灯争大戦:太陽の義士、ファートリ

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太陽の義士、ファートリ(Huatli, the Sun’s Heart)カードセット「灯争大戦」収録のプレインズウォーカー・カード。

太陽の義士、ファートリの解説

太陽の義士、ファートリ(Huatli, the Sun's Heart)

データベースGathererより引用

太陽の義士、ファートリ(Huatli, the Sun’s Heart)はイクサラン次元出身の人間女性のプレインズウォーカー。戦闘技術と弁論術、詩吟の才能に秀でている。

ファートリは2017年-2018年のイクサラン・ブロックが初出である。イクサラン次元の太陽帝国の恐竜騎士1であり、黄金の都オラーズカの探索の使命を帯びることで、イクサラン・ブロックのストーリーに関わることになった。

イクサランのストーリーのエピローグにおいて、ファートリは初の次元移動を成功させカラデシュ次元を訪問した。そこで地元のプレインズウォーカーのサヒーリ・ライ(Saheeli Rai)と知り合いになっている。灯争大戦でも2人で登場することが予想される。



太陽の義士、ファートリのフレイバー・テキスト

太陽の義士、ファートリ(Huatli, the Sun’s Heart)

太陽の義士、ファートリ(Huatli, the Sun’s Heart)
ステンドグラス・デザイン版
公式記事より引用

Magic: The Gathering Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ)」のステンドグラス・デザイン版、太陽の義士、ファートリ(Huatli, the Sun’s Heart)にはフレイバー・テキストが特別に設けられている。

Staring down at the lazotep-clad bodies scattered around her, Hautli considered the opening lines of a poem in their honor. The warriors of Amonkhet deserved that much.
あたりに散らばるラゾテプ鉱石に覆われた死体を見つめながら、ファートリは彼らの名誉の詩の冒頭を考えた。アモンケットの戦士たちは、それに値する者だった。
引用:太陽の義士、ファートリ(Huatli, the Sun’s Heart)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナの和訳

このフレイバー・テキストは完全新規のものである。戦士であり詩人であるファートリらしいものだ。このカードのイラストが描出する状況ともピタリとはまっている。

太陽の義士、ファートリの日本オリジナルアート版

太陽の義士、ファートリ(Huatli, the Sun’s Heart)
日本オリジナルアート版
公式記事より引用

カードセット「灯争大戦」のプレインズウォーカー・カードには、日本オリジナルアート版が存在している。これは日本語版「灯争大戦」のパックから約50%の確率で普通のカードの代わりに出てくるものだ。



ファートリの登場するカード

カードセット「灯争大戦」の中でファートリが関係するカード

小説War of the Spark: Ravnicaで答え合わせ

小説War of the Spark: Ravnicaでは実際どうだったのか?
(灯争大戦小説:AMAZON(電子書籍Kindle版あり) / 楽天(電子書籍Kobo版あり)

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

答え合わせ(ネタバレ注意)
小説War of the Spark: Ravnicaでは、ファートリはやはりサヒーリ・ライ(Saheeli Rai)とともに登場する。

2人が最初に登場して合流したのは、テヨ(Teyo)、ラット、ケイヤ(Kaya)サムト(Samut)キオーラ(Kiora)らと、ヴォレルのシミック、ドムリ(Domri)のグルール、マーレー(Maree)のイゼットの合同軍であった。

ところが、その後はファートリとサヒーリが組んで同じ作戦行動を執ることはなかった。

答え合わせ(ネタバレ注意)
古呪(The Elderspell)の発動後、ゲートウォッチの先導で一旦後退して状況把握と情報交換のために集合した際、ファートリとサヒーリは大勢のプレインズウォーカーの中にその姿を確認できる(この時点から2人は別々に行動している)。
その場では、ファートリはイクサランで因縁のあるアングラス(Angrath)に不信の目を向け、煽るような言動を取った。しかし、ファートリはアングラスからは愛する娘たちの下に帰還したいという心情を包み隠さず明かされた。
答え合わせ(ネタバレ注意)
永遠神ロナス(God-Eternal Rhonas)が率いる永遠衆の軍団が襲来し戦闘が始まった。陸上部隊としてアングラスが先陣を切って永遠衆を薙ぎ払う。ファートリはアングラスが鎖を振るう隙をサポートするように組んで戦っていった。
答え合わせ(ネタバレ注意)
ファートリはその後、アジャニ(Ajani)ジアン・ヤングー(Jiang Yanggu)ムー・ヤンリン(Mu Yanling)カジ(Khazi)らと共に、ラヴニカの市民を救出する作戦に参加している(カジは途中で灯を収穫されてしまった女性プレインズウォーカー)。
ここが作中での最後の登場となっており、救出任務の後の戦いではファートリの言及がない。
答え合わせ(ネタバレ注意)
ファートリの特徴である「恐竜」との関係性は全く描かれなかった。恐竜を召喚したり、騎乗したり、その手の活躍はカード上でしか描かれていないことになる。むしろ小説では、ファートリは両手に持った小型の丸い刃物で戦う活躍が目につく。
答え合わせ(ネタバレ注意)
カードセット「灯争大戦」のストーリー(WAR Story Scenes参照)では、ファートリの言及がないものの、実は「第二幕第一場(Act2, Scene1)」のキャラクター達と同時に登場している。小説を見ると、名前付きのプレインズウォーカー複数との絡みもあり、台詞もそこそこに与えられている。

ファートリは総合的に見て、第二幕に属するキオーラやナヒリ(Nahiri)ソリン(Sorin)よりもよっぽど活躍の場が与えられたキャラクターであった。台詞のないダブリエル・ケイン(Davriel Cane)よりも扱いで勝っており、ジアン・ヤングーや放浪者(The Wanderer)と比べても同等以上である。

小説War of the Spark: Forsakenでその後どうなった?

小説War of the Spark: Ravnicaの続編小説War of the Spark: Forsakenではどうなったのか?

※ネタバレ※になる記述なので、小説を読む体験を損なう可能性があります。
テキストは折り畳まれています。表示する際には注意してください。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
ファートリは灯争大戦終結後もラヴニカに残っていた。前作では最終的な所在が明らかになっていなかったが、最後までラヴニカの戦場で戦いに従事していたようだ。
その後どうなった?(ネタバレ注意)
灯争大戦の翌日、テーロス次元でギデオンを偲ぶ葬儀を執り行うことになった。ジェイス(Jace)チャンドラ(Chandra)らゲートウォッチの面々が中心となったギデオンの友人たちの式であった。ファートリは参列を希望する。
その後どうなった?(ネタバレ注意)
ファートリはギデオンとの面識はほとんどなく、実際、灯争大戦当日に顔を合わせたのが初めてである(そしてその日が暮れる前にギデオンは亡くなった)。そのため、ギデオンと親しいジェイスやチャンドラは、ファートリがテーロスの葬儀に参加を申し出たことを意外に思っていた。
その後どうなった?(ネタバレ注意)
ファートリはカラデシュ次元のサヒーリ・ライ(Saheeli Rai)の家で休息を取り、翌朝、ラヴニカで参列者と合流してテーロスに移動した。参列者はジェイス、チャンドラ、ニッサ(Nissa)カーン(Karn)サムト(Samut)テフェリー(Teferi)アジャニ(Ajani)タミヨウ(Tamiyo)、サヒーリ、そしてファートリである。

そしてギデオンの葬儀で、ファートリは彼の名誉を讃える詩を捧げたいと願い出る。ファートリの詩は故人の友人たちの心を打つものだった。チャンドラは歌い上げるファートリに対して、ギデオンのことなんてほとんど知らないくせにこの詩はなんて響くのだろう、と心の内で思うのだった。

その後どうなった?(ネタバレ注意)
葬儀後のファートリの動向については言及がないため、テーロスからどこに向かったのかは不明である。

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