灯争大戦:暴君潰し、サムト

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暴君潰し、サムト(Samut, Tyrant Smasher)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カードである。

暴君潰し、サムトの解説

暴君潰し、サムト(Samut, Tyrant Smasher)

データベースGathererより引用

暴君潰し、サムト(Samut, Tyrant Smasher)は灯争大戦のストーリー「第二幕第一場(Act2, Scene1)」に属するカードとして紹介されている(WAR Story Scenes参照)。

サムトはアモンケット次元出身の人間女性のプレインズウォーカー。コペシュ1二刀流の達人で、スピードと筋力を増強させて戦うことができる。

アモンケットは、ニコル・ボーラス(Nicol Bolas)によって歴史と世界を改変されて、次元の住人や神々ですら偽りの世界で騙されていた。サムトは世界の真実に気付いた者の1人として抵抗運動を行い、アモンケット・ブロックのストーリーではギデオン(Gideon)らゲートウォッチと交流を持った。

アモンケット・ブロックのストーリーは最後にはニコル・ボーラスが降臨し、神々は殺され、ゲートウォッチは敗退し、次元は荒廃してしまった。逃げ延びられなかったアモンケットの住人や生き物はボーラスのアンデッド下僕である永遠衆に改造されて、来るべき戦争の軍団として出陣を待ち構えている。

そして今回の「灯争大戦」では、ラヴニカ次元の中心に次元橋が開き、永遠衆によって構成された戦慄衆軍団が次元を超えて進軍してくることとなった。サムトは暴君ボーラスを潰し、下僕にされた同郷の者たちの魂を解放し名誉を回復させることができるのだろうか?



暴君潰し、サムトのフレイバー・テキスト

暴君潰し、サムト(Samut, Tyrant Smasher)

暴君潰し、サムト(Samut, Tyrant Smasher)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、暴君潰し、サムト(Samut, Tyrant Smasher)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

Samut fought with a fury and a passion Teyo had never seen before. She seemed to know the names of every single one of her lazotep foes, grimly saying, “You are free, Eknet. You are free, Temmet. You are free, Neit,” as she slew each one.
–War of the Spark: Ravnica by Greg Weisman
サムトの戦いぶりからは、テヨがこれまで見たこともないほどの怒りと熱情が感じられた。彼女はラゾテプ鉱石に覆われた敵一人一人の名前を知っているようで、敵を打ち倒すたびに顔を歪めてつぶやいていた。「あなたは自由よ、エクネト。あなたは自由よ、テムメト。あなたは自由よ、ネイト……」
–Greg Weisman著『War of the Spark: Ravnica』より
引用:カード名のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

サムトのフレイバー・テキストは新規のものではなく、小説War of the Spark: Ravnicaの第26章からの引用である。

暴君潰し、サムトの日本オリジナルアート版

暴君潰し、サムト(Samut, Tyrant Smasher)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。



サムトの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でサムトが関係するカード

灯争大戦のストーリー

第二幕第一場

第二幕第一場でのプレインズウォーカー集合の情景は圧巻だが、注目のストーリーに指定されているカードはない。この第二幕第一場は登場人物の顔見せ的な意味合いが強いと思われる。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
サムトは前作War of the Spark: Ravnicaの最後にはラヴニカ次元に居残っていた。その直後から始まる今作でもラヴニカに留まっている。

灯争大戦の翌日、ギデオン(Gideon)の遺品をテーロスに埋葬するために集まったプレインズウォーカーたちの中にサムトの姿があり、チャンドラ(Chandra)らと共に、ギデオンの故郷テーロス次元にプレインズウォークした。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
サムトはテーロスでのギデオンの葬儀に参列してはいてもその言動には言及がされず、式が終わるとその他の参列者と同様にテーロスを立ち去った(テーロスの場面では、サムトは名前すら登場しない)。
その後どうなった?(ネタバレ注意)
テゼレット(Tezzeret)の追跡を開始したラル・ザレック(Ral Zarek)放浪者(The Wanderer)はアモンケット次元から捜索を始める。放浪者はその能力によってテゼレットが最後に目撃された場所からプレインズウォークの痕跡を追えるというのだ。そこに前触れなくサムトが現れる。アモンケットの生き残った神ハゾレト(Hazoret)の命じによって2人を案内するように遣わされたのだった。ラルと放浪者をアモンケット次元から送り出した以降はサムトの出番はない。

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