキストには以下のようなキャラクターがおそらく初登場している。
- イクセス王(King Ixes)→幻影の戦士(Phantom Warrior)
- ザルゴス湿原のモドリス(Modriss of Zargoth Fen)→墓暴き(Disentomb)、骸骨射手(Skeleton Archer)
- 墓の哲人、ジェデグ(Jeddeg, philosopher of graves)→歩く死骸(Walking Corpse)
- ケラル砦の侍祭、フェルジス・オージン(Phelgis Ojin, Keral Keep acolyte)→飲み込む噴火(Engulfing Eruption)
過去カードからの完全な引用として登場した既存キャラクターもいる。
- ギデオン(Gideon)→鉄覆いのクロヴァド(Ironclad Krovod)と信頼あるペガサス(Trusted Pegasus)
- アヴィトーラ将軍(General Avitora)→包囲マストドン(Siege Mastodon)
- エルフの大ドルイド、ダイオヌス(Dionus, elvish archdruid)→樫変化(Oakenform)
再録カードの中には以前と同じフレイバー・テキストを持つものがあるが、和訳製品版で文章が修正されているものがある。→ゴブリンの通り魔(Goblin Assailant)
番外カード・白コモン
砦の執行官(Bastion Enforcer)
名誉の砦に本部のあるギラプールの兵士は、都市の平和維持という任務を担っている。
引用:砦の執行官(Bastion Enforcer)のフレイバー・テキスト
砦の執行官(Bastion Enforcer)はカードセット「霊気紛争」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストが差し変わっている。
したがって、このカードはカラデシュ次元に属している。
協約のペガサス(Concordia Pegasus)
薄暗い秋の曇り空に垣間見える白い翼は、良い時期の訪れを思い起こさせてくれる。
引用:協約のペガサス(Concordia Pegasus)のフレイバー・テキスト
協約のペガサス(Concordia Pegasus)はカードセット「ラヴニカの回帰」からの再録カード。イラストはカードセット「ラヴニカの献身」再録時のバージョン。フレイバー・テキストは新規のものに差し変わっている。
したがって、このカードはラヴニカ次元に属している。
ハズダーの士官(Haazda Officer)
「お前たち2人はあの路地を調べろ!お前は俺と来い!窓やベランダ、屋上に注意しろ。サカナタコガニに何ができるのか分からんからな!」
引用:ハズダーの士官(Haazda Officer)のフレイバー・テキスト
ハズダーの士官(Haazda Officer)はカードセット「ラヴニカの献身」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
したがって、このカードはラヴニカ次元に属している。
帝国の先導(Imperial Outrider)
Her mount’s hollow crest can produce a trumpeting warning that carries for miles, summoning more knights to her aid.
彼女が乗る恐竜には中空の冠毛があり警報を響かせる。その音は何マイルも伝わり、彼女に従う騎士たちを呼び集める。
引用:帝国の先導(Imperial Outrider)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
帝国の先導(Imperial Outrider)は基本セット2020版の「Spellslinger Starter Kit」に収録される新規のカード。
カード名とイラストを見るに、このカードはイクサラン次元の太陽帝国に属していると考えられる。
このカードと同じ、恐竜に騎乗し、カード名が「先導(Outrider)」であるカードには、過去にドミナリア次元の「ヴィーアシーノの先導(Viashino Outrider)」が存在している。
鉄覆いのクロヴァド(Ironclad Krovod)
「公有地の出口を塞がなければ!大きくて重いものが必要だ。何が使える?」
–ギデオン・ジュラ
引用:鉄覆いのクロヴァド(Ironclad Krovod)のフレイバー・テキスト
鉄覆いのクロヴァド(Ironclad Krovod)はカードセット「灯争大戦」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
したがって、このカードはラヴニカ次元に属している。
灯争大戦初出時の情報は灯争大戦:鉄覆いのクロヴァドを参照のこと。
うろつくカラカル(Prowling Caracal)
狩り手が都市で生き残るには、誰よりも狡猾でなければならない。確実に殺せる場合にのみ襲撃し、痕跡は誰にも見られない場所にのみ残すのだ。
引用:うろつくカラカル(Prowling Caracal)のフレイバー・テキスト
うろつくカラカル(Prowling Caracal)はカードセット「ラヴニカの献身」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
したがって、このカードはラヴニカ次元に属している。
包囲マストドン(Siege Mastodon)
「忌まわしき者の壁は必ずや落ちる。攻城兵器を用意せよ。戦場へ向かうぞ!」
–アヴィトーラ将軍
引用:包囲マストドン(Siege Mastodon)のフレイバー・テキスト
包囲マストドン(Siege Mastodon)はカードセット「基本セット2010」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストはカードセット「基本セット2011」再録時のバージョン。
アヴィトーラ将軍(General Avitora)は基本セット2011のフレイバー・テキストで初登場したキャラクター。
返報(Take Vengeance)
「貴様の死は慰めとなろう。貴様の消滅は喜ばしき修正となろう。そして貴様の終わりを知った時には皆が安堵するであろう。」
引用:返報(Take Vengeance)のフレイバー・テキスト
返報(Take Vengeance)はカードセット「基本セット2019」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
信頼あるペガサス(Trusted Pegasus)
信頼あるペガサス(Trusted Pegasus)はカードセット「灯争大戦」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストが削除されている。
したがって、このカードはラヴニカ次元に属している。
イラストは生前のギデオン・ジュラ(Gideon Jura)。このカードは灯争大戦のストーリーの一場面である。
番外カード・白レア
天使の守護者(Angelic Guardian)
天使の守護者(Angelic Guardian)はカードセット「基本セット2019」のギフトパック(2018年度版)からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストが削除されている。
番外カード・青コモン
珊瑚マーフォーク(Coral Merfolk)
マーフォークは故郷の珊瑚礁を隅々まで知っている。平和なときには庭であり、戦争が始まれば避難所や要塞となるのだ。
引用:珊瑚マーフォーク(Coral Merfolk)のフレイバー・テキスト
珊瑚マーフォーク(Coral Merfolk)はカードセット「ウルザズ・サーガ」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも新規のものに差し変わっている。
初出時はドミナリア次元のマーフォークであったが、再録版のマーフォークの生息次元がどこであるか特定する情報に欠けている。
ウルザズ・サーガ初出時の設定や登場作品などはこちらを参照のこと。
幻影の戦士(Phantom Warrior)
“Only when I saw my enemy walk through all my defenses, untouchable as the moon in the sky, did I truly know what it is to be afraid.”
–King Ixes
「夜空に浮かぶ月のように、敵が衛兵の側を通り過ぎるのを見て初めて、余は真に恐れるべきものを知ったのだ。」
–イクセス王
引用:幻影の戦士(Phantom Warrior)のフレイバー・テキスト
幻影の戦士(Phantom Warrior)はカードセット「ウェザーライト」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも新規のものに差し変わっている。
イクセス王(King Ixes)は今回が初登場か。
初出時はドミナリア次元トレイリア島の霧のクリーチャーであったが、再録版の幻影の戦士の属する次元がどこであるか特定する情報に欠けている。
ウェザーライト初出時の設定や登場作品などはこちらを参照のこと。
噛みつきドレイク(Snapping Drake)
Foul-tempered, poorly trained, and mule-stubborn, the drake is the perfect test of the master’s will.
下劣な性格で、ほとんど訓練されず、ラバ並みに頑固なドレイクこそ、主人の意思を試すには完璧な材料だ。
引用:噛みつきドレイク(Snapping Drake)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
噛みつきドレイク(Snapping Drake)はカードセット「ポータル」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストもカードセット「基本セット2010」再録時のバージョン。
フレイバー・テキストの「主人の意思を試すには完璧な材料だ」とはどういう意味なのか?「主人の意思」は原文では「the master’s will」となっており、これは「(ドレイクの)飼い主の自制心」と解釈できる。
下劣な性格で、ほとんど訓練されず、ラバ並みに頑固。このドレイクは飼い主の自制心を試すには完璧だ。
こんなところか。ペットにしても家畜にしても厄介すぎる。
番外カード・黒コモン
張り出し櫓のコウモリ(Bartizan Bats)
日が暮れると、ランタンや街灯に惹かれたものをコウモリが餌にする。
引用:張り出し櫓のコウモリ(Bartizan Bats)のフレイバー・テキスト
張り出し櫓のコウモリ(Bartizan Bats)はカードセット「ラヴニカのギルド」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。
したがって、このカードはラヴニカ次元に属している。
沼踏み(Bogstomper)
「大きさによらず、優しい草食動物なのよ。ゆっくり近づいて、鼻歌を歌って敵意はないと知らせるの。」
–ビビアン・リード
引用:沼踏み(Bogstomper)のフレイバー・テキスト
沼踏み(Bogstomper)はカードセット「基本セット2019」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
フレイバー・テキストの発言者は「ビビアン・リード(Vivien Reid)」である。
墓暴き(Disentomb)
“If we’ve run out of warm bodies, then cold bodies will have to do.”
–Modriss of Zargoth Fen
「まだ温かい死体がなければ、冷たくなった死体でもいい。」
–ザルゴス湿原のモドリス
引用:墓暴き(Disentomb)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
墓暴き(Disentomb)はカードセット「基本セット2010」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも新規のものに差し変わっている。
基本セット2020の黒カードのフレイバー・テキストに顔を見せているザルゴス湿原のモドリス(Modriss of Zargoth Fen)がここでも登場している。
フレイバー・テキストは「warm bodies」と「cold bodies」の言葉遊び・冗談である。
和訳製品版では「まだ温かい死体」となっているが、「warm bodies」は俗語で「役立たずな人、単純作業しかできない無能」という意味合いがある(単純に「温かい体」の意味もある)。つまり、この「warm bodies」は死んでいるとは限らない。そして、対する「cold bodies」は「冷えた体、冷たい体」そして「死体」の意味がある。
無能な生者を切らしたら、無脳な死者で妥協しなけりゃな。
言葉遊びを活かすなら、たとえばこんな感じでどうだろうか。
最後に和訳製品版の文章だが、モドリスにとって「冷たくなった死体」よりも「まだ温かい死体」の方が好都合である、といった余計な含みが出て来てしまっている。いまだ全容のはっきりしない新キャラクターに、翻訳によって独自設定が付加されしまうのが好ましくない。
骸骨射手(Skeleton Archer)
“Soul, flesh, even eyes—none of these are strictly necessary for deadly precision.”
–Modriss of Zargoth Fen
「魂や肉体、眼球ですら、たとえ無くとも精密な射撃は可能なのだ。」
–ザルゴス湿原のモドリス
引用:骸骨射手(Skeleton Archer)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
骸骨射手(Skeleton Archer)はカードセット「基本セット2019」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。
ザルゴス湿原のモドリス(Modriss of Zargoth Fen)がここでも登場している。
歩く死骸(Walking Corpse)
“What does it mean when the dead feed on the dead? When no new life emerges, but only more death? Is it not an endless spiral into annihilation?”
–Jeddeg, philosopher of graves
「死者が死者を賄うとはどういうことか?新たな命が生まれず死が増えるということは?これはつまり消滅へ向かう終わりなき螺旋ではないか?」
–墓の哲人、ジェデグ
引用:歩く死骸(Walking Corpse)のフレイバー・テキスト
歩く死骸(Walking Corpse)はカードセット「イニストラード」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。
墓の哲人、ジェデグ(Jeddeg, philosopher of graves)がここでも登場している。
番外カード・赤コモン
飲み込む噴火(Engulfing Eruption)
“Compared to the hunger of the fires within the earth, the appetite of a mere wurm is nothing.”
–Phelgis Ojin, Keral Keep acolyte
「地中の火の飢えに比べれば、ワームの食欲など何程のことがあろう。」
–ケラル砦の侍祭、フェルジス・オージン
引用:飲み込む噴火(Engulfing Eruption)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
飲み込む噴火(Engulfing Eruption)は基本セット2020版の「Spellslinger Starter Kit」に収録される新規のカード。
ケラル砦の侍祭、フェルジス・オージン(Phelgis Ojin, Keral Keep acolyte)は今回が初登場か。
ケラル砦はレガーサ次元の地名であるので、このカードは噴火に飲み込まれるレガーサのワームを描出している。
恐れなき矛槍兵(Fearless Halberdier)
「ボロス軍に身を置いたこともあったわ。でももう一日中命令を受けるのはうんざりよ。」
引用:恐れなき矛槍兵(Fearless Halberdier)のフレイバー・テキスト
恐れなき矛槍兵(Fearless Halberdier)はカードセット「ラヴニカのギルド」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
したがって、このカードはラヴニカ次元に属している。
ゴブリンの通り魔(Goblin Assailant)
What he lacks in patience, intelligence, empathy, lucidity, hygiene, ability to follow orders, self-regard, and discernible skills, he makes up for in sheer chaotic violence.
彼に欠けている忍耐、知性、共感、理性、衛生、命令に従うこと、自愛の意識、識別する能力、そういったことすべてを激しく見境のない暴力が帳消しにしている。
引用:ゴブリンの通り魔(Goblin Assailant)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
ゴブリンの通り魔(Goblin Assailant)はカードセット「灯争大戦」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
したがって、このカードはラヴニカ次元に属している。
フレイバー・テキストの英語原文は同じなのだが、今回の再録に際して和訳版は翻訳が差し変わっている。「自分を大切にすること、目に見える技能」だった部分が「自愛の意識、識別する能力」へと変わっていて、少しだけ文章の冗長さが緩和されている。しかし、「discernible skills」は「このゴブリンが何かを識別する能力」と解釈しているのは間違いで、「ゴブリンが外から見られた時に認識されるような技術」という意味だと思われてならない。以前の訳の「目に見える技能」の方がむしろ良かったのではないか。
灯争大戦初出時の情報は灯争大戦:ゴブリンの通り魔を参照のこと。カード名やフレイバー・テキストの和訳についても指摘している。
敵意あるミノタウルス(Hostile Minotaur)
The bellow of a minotaur always translates to “charge.”
ミノタウルスの怒鳴り声はいつでも「突撃」という意味だ。
引用:敵意あるミノタウルス(Hostile Minotaur)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
敵意あるミノタウルス(Hostile Minotaur)はカードセット「基本セット2019」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
フレイバー・テキストで「怒鳴り声」と訳されている「bellow」は「牛の鳴き声、吠え声」のことを指す言葉。牛系人型種族ミノタウルスだからこその表現である。
敏捷な鳥突き(Nimble Birdsticker)
「上を行くもの全部突く。」
引用:敏捷な鳥突き(Nimble Birdsticker)のフレイバー・テキスト
敏捷な鳥突き(Nimble Birdsticker)は基本セット2020版の「Spellslinger Starter Kit」に収録される新規のカード。
瓦礫帯の世捨て人(Rubblebelt Recluse)
ギルドに入るということは、たとえそれがグルールであっても、自らの独立性の一部を失うことになる。彼は自分の壊したいものを壊すことを選んだ。
引用:瓦礫帯の世捨て人(Rubblebelt Recluse)のフレイバー・テキスト
瓦礫帯の世捨て人(Rubblebelt Recluse)はカードセット「ラヴニカの献身」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
したがって、このカードはラヴニカ次元に属している。
番外カード・赤アンコモン
火山のドラゴン(Volcanic Dragon)
「普通の噴火じゃないみたいだ!」
–石持ちグラズラッシュの最後の言葉
引用:火山のドラゴン(Volcanic Dragon)のフレイバー・テキスト
火山のドラゴン(Volcanic Dragon)はカードセット「ミラージュ」からの再録カード。イラストはカードセット「基本セット2012」再録時のバージョン。フレイバー・テキストは新規のものに差し変わっている。
フレイバー・テキストは「ドラゴンと最期の言葉」シリーズの1つ。
番外カード・赤レア
不死のフェニックス(Immortal Phoenix)
不死鳥の炎は静かに燃えるので、音を立てずに渓谷を滑空できる。
引用:不死のフェニックス(Immortal Phoenix)のフレイバー・テキスト
不死のフェニックス(Immortal Phoenix)はカードセット「基本セット2019」のギフトパック(2018年度版)からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
番外カード・緑コモン
逆毛の猪(Bristling Boar)
体表から突き出ている尖った骨は防御の役に立つが、辺りを囲む木々の葉がまとわりつくことで擬態にもなる。
引用:逆毛の猪(Bristling Boar)のフレイバー・テキスト
逆毛の猪(Bristling Boar)はカードセット「基本セット2019」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。
梢の蜘蛛(Canopy Spider)
あの蜘蛛がいるおかげで、林冠に恐ろしい厄介ものは何一ついない……あの蜘蛛自身以外は。
引用:梢の蜘蛛(Canopy Spider)のフレイバー・テキスト
梢の蜘蛛(Canopy Spider)はカードセット「テンペスト」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストはカードセット「基本セット第7版」再録時のバージョン。
初出時はラース次元に生息する蜘蛛であったが、ラースは3世紀以上前、ドミナリア次元に次元被覆して同化してしまっており、現時点では独立した次元としては存在していない。私には、ラース起源の蜘蛛がドミナリアに根付いている、そのことを示唆しているように思えてならない。
エリマキサンドワラ(Frilled Sandwalla)
「どんなに小さな生き物だって、縄張りを守るためには獰猛になるわ。」
–ビビアン・リード
引用:エリマキサンドワラ(Frilled Sandwalla)のフレイバー・テキスト
エリマキサンドワラ(Frilled Sandwalla)はカードセット「破滅の刻」からの再録カード。イラストは据え置き。フレイバー・テキストだけが差し変わっている。
このトカゲはアモンケット次元に生息している。そして、フレイバー・テキストの発言者は「ビビアン・リード(Vivien Reid)」である。ということは、ビビアンはアモンケットを訪問したことがあると考えられる。
樫変化(Oakenform)
「獣が強き樫の中に身を潜めたとき、弓が何の役に立つのか?樫が自らの中に怒れる獣を囲ったとき、斧が何の役に立つのか?」
–エルフの大ドルイド、ダイオヌス
引用:樫変化(Oakenform)のフレイバー・テキスト
樫変化(Oakenform)はカードセット「基本セット2010」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも据え置き。
エルフの大ドルイド、ダイオヌス(Dionus, elvish archdruid)は基本セット2010のフレイバー・テキストで初登場したキャラクター。
尊き一角獣(Prized Unicorn)
“Friend and foe alike are irresistibly drawn to its beauty–the good, to their lasting reward, and the evil, to their brief and painful regret.”
–Vivien Reid
「あの美しさは敵も味方も同じように惹きつけ、善良な者には永遠の褒賞を、邪悪な者には一瞬の後悔を与える。」
–ビビアン・リード
引用:尊き一角獣(Prized Unicorn)のフレイバー・テキスト
尊き一角獣(Prized Unicorn)はカードセット「基本セット2010」からの再録カード。イラストもフレイバー・テキストも新規のものに差し変わっている。
フレイバー・テキストの発言者は「ビビアン・リード(Vivien Reid)」である。
森林の神秘家(Woodland Mystic)
“I sing to the branches, and they reach to the sky. I sing to the leaves, and they open to the sun. I sing to the roots, and they dig their fingers deep. I sing the song that creation sung.”
「枝に歌えば空まで届く。樹葉に歌えば陽を受ける。樹根に歌えばその指伸びる。私の歌は創造の歌。」
引用:森林の神秘家(Woodland Mystic)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版
森林の神秘家(Woodland Mystic)は新規のクリーチャー・カードである。
プレインズウォーカー・デッキ
基本セット2020用のプレインズウォーカー・デッキ。単色の構築済みデッキ5種類。
基本セット2020本体には封入されておらず、プレインズウォーカー・デッキでのみ入手できるカードが存在している(以下の各記事を参照)。
- 白のプレインズウォーカー・デッキ(黄金のたてがみのアジャニ)
- 青のプレインズウォーカー・デッキ(ムー・ヤンリン)
- 黒のプレインズウォーカー・デッキ(ソリン)
- 赤のプレインズウォーカー・デッキ(チャンドラ・ナラー)
- 緑のプレインズウォーカー・デッキ(ビビアン・リード)